ダイワ アルファスSVとSS SVの違い
2015年カタログが配布され、本家サイトにアルファスSVページがUPされました(-ω☆)
http://all.daiwa21.com/fishing/item/reel/bait_rl/alphas_sv/index.html
ついに(-ω☆)キラリ
で、最近バックヤードに篭もりっきりで仕事してるんで外のことは疎いオレなので、就業後に店長に聞いてみた。
「で、アルファスSVとSSSVってナニが違うの?」
店長「さっき、お客さんにも同じこと聞かれたんですが、勉強不足でまだ知りません」って(´・ω・`)
なので、カタログもらってきて自力で調べました。
違いその1:糸巻き量
SSSVが103サイズ、アルファスSVは105。昔のTD-X、TD-Z、TD-S時代から継承されてるスプールサイズを表す番手である103と105。
- 103 深い おおよそ14~16lbsクラス
- 105 浅い おおよそ10~12lbsクラス
SVが深溝だったのに対してアルファスは浅溝です。なおスプール経はアルファスが33mmでSSSVが34mmです。33mmって現行のキャスティングリールではタイ用の紅牙だけですね。RCSBは?・・・(´・ω・`)
違いその2:アルファスSVはソルト対応
SSSVはTD-Z後継ってだけあって淡水専用のバス用リール。アルファスSVはソルト対応を謳っています。全部で6個のBBが入っててそのうち4個が海水に強いとされるCRBBです。
もともと初代紫アルファスは海水OK,二代目がタイプF(フレッシュウォーター)となって淡水のみ。三代目のタイプRでまたまた海水OK。そいえば150っていう派生モデルもあったしフィネスなんちゃらもあった気が。ともかく、海水OKとなりました。
違いその3:ギア比
- アルファスSVは無印105が5.8、105SHが7.2の2種類
- SSSVは5.3・6.3・7.2の3パータン
地味にバッティングしていないという。
違いその4:アルファスはちょっと重い
SSSVが150gなのに対してアルファスSVは175g。なおタイプFも175gでした。アルファスSVは「スーパーメタルフレーム(高強度アルミ)」ってなってるので、その分重いんですかね。
150gより軽いのってスティーズリミテッドのみ。スティーズSVも150gなので、軽さを求めるならSSSVですね。
違い:その他
最大ドラグ力はどちらも4kg、ハンドル長さも80mm。写真で見る限りハンドル・ノブとも同じやつ。ベアリングはSSSVが7個、アルファス6個。仕様表をみればみるほど似てます。
あ、違いあった。アルファスSVは「タフ&リジッドクラッチシステム未対応」 って、なにそれ?って調べたらキャスティング時に起こりうるクラッチ返りを防止する機能だそうです。現行リールのほとんどについてるけどアルファスは実装無しです。
もちろん値段も違ってアルファスSVが定価30000円、SSSVが38900円。どちらも掛率が低い方の仕入れ値なので、SSSV並の値引きがアルファスSVもされると思われます。
旧アルファスとアルファスSVの違い
旧アルファスは初代・二代目・三代目を愛用してます。が、SVは見たこともないので実際の違いはわかりませんが、カタログ見る限りではSV化は当然として「ハウジングを見直し大型ギアを搭載」って書かれてます。ハンドル側のボディー形状が少し違って見えるけど(大きくなっているようにも見える)果たして実際はどーなんでしょうね。
ダイワリールの中での位置付け
今売っているダイワリールの系統をざっくり見ると
太糸巻けるガッチリ系 ジリオン・TATULA系統
細糸ベイトフィネス系 AIR系統
の2つがこの数年の大きな流れでした。昔のダイワは軽さが売りだったんですけどね。10年くらい前に初代ジリオンが出て流れが変わりました。20年近く前のバスブームの頃に比べバスが大きくなったり空前の琵琶湖フィーバーなどがあり、ジリオン路線は更に進んでZとかリョウガとかまで昇華。でも、あれはやり過ぎだと思う・・・。で、ちょっと前からアメリカ路線のタトゥーラが出てきて派生モデルもいくつか。そんな感じで初代ジリオンから始まった「ちょっと大きくて重くて・糸たくさん巻けて・丈夫なリール」路線は次々と拡大してって、今ではダイワ全リールの半数近くになってます。
もう一つの流れのベイトフィネスは、つい最近の話なのでここで語ることもない感じです。
こんな感じのここ4~5年のダイワラインナップでしたが、なにかが足りない!
そー「普通のベイトリール」が無かったんですよね。普通っていうか、昔のTD-Z、TD-Xくらいのやつ。12lbsで使うような浅溝のコンパクトなリール。つまりはアルファスクラスのリールがダイワから消えた訳です。
ちなみに、メーカーが製造終了しても、2~3年はカタログに載ってたりします。メーカーにも問屋にも在庫が無いけど、店舗在庫が残っている限りはカタログ落ちしないっぽいです。だから、アルファスもかなり前に製造中止になってたのに、まーまー長いことカタログには載ってました。
で、話を戻して、そんな感じの「関東とかで普通に使うベイトリール」が無かったんですよねここ数年。関東=ベイトフィネスみたいな事になってました。琵琶湖かベイトフィネスの二択的な・・・
なので、去年のSSSVと今年のアルファス復活は凄く嬉しいです
太糸巻けるガッチリ系 ジリオン・TATULA系統
スタンダードな SSSV・アルファスSV系統
細糸ベイトフィネス系 AIR系統
という素敵なラインナップになりました。メデタシメデタシ。
PS:スティーズは高すぎるので話題にしておりません(-ω☆)
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