エリートTiとフック登場! ローランス魚探2016新製品
休日で暇なので久々にロランスホームページ見てみたらたくさんの新製品がでてました。
製品シリーズ体系的に
- HDS Gen3
- HDS Gen2 Touch
- Elite Ti NEW!
- Elite
- HOOK NEW!
- Mark
1と2は庶民には無縁なのでw エリート以下のところに注目すると、Tiというエリートの上位モデル、そしてエリートの下にHOOKという新シリーズが出てました。
なお、エリートシリーズも随分と多機能・高性能になっててHDSシリーズとの違いがイマイチ解りづらいです。たぶん、一番の違いは・・
●HDSシリーズはいろんなオプションを追加できる&ネットワーク化が可能
●エリートシリーズは単体でしか使えない
だと思われます(違ったらスイマセン)。エリートシリーズHPの見出しに「Standalone Fishfinder and Combo Models」ってあるんでたぶんそうです。Standaloneってコンピュータ用語でよくでるんですが、単体の・独立した機器っていうニュアンスです。
で、それらHDSとエリートの中間に位置するのが
LOWRANCE Elite Tiシリーズ
今のところ5インチと7インチモデルのみ。従来のエリートとの最大の違いは
●タッチスクリーンで操作可能
●ブルートゥース搭載
●追記:エリート7tiはネットワーク可能
でしょうか。いうならばエリートTouchみたいな。安いのも売りみたいですが同じ7インチで比べると
HDS-7 Gen3 1249ドル
HDS-7 Gen2 Touch 749ドル
Elite-7 Ti 649ドル
Elite-7 CHIRP 449ドル
HOOK-7 449ドル
うん、見事な製品体系&価格ですね。キーフィーチャーってのを見てみると
- LEDバックライトディスプレイ
- CHIRP Sonar, StructureScan®and DownScan Imaging™
- ワイヤレス接続
とあります。
1.エリートでのLEDバックライトは後発の高額機種のみ。こちらはフル採用。
2はチャープソナー(あとで書きます)とストラクチャースキャン、ダウンスキャンイメージ採用って書かれてます。
3.SDカードを使わず無線でGoFreeマップを本体に送ったりできるようです。さすがにこの辺りは先端を行ってますね!凄い。
他にもHDSにあるトラックバック(あとから戻ってマーキングするやつ)が採用されてるようです。
細かいけど割と大事な点として台座が違いますね。クィックリリースブラケットです。HDSは両端でガッチリ固定されてるやつ。こちらEliteはカチッとワンタッチで外せるやつ。ババあれ+バスボートとかだとちょいと不安なタイプ。けど、日本では頻繁につけたり外したりする事が多いので、場合によってはこっちがいいですね。
なお、オレも古いエリートを持ってますが、このブラケットを始め、ケーブル・コネクタとかは、HDSや昔のロランス機に比べてめちゃショボイ作りです。すごくコスト削っている感じ。なので、ソフトウエア的な事はHDSとエリートで大差ないかもですが、ハードウエア(外装部分)の作りとしては、エリートはちゃちいです(Tiシリーズはわかりませんが)。なので、レンタルボートでちょい使うぶんにはエリートでも十分ですが、ハードな長期使用にはちょっと不安がある感じです。
ともあれ、7インチで649ドル、5インチだと499ドルという低価格、そしてタッチ操作ができるなんで夢のようですね!日本モデルはいくらになるんだろう?
