白いトーナメントシャツは写真撮影がめっちゃ難しいので避けて欲しい
釣り大会におけるいわゆる「バス持ち」写真の所有枚数に関しては俺が日本一です。そして、バス持ち写真を見た回数も圧倒的に俺が日本一である自信があります。
そんな俺ですが、最近困っているのが「真っ白なトーナメントシャツを着てる選手」です。真っ白なシャツを着てる選手を撮影するのはめっちゃ難しくて、概ね失敗します。俺が撮ってない写真でローカルスタッフさんが撮ってるのも俺のところに来るわけでですが、ほぼ失敗しています。
失敗っていうのは「顔が真っ黒になる」ことです。
何故か。
それはデジカメの測光が上手くいかないからです。
下図を見てください。ここでは説明を単純化するためにあえてグレースケールの図を使っています。デジカメの測光処理は「色」じゃなくて「明るいか暗いか」を判断してるからです(たぶん)。
↑この例は人間以外の背景が暗目の時。このようなときは概ねどんなシャツを着てても失敗はありません。が、背景が暗めっていうシーンはあんまりありません。
どっちかっていうと背景が白っぽい壁だったり空だったりするケースが多いです↓
↑この時、トーナメントシャツの明るさが中間くらいだったら問題ないです。背景が明るくてもカメラは体全体に明るさを調整するからきれいに撮れます。
そして問題の白いシャツの時↓
この状態だとカメラは一生懸命シャツで明るさの調整をしようとするわけです。背景もシャツも明るいので、露出オーバー(光入れすぎで白く飛んじゃう)のを防ごうとします。そうすると、結果的に、逆光で撮った時みたいに人間の顔が真っ黒になって失敗します。
冬~春の日焼けしてない時期はまだしも、真っ黒に日焼けしてる場合、もう無理っすw
撮影する時間に余裕があれば、カメラ側を調整すればOKですが概ねそんな余裕が無いのでストロボでごまかしたりします。が、それでも限界はあって、もうどうにもならないケースもあります。
とはいえ、コーポレートカラーやらイメージカラー的になんとかで白にしたいときもあるのは理解しています。そんな時は、肩の周りに暗めを入れるとか、首から胸に掛けてグラデーション入れてなるべく顔の周りを暗くするとか工夫すれば失敗が少ないと思います。
そんな訳で来シーズン用のトーナメントシャツを作る時期になったら、この事をちょっとでも思い出してもらうと撮る側も、撮られる側も幸せになれると思います(*´ω`*)
カテゴリ:釣り