Adobe Photoshop 2022でペンのパスがバグるのは「メモリ不足」だった・・・
先日書いた「Adobe Photoshop 2022(23.4.1)でペンのパスがバグって困る件」の続報ですが、結論から言うと「おまかん」ならぬ「おれかん」でした。オレのPCの環境のせいでした。
一応、オレがやったことを書いておきます。
まずは何が起こってるのか。動画にしました。百聞は一見にしかず。
800*600サイズのJPEGを20枚くらい開いたときは問題ないけど、30枚以上開くとパスの描画がグレーになってしまうバグです。これが発生してるときは他の選択状態の点線などもバグります。
オレのPC環境
2年くらい前に買った自作PC的なやつです。
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i7-9700K CPU @ 3.60GHz 3.60 GHz
実装 RAM 32.0 GB
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
エディション Windows 10 Pro
GPU プロセッサ: NVIDIA GeForce GTX 1050
DirectX バージョン: 12.0
グラフィックス メモリの使用可能容量: 18398 MB
専用ビデオ メモリ: 2048 MB GDDR5
いつから起きたトラブルか?
仕事上、800*600くらいのサイズの小さいJPEGファイルを200~300枚くらい一度に開くことはよくありますが、今まで何の問題も無かった。けど今年の夏くらいから選択したときの点線がグレーのショボイ線になったりCtrl Tで回転したときの線がバグったりすることが度々起こるようになった。そして件のペンツールの問題も発生。アドビクリエイティブクラウドアプリでフォトショップは勝手にバージョンアップする設定にしてるので、きっと今年の夏のバージョンUPのタイミングでそうなったものと思われた・・・
オレがやったこと1:NVIDIA GeForce GTX 1050のドライバ更新
パソコン歴40年のオレですから困ったときは「再起動」←これは当然のこととして行いました。が、状況は変わらず。次はグラフィックボードのドライバ更新。が、ここでひと悶着あり。伝統的にNVIDIA公式のドライバダウンロードページは苦手です。ゲーマーじゃないのでそもそもグラボになんて1mmも興味ありません。だから、じぶんのグラボのことなんて知りません。故にどのドライバを落とせばいいかわからない😂
Windowsの情報からオレのグラボは NVIDIA GeForce GTX 1050というのはわかる。けど公式ページのプルダウンにGTX1000?が無い。
そしてよくよく調べたらGTX1050はまさかの10シリーズなんだそう。
えええええーーーーコンピューター歴40数年のオレですが4桁のコードついてるのに2桁のシリーズに含まれるとか一度も聞いたことねーっす。DBでいうとintegerとText・Charが混じってる感じ🤣こんなことがたびたび起こるのでNVIDIAは苦手なんですよ。そんな中、GeForce Experienceっていうアプリをインストールすればドライバを常に最新版にアップデートしてくれるらしい👍
で、これをインストールし起動。そしたらユーザー登録を求められた。SNSログインもできるっぽい。が、しかし・・・・その日はNVIDIAのサーバーが不調だったようだ。FacebookでログインとかGoogleでログインとかで登録し個人情報散々入力させられて、最後に謎のエラーが発生🤣🤣しかも生のパースされてないJSONだかXMLだか謎のエラーが出てきた🤣 って、個人情報やパスワード入れさせられて最後にエラー、って、あなた、、フィッシング詐欺サイトとやってること一緒なんですけど・・・。さすがグレートUSA!だぜ。NVIDIA株も一時期凄かったし(無関係)。
結局、このGeForce Experienceのアカウントを作れたのは翌々日でした。オレの個人情報返して・・・
話がだいぶフォトショップから逸れたけど、結果的にグラボのドライバ更新してもフォトショップのバグは治らずでした。チーン。
オレがやったこと2:アドビ公式サイトに書かれてるトラブルシューティングを全部試した・・・が、ダメだった
今回オレが遭遇してるトラブルは少ないながら他の人にも起こっています。ただしドンズバな解決策はネットにないです。それでもアドビ公式サイトにはいくつかのやるべきことが書かれてます。
オレの涙ぐましい検索をクロームの履歴から察してください
