"北の国から98夏 後編"
1998年07月15日(水)八郎潟
65匹 天気:晴れ 気温32度水温23度 手段:ボート
ボート屋のおっちゃんに「18~21日まで手伝わない?それを条件に今日と明日ボートただで貸すよ」と言われる。これはラッキーだ!そーしたら、今日、明日と思う存分フルリグで釣りが出来る!ってことで、即刻OKした(笑)
天気予報ではこの先もずーっと快晴が続くらしいのでもうスピナベとかの釣りは諦める。今日は徹底的に「数狙い」でいくぞ!ってことで常吉をメインでいく決意をした。ここまできて背伸びしても仕方ない。今まで鍛えた常が八郎でどれだけ通用するか試してみることに。
で、今日は釣った魚のサイズを時刻を全部メモることにしたので、いつもとは違った書き方をしたいと思います。
「俺の釣り」メーリングサービスを読んで下さってる皆さんも今日の分はHPでみてくださいね。
■エリアの説明
まず初めに今回攻めたエリアの説明を。
左図が今回攻めた西部承水路の中央部分である。全体を通して東岸には岸から2~4mにゴロタ石が入っているのに対して東側は殆どが水深1m未満のシャローが続く。
イーストワンより北側はショアラインに変化があり浚渫やコイ生け簀がるが、ドロっぽいスーパーシャローが永遠に続きちょっと釣りづらい。また、一昨日上流部で農薬散布が行われたことから、北部はパスし、昨日同様五明光橋より南~野石橋までを選んだ。そして昨日一通り回ってみて特に魚が多かったエリアを4つに分けてA~Dまでとした。
エリアA
比較的水深があり(2m前後)所々にコンクリート塊やオダなどのマンメイドものが沈んでいる。また、水田からの流れ込みもあり、前回のBBの取材でのメインエリア。ただし今回水田からの流れだしは無かった。赤い屋根の小屋とアヒル小屋が目印。
時期によってはワカサギの網が貼られるのでベイトの回遊も多いと思われる。
エリアB
単調なゴロタエリアだが、植物の変化が多い。いつ行っても魚が着いている。去年のこの時期のメインエリア。ゴロタのエッジ&ブレイクに魚が多い。
エリアC
謎の植物が多く生えて昨日はイレグイになった。風がキーワードなのか?
このエリアになるとエンジン船以外では来れないので、プレッシャーが低いのかもしれない。因みにここの西側には4mの浚渫がある。
エリアD
大きなアシの張り出しがあり水深も深め。沖には浚渫もありかなり有望。前日ワカサギの網が入っていた。春先には多くの50アップが取れるという。ここも前日の夕方イレグイに。
その他
エリアB~Cにかけての西岸にも魚は確実にいるが決め手に欠ける。対岸はドシャローなのