"情報"
2002年04月03日(水)山中湖
4匹 天気:晴れ 水温:水温10℃℃手段:Vアルミ12ft
バスは探して釣るのが面白い。周りからの情報ゼロ状態から、自分のスキル、経験、勘を頼りにクオリティーフィッシュを得られたときの嬉しさは言葉にしがたいほどだ。そんなわけで、毎日の河口湖オカッパリもそれはそれで楽しいんだけど、たまにはそーゆーカッコイイ釣りもしてみたくなり山中湖へ行く計画を立てた。
■一通のメールから始まった
計画をしたは良いが、なかなか時間がとれずにいた火曜日。なんとか仕事が終わりつつありラストスパートをかけているとき、山中湖をホームレイクとするうっしーからメールが来た。
>山中湖
>いつ行くんですか?
>明日行くんですか?
>明日行きませんか?
これはいいチャンスだ。いくことにしよう。
ちょうど火曜日は山中湖でトーナメントが開催されて、結果やウイニングパターンが手元に届いたのだが、なんと優勝は5キロ。2位以下のデータを見ても、キロ前後がよく釣れていた。山中湖でキロといえば40アップだ。一気に魚が差したのか?そしてウィニングパターンを読んでみると、浅めのウィードパッチの釣りだそうだ。
アーーーーーーーーーーーーーーーー!
何が「情報ゼロ状態から、自分のスキル、経験、勘を頼りにクオリティーフィッシュ」だよ。そんなおいしい話を無視してマイゲームを楽しめるほどオトナじゃないよ。つーことで、レンタルボートで1人で釣りをする予定だったけど、うっしーのアルミに乗っけてもらって、この情報を参考に釣りすることにした。
■鯉の恋の季節
朝6時半に湖畔へ。うっしーはボートの準備OK状態で待っていてくれた。感謝。7時に出船。まずは対岸ロングポンドにあるアストロフィールドリカーショップ前から。ここは月曜日に40アップ10本の実績あり。ブレイクショルダーにチョロっとウィードが生えている。狙い目はここか?
とはいえ、新しい護岸+リップラップシャローが気になってしょうがないのでプレデターでひと流し→無反応。ベイトも居ないしな。ブレイクへ戻ってジグヘッドでウィードを狙うが、すぐに飽きちゃってスピナーベイト、バイブレーションを投げる。無風のせいかムフフの無反応。ホワイトブリッジ方面も魚探反応からして芳しくない。
っていうかジグヘッドはもっとも苦手なリグだ。おそらく生涯2桁くらいしか釣ってない。ツネの後のブームのころ、すっかりハチロウ野郎だったので縁が無かったのだ。
「ジグヘッド釣れる気しねー」なんてホザいてた。この時までは・・・・
続いて、昨日のトーナメントでのウイニングエリアであるフラットフィールドへ一気に安全なスピードで移動。途中で赤いストラトスにぶち抜かれ先を越される。
馬の背ブレイクでうっしーにヒット!が、すぐにバレる。ストラトスはわれわれの対岸で粘っている。アシに差していることを期待しつつ、ミノー、スピナーベイトを投げるが一回体当たりバイトがあっただけ。そして、日が昇り水温が上がると、アシの中では鯉がはたき始めた。うっそーマジっすか。もうスポーニングっすか。早いんじゃないか?鯉が入るとバスが逃げるらしいのでダメかな?再び、馬瀬へ。ストラトスは依然同じ場所だ。
ストラトスさんに電話してみる。
「カムシンJr貸して~」(ツウ向けネタ)
どうやら、その場所が昨日の優勝ポイントらしい。そんですでに3本釣ってるらしいので、ちょっと遠巻きに混ぜてもらった。
■うっしーにヒット!でも・・・・
ストラトスさんの話によれば、そこはいいウィードがあるらしい。まーいっけんなんてこと無いとこなんだけどね。魚探にときより映るポツポツ。そしてうっしーのロッドが弧を描く。ついに本日の初バスがヒット!まぁまぁサイズ。おめでと。オレより先に釣ったことが相当嬉しいらしい。「これでリズムくずさず済む」んだって。
その1本を機にエレキを踏ませてもらう。ほんで、魚探反応がいい感じのとこにジグヘッドを後方にポチャリと落とし、ラインテンションを掛けると重い。ウィードか?と思いきや魚の感触。来たよ~!しかもかなり重い感じ。あわてずゆっくり。一瞬水面に上がってくる。40クラスだ。あわてないあわてない。クリアウォーターなので魚の動きが見えるぶん、水郷よりはかなりラクだ。この前の小野さんのやりとりをみてオレは成長したのだ。つーか、普段はベイトロッドでもランディングネットを使ううっしーなのに、今日は積んでないつーのはどーゆーこと?ゆっくり弱らせあごをつかむ。よっしゃー!いいサイズ。つーか重い。計量の結果43センチだけど1700gのグッドフィッシュ!あーうれし。でもこれで、うっしーがかなり凹んだ(笑)。ついさっきまでウハウハだったのに、一瞬でLOWな気分らしい。
ストラトスさんにお礼を言う。で、話を聞くとどーやら、2月に放流があったらしい。あーなるほどね。琵琶湖の北のバスっぽい体型だったもんなぁ。そーいえば。肌も放流っぽかった。
■2本目は45
しばらく釣れない時間が続く。移動するか?って時、偶然ウィード密集スポットを見つける。魚探をかけるとモコモコに生えていた。浅い側にも生えてるんだね。更に浅い側へOSP阿修羅をロングキャスト。ポーズ中にゴゴン!と体当たりっぽい明確なバイトがあるが乗らず。しかし、こっちのレンジにもいるっぽいぞ。そして、ついに2匹目ヒット!でも、相変わらずドラグが緩かった(笑)あわてて閉めつつ慎重にやりとり。なんせこの阿修羅はバーブレスなのだ(結ぶときに確認済み)。バーブレス、バーブレスと自分に言い聞かせながら寄せる。おーまたまたグッドサイズだぞ。フック2本掛かりだけど油断はできん。
下腹すくいでデッキへ。よっしゃー!これまた40アップ!
45センチ、1400gのグッドフィッシュ。でもこれもモロ放流君。うっしーに「オレのはネイティブでしたよ」と負け惜しみを言われる。
■その後は・・・・
どーもさっきから気になっていたブッシュに行ってみる。水深1m未満のとこなのでボトムまで丸見え。一見居ないようだけどいるんだよね~とかいいつつ、よってみる。が、やっぱり居ない?とか思ったら放流っぽい体色の40クラスがビューっと2匹逃げた。やっぱり居る。たぶんシェイド側についてるはず。根がかりを恐れずジグヘッドをシェード側へポチャリの一発でコン!来たー!でも、さっきみた40クラスじゃなくネイティブ君。でも、まぁいいっか。シェード側からのロングディスタンスアプローチならもっと釣れそう。また後で来よっと。
風が吹いてきたのでロングポンドへ戻るが、白波ザブザブで危険な状態になった。あわてて風上のモーニングサンシャインヒルへずぶぬれになりながら戻る。うっしーはパンツまでぐっちょりになったので、一旦マリーナへ戻る。
素チンの上に防寒ズボンをはいたうっしーがトレーラーの整備をするらしいので、一人で桟橋から釣りをする。ジグヘッドをウィードに引っ掛けはハズし引っ掛けはハズ・・・・・れない・・・動いた。4本目ゲッツ。これは37cmのネイティブ君。よく引いたわ。楽しかった。つーかジグヘッドって良く釣れるね。
15時ごろ再開。風が強くて超大変。ロングカーリーテールに変えたジグヘッドに2回ギルっぽいバイトがあるが乗らず。その後、アポロ前に浮いているという酒好きさんとこへ。まーオレはもう上がってもいいやって思っていたんだけど、どーしてもうっしーがフラットフィールドに行きたいっていうんで、山中湖の西端から東端まで大横断(Vアルミなのに所要時間30分)
午前中釣れたスポットをまわるが結局釣れずに12時間フィッシングを終えた。
そんなわけで、久々の山中湖。5キロ釣れたという話は「琵琶湖の放流がシャローへ差してきた」というオチ?でした。今回は完全に「情報」を頼りに釣りました。次こそは「本当のオレ釣り」をしたいと思います。←たぶん釣れない
最後にボートを出してくれたうっしー、オイシイ場所に入れてくれた野本プロ、今期最大フィッシュを釣ってくれたOSP阿修羅、ロッド・リールを無断拝借されたカミさん、そしてこんな無駄に長い文章を読んでくれた貴方に感謝したいと思います。(その後写真もいっぱい)
朝イチ。富士を背にゆっくり爆走する
うっしーにヒット!ホームレイクの初フィッシュ
でも直後オレにも。激しい抵抗に耐える。
集中するとロッドを左手でもっちゃう。
リールハンドルが反対なので大変です。
とった~
やらせ写真ではありません。
自慢の1匹
見てよこの体高!From滋賀県?
2匹目。今季最大45センチ 。
www.o-s-p.netに投稿しようっと!
4匹目。これはネイティブでしょう。よく引いた。
釣果:4本 45cm(1400g)、43cm(1700g)、37cm(700g)、35くらい?(ダブル終了)
本日の仕掛け
TDバトラーTD-BA651MLRBブリッツ+TD-X105HV+東レバウオSHP+OSP阿修羅(レモスカ)×1
TDバトラーTD-BA601LFSヘルファイアー+TD-X2004C+ポパイPBフロロ4lb+KEITECHリトルスパイダー1/16ozジグヘッド×3