"桃太郎バス"
2001年07月23日(月)岡山
3匹 天気:晴れ 水温:気温35℃℃気温:水温-℃℃手段:岸ッペリ
そんな訳で続きは岡山県。ロドリとかで有名な金森くんのガイドで岡山の川をまわった。
■1ヶ所目
待ち合わせのコンビニへ。てっきりデストロイヤーを横くわえで待っていてくれているのかと思ったが期待はずれ。金髪の若者だけど礼儀正しい好青年だ。
最初のポイントは近くの川。しかしね、オカッパリのガイドってのも凄いね。
金森君は親切にポイントについて教えてくれる。しかもかなりピン。「あそこの竹の裏についてます」とか。それはまるで「白鳥ドッグ入り口のH鋼2枚目」くらいのピンだ。(事情通向けネタ)
いや、オレもほら、一応、数年バスやっているから、そこまで言わなくてもいいよん。と内心思うが。ま、釣ってもらおう、楽しんでもらおうと一生懸命だからね。カバー横にジグを沈めて40くらいのがヒット。余裕こいて川バスの引きを楽しんでいたらバレちゃったよ。
竹林をヤブコギ。うーんいいね、オカッパリガイドとはこういうメリットがある。よさげなポイントを見つけても、駐車場とか河原へのいきかたとかわかんない場合が多いからね。
ここはベイトもバスも雷魚も濃い小場所で、割と簡単に3匹ゲッツ。1匹背の高いなかなかサイズがヒットし写真をパチリ。
■2ヶ所目~4ヶ所目
次は田んぼの中にある3面コンクリート水路。水深30センチ、幅5m。コンクリートボトムが丸見え。こんなとこ居るのか?って感じ。しかし、ここはアベレージ48センチらしい。すげー。ベイトは死ぬほど居る。普段はナイスバスが4~5匹は見えるそうだが今日は居ない。水が濁っちゃったせいらしい。本来はここで2時間ほど楽しめるらしいけど、早々に見切りをつける。
3ヶ所目は大きな川の横でクルマを停めた。てっきり川をやるのかと思ったら、横にある水路+水門がメインらしい。ここもかなりのピンスポット。本命場所は不発だったけど、本流側の水門でカミさんにナイスバスがヒット。一見50アップか?と思わせる体型。西の川バスはプロポーションがグッドだね。
さて最後はとっておきのスポットらしい。けど、これまたかなりのピンスポット。とりあえずピンはカミさんに譲って水路を釣り歩く。けどここもダメだった。
さて、じゃ最後にノーフィッシュ覚悟のビッグフィッシュ狙いってことで吉野川へいくことにした。
■吉野川
河原に到着。すげー急流。トラウト釣りでもアユ釣りでもないよ。こんなとこにバスいるのか?っていう感じのポイント。ニイノミさんが釣りしてそうな感じ。
ここは大場所なので金森君もマジモードで釣りをしてた。そんで開始早々デカイのをヒット。デストロイヤーブチ曲がりみたいな。足場が悪いのでランディングが難しく手元でバラしちゃったけど50近いバスだった。
ヒットすると我々に「ロッド持ってください!川バスの引きを味わってください!」って言うんだけど、気持ちだけでじゅうぶんですって!ありがとうよ。そんでもってまたまた金森君にヒット。 デストロイヤーブチ曲がりみたいな。オレは遠くにいたのでピンとこなかったけど、実は50センチだったらしい。すげーな。
俄然やる気がでるんだけど、どうにも釣れない。つーか、こんなロケーション初体験だからな。彼の釣りを観察すると、すげー沖のヨレを狙っている。ロッドはデストロイヤーの長いヤツ、よくシランけど7ftくらいありそうなヤツ。で、ルアーはONTENE。ラインはナイロンの17lbらしい。それをたらしを1mくらいとって投げ釣りのような回転投法でキャストしてる。すんげー飛んでいる。そんで、ロングロッドでスーパーハードジャーキングをしてる。するってーと50クラスがゴン!って来るようだ。
ONETENなんて当然持っていないし、あのサイズの重心移動なミノーは持ってない。渾身のフルキャストしても彼とは10mくらい飛距離が違う。釣れているヨレにやっと届く感じですげーハガユイヨ。オレのプロダクティビリーゾーンは僅か50センチくらい(涙)。くっそーくやしい。あげくヨレ部分を過ぎると、アッという間に激流に飲まれてルアーが遙か下流へ流されるので忙しい釣りだ。飛距離もそうだけど、彼がよく釣るキモはロッドワークかもしれないな。振り幅が大きいすげージャーク。それでONETENがどう動くのかシランけど、とにかくオレにはお手上げだった。
なので、その釣りは諦めて本流の落ち込み部分を狙った。ウォーターモニターを上流に投げて落ち込みで口を開けて待っているだろうバスを狙う。で、なんか釣れた。なんだ?ゴミ?でもちょっと引く。なんだ?
