霞ヶ浦水系で増えている「ミズヒマワリ」と「ナガエツルノゲイトウ」
近年霞ヶ浦水系のあちこちで見かけるマット状の草。去年掘割川で見かけた光景は衝撃でした。赤い線が水面です。マット状の草に完全に覆われてた。
んで先日井上プロがこんなツイートをしてて2種類あることを知りました。
あまり詳しく無いので勝手な事は言えないのですが、霞水系のロコでも「ミズヒマワリ」と「ナガエツルノゲイトウ」を混同してる人がいらっしゃるので、UPしてみました。特にナガエ…の方は地上最悪の侵略的植物と言われてるそうな。ここ数年、爆発的に増えており、明らかに侵略されておりますねぇ🥹。 pic.twitter.com/GDoDxV8e9X
— 井上泰徳🇭🇺🏎=3=3🇬🇧 (@Yasu_ChampionGO) June 26, 2023
なんとなくミズヒマワリってやつだと思ってたけど実はあのマット状の草は2種類あってミズヒマワリの他に「ナガエツルノゲイトウ」という一生覚えられないだろう長い名前の草があるんだそうです。鳥の写真を始めてから草木にも興味を持ち出し写真撮ったりBIOMEというアプリに登録したりしてますが植物の名前はまじで覚えられない🤣
そんなわけでこの前の大会でまじかで見る機会があったので写真撮ってみました。これを見ればあなたも「ミズヒマワリ」と「ナガエツルノゲイトウ」を見分けられる!はず!
ミズヒマワリ
北利根川で撮ったミズヒマワリ。北利根川に点在するアシとかの植物の根本に単発で生えてた。
アシの根元あたりからオーバーハングするように生えてる。
ゆえにバスの恰好の付き場になりますね。
こちらは霞ヶ浦本湖東岸のリップラップ。
これも根っこは石積みに貼られてて葉が水面にオーバーハングしてる。割りと背が高いのもある。
ミズヒマワリの葉っぱはギザギザ
ミズヒマワリっていう名前の割に花がアザミみたいでぜんぜんヒマワリじゃないのは葉っぱがヒマワリっぽいからなんだそう🤣
ナガエツルノゲイトウと見分ける方法のベストは葉っぱのギザギザの有無ですね。
ナガエツルノゲイトウ
一方のナガエツルノゲイトウはミズヒマワリよりも背が低く広範囲にのっぺり生えてる。
ナガエツルノゲイトウの花はクローバーの花みたいな感じ。というかナガエツルノゲイトウもミズヒマワリもどっちも丸っこい白い花だから余計ややこしいですね。
だけどやっぱり明らかに葉っぱは違います。
ナガエツルノゲイトウの葉っぱでギザ無しツルツル
ミズヒマワリとナガエツルノゲイトウの共演?共生
でもってこれらの2つは混生してるんですよね。北利根川のもナガエツルノゲイトウのマットの上にミズヒマワリがある。
ページ冒頭に乗せた霞ヶ浦のミズヒマワリの写真もじつはよく見るとナガエツルノゲイトウが下に生えてる。
引きで見るとわかりやすい。ナガエツルノゲイトウがマット状に生え、ミズヒマワリはモコッと塊状で映えて背が高い。
ってことで最後に葉っぱを並べてみます。
これであなたもミズヒマワリとナガエツルノゲイトウの見分けが可能👍
オレも完全に見分け方はマスターした!
けどナガエツルノゲイトウというフルネームは一生覚えられない!事実ナガエツルノゲイトウって文中で連呼してるけど全部コピペ🤣🤣🤣
ちなみに感じだとこうなのでちょっとはイメージできますかね
長柄蔓野鶏頭
これら2種は特定外来生物に指定されてます。水門を詰まらせたり田んぼにまで侵入したりとか問題がおおいようです。詳しくは以下あたりにたくさん資料があります。
もっと詳しく同定するには『環境省特定外来生物 同定マニュアル』
農業被害について『農林水産省 外来種等が農業水利施設に及ぼす影響と対策の手引き』
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