おかしいなと思ったら(Photoshop)
↑ここに書かれてることは全部やったけど状況変わらず。
ちなみにペンツールの線の描画はGPUが担当してるようです。なので以下のページで結構イイセンまで行けます。
Photoshop のグラフィックプロセッサー(GPU)およびグラフィックドライバーに関する問題のトラブルシューティング
公式に書かれてることは隈なくやったけどダメでした。
ちなみにグラボそのものはフォトショップからお墨付きはもらっています。
オレがやったこと3:フォトショップを可能な限りバージョンダウンしたけどダメだった
AdobeCCでフォトショップを最新版にしてもダメで、バージョンダウンでもダメでした。
最古がV22.0、最新がV23.5。業務上WEBPファイルを多用するのでできればネイティブ対応してるV23.2以降を使いたい。が、背に腹は変えられないんで22.0まで落としてみた。
が、状況変わらず😱 22.0の頃はこんな事起きなかったけどなぁぁぁ。これはフォトショップっていうよりグラフィックボードのドライバの問題な気がしてきた・・・。
その後も23代をいくつか試した。線がバグるようになるJPEG枚数は多少変わるけど、バグが発生するのはするんですよ。もうお手上げ。
オレがやったこと4:公式サポートにすがってみたけどダメだった
日本法人は開発元じゃないから何も期待はしてませんが、一応公式のサポートにチャットで聞いてみた。普段はサポートする側のオレなので逆の立場になったらもう用意周到ですよ。
まずはバグが発生する状況を動画にした。冒頭に載せたのがその動画です。ここに載せるためでなく、アドビのサポートの人に説明するために作ったやつです。そして、フォトショップが吐き出すデバッグに必要であろう全データをチャット画面にペーストした。
ねぇ、こんな優秀な質問者過去にいました?🤣🤣
デバッグに必要であろう全データとは以下のデータです。
↓こんな感じの情報が600行くらいのテキストで吐き出される。
Adobe Photoshop バージョン : 23.5.0 20220809.r.669 0e07917 x64
起動回数 : 285
オペレーティングシステム : Windows 10 64 ビット
バージョン : 10 10.0.19043.1706
システム構成 : Intel CPU ファミリー : 6、モデル : 14、ステッピング : 12 MMX、SSE Integer、SSE FP、SSE2、SSE3、SSE4.1、SSE4.2 実装、AVX、AVX2
物理プロセッサー数 : 8
プロセッサーの速度 : 3600 MHz
内蔵メモリ : 32701 MB
空きメモリ : 20663 MB
Photoshop で使用できるメモリ : 25137 MB
Photoshop で使用されているメモリ : 69 %
クラッシュハンドラー : Adobe
この情報と冒頭の動画をヘルプの人に渡したのに、ヘルプの人は開口一番に
「メモリどれくらい積んでますか?」
😱😱😱😱😱😱😱
お、おいっ。そんなこといちいち聞かれたくないから情報全部先に渡してますってば🙇♂️🙇♂️
内蔵メモリ : 32701 MB
思わず「32GBですが、既にその情報渡してます」て返信したぜ。大丈夫かこのヘルプのひと?きっとオレのほうがコンピューターには100倍詳しいと思う・・・。
そんな感じで始まったサポートチャットですが結論からいうと、向こうがやってほしいことはオレが既に実行済みであり、なんの役にも立たずでした。そして・・・
結論的に「メモリ不足」
とのことでした🙇♂️
さすが!USA!グレートUSA👍👍
結局問題は解決せず
なんでもかんでも「メモリ不足」で片付けがちですあの会社は。伝家の宝刀「お前のパソコンのスペック不足!」って言えばOKな簡単なお仕事です。プログラムも書くことがあるモノの端くれとしてなんとも羨ましい限り。
公式ではGPUメモリは最小で1.5GBって発表してます。
オレの2GBだからまーまーギリギリなのかも。
そんなこんなで問題は解決していません。今はV23.5とV22.0を同居させています。23.5だと20枚くらいでバグが発生、22.0だと50枚くらいまではセーフなので、作業内容によって切り分けてます。が、どっちしても面倒くさいわ。300枚くらい開くのは日常的なので。
でもオレが一番怪しんでるはNVIDIAのドライバーです😎
ってことで、なにも解決しなかったです🙇♂️
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