手前まで寄せると、30センチくらいのハスだった。西日本で言うケタバス。婚姻カラーに染まって気持ち悪いよう。ウワーとかいって足下で遊ばせていたら、足下から巨大な黒い影がもんどり打って飛び出してきた。お!バス!デカイ!なんだかオレのハスに反応してるぞ!一瞬バスと目があってスッと消えた。「いまのデカかったね」なんて金森君と話していたらいきなり、ロッドが引ったくられた。????。ハスも元気だね、なんて思っていたら、さっきのバスが掛かっていた。うっそーん。マジっすか!笑っちゃったよ。いきなり足下に突進。うぉー楽しい!っつーかこんな事もあるんだねぇと感心しまくりでランディングの事は考えていなかった。っつーか、別に上げなくてもいいやと思っていたんだけど、、、
金森君が「取りますよ」ってテトラの上からハンドランディングしてくれたんだけど、水面にあげる瞬間バスだけ逃亡。アハハ!
好青年なのでしきりに「すみません!すみません!」って言うんだけど、いやいや気にしないでくれよう。掛けた魚は自分の素手で取るっつー自分なりのコダワリがあるし、そもそもあれってルアーで釣ったっつーか、活きエサの泳がせ釣りだもんな。しっかし面白いものを見たよ。年間数百本の50アップを釣る金森くん曰く「51か52はありましたね」って。すげーな、オレには55くらいに見えたけど。口の大きさとかで解るらしい。
そんな訳でなんだか、10センチくらいのルアーを投げている自分が虚しくなったよ。30センチのハスを襲うんだもんな。デスアダーでも投げようと思ったけど、あれでさえセコルアーに思える。こうなったらトラウトベイト系しかないじゃんか!と思ったけど、投げるタックルが無いしな。30センチくらいで20gくらいで高比重のワームって無理なのかね?スラッゴー7インチじゃ軽すぎて流れに負けそうだし、センコー7インチだと細くてボリュームが足りない気がするし、まぁとにかく常にビッグフィッシュを狙ってビッグルアーを投げ続けるO場くんに伝えたかったよ「貴男は正しい」ってね。
っつーわけで、結局吉野川では釣れなかったけど、すげー貴重な体験。楽しかった。絶対リベンジしてやるぞい。たかが700キロなんて屁だよ屁。(やや強がり)。あとONETENも買おうっと。つーか、買えないか。
フォトギャラリー1ヶ所目の2匹目。ナイス体型。
カミさんのナイスバスと金森くん
2ヶ所目の川。北浦みたいな水質なんだけど、地元の少年は泳いでいたぞ。
デストロイヤーブチ曲がりみたいな。
今回の釣果:3匹 本日の仕掛け ハートランドZ601MFB+TD-X105HV+東レナイロン14lb+ヤマセンコー5NS×2、スクワレル76SP×1