なお、a new all-in-one Skimmer® transducer providing CHIRP, Broadband Sonar™, StructureScan® HD and DownScan Imaging™.って書かれてますが、詳細ページにStructureScan requires optional TotalScan transducer.って書かれてます。つまり本体側はストラクチャースキャン対応してるけども振動子はオプション扱い。
てことでamazonで調べたら、ストラクチャースキャンが使えるトータルスキャンモデルはまさかの1719.10ドルでした((((;゚Д゚)))) 値引きして約1000ドル。
LOWRANCE HOOKシリーズ
Hook=針!ずいぶん思い切ったシンプルな名称ですね。価格帯とラインアップ的にエリートシリーズの後継ですかな?紹介ページの冒頭が「For Any Angler, Anywhere… 」、どこでも誰でも的なエントリーシリーズ。続く本文も、よく読めませんが、入門機だけどすんげー素晴らしんだぜ!的な事が書かれている気がします。
Hookシリーズは3、4、5、7、9という液晶モニタのラインナップ。
HOOK-7、HOOK-7xみたいに後ろにxがつくやつは魚探のみ。つかないやつがGPS+魚探です。
キーフィーチャーを見ると魚探としてはチャープソナーとダウンスキャンイメージのみ。無線機能もなし。でも、液晶バックライトはLED。という感じで、エリートシリーズで培った技術や部品で安くしましたー的なモデルですかね。いわゆる「枯れた技術を採用」ってやつ。これは買う側にはとてもありがたいですね(-ω☆)
Elite-7 CHIRP 449ドル
HOOK-7 449ドル
ってエリートと値段は同じです。なので、やっぱりこれはエリートの後継ですよね。
ロランス社も大変です(´・ω・`)
HDSの開発は大変だったと思われますが、一度作ったら、あとは流用するだけ。ってことでネットワークなんかの機能をちょっと削った下位機種のエリートシリーズを発売。その後も次々と新技術を開発しHDSシリーズに採用、ちょっとするとエリートにも適用・・・っていうサイクルを繰り返してエリートシリーズも随分と派生モデルが増えてきた。モデル構成が複雑になりすぎて、ユーザーも混乱気味、っていうところで
- HDS
- Elite Ti
- Hook
っていう構成にしたんでしょうね(-ω☆) Tiシリーズは現状2モデルですが、今後はどーなるんでしょうね。気になりますね(買えないけど)
等など暇だったのでホームページを眺めて、このブログ書いてますが、カタログ値では分からないけどこの手のデバイス選びでは超大事な事がありますよね。
そう、
心臓部のハードウエアスペック(-ω☆)
ロランス魚探はCPUとかメモリ、グラフィックボート(あるのか知らないけど)的なのスペックは謎です。少なくともユーザーが簡単に見える場所には無いです。クルマで言うと見た目、サイズ、安全サポート機能、燃費などの情報は出しているけど、エンジンについては非公開みたいなw
ここまで多機能・高性能化すると、もはや普通にコンピュータなので、CPUスペックとメモリ量はもの凄い影響を及ぼします。動作がもっさりしてて毎回イライラするとか、凝ったマップ作ったらまともに作動しないとか、そーゆーのは使ってみないとわかりませんもんね。HDSでも日本語にしたら動作が重くなったなんて話をよく聞きます。
基本的に、この手のデバイスは最新が最良・最速であるはずですが、ボート用の場合、バッテリー消費とか発熱量問題があるんで、必ずしもそうではないんでは?と思われます。なので、そのへんはお店に行ったり実際のユーザーさんに話を聞くのがベストですよね。
その他のロランスネタ
CHIRP チャープ?
やたら目にするCHIRP。目の付け所がチャープ。複数の周波数を用いて、より鮮明な映像を得られる的な説明が。素のトランスデューサの性能を底上げした感じ?
遂にここまで来たのかーっていう。ブルジョアの世界なので私には無縁ですw
ま、これもHDS用オプションなので無縁ですけどもデジタルデバイス好きとしては心にぐっと来ました。ボートにつけるアンプみたいなやつですがスマホの音楽をブルートゥース経由で鳴らしたり、USB経由で動画見れたりするらしいです笑 スマホ充電も2台まで可能!Car Entertainment System てのはよく聞きますが、これはMarine Audio Entertainment System。ナビコ社のCEOさんは「“Helping anglers enjoy their time on the water has always been our top priority,”」っておっしゃってます。ボート上での楽しいことを最優先で応援するぜ!的な? それがオーディオ・動画再生なのかよ!ってツッコミたいところですが、これはクルーザーとかのお話ですよね。けっしてバスボート向けではないw でも、去年から常にボート上で音楽を聴いているオレとしては、一番心に刺さったニュースでした。趣味の釣りだから楽しいのが一番(-ω☆)
TotalScan transducer
冒頭でも書いたTotalScan transducerってSingle Transducer Solution。振動子一個で全部できる的な。現状の仕組みを鑑みると、なにげに凄い技術ですよねコレ。
他にもニュースリリースページ見てると、既存商品の値下げとかいろいろ書かれてます。
勤勉な日本人にくらべアメリカ人って仕事しねーなーって個人的に思うことがちょいちょいありますがアップル、グーグル、テスラ、そしてこのロランスと、やっぱりアメリカはすげーなーって痛感しますね(-ω☆)
カテゴリ:LOWRANCE魚探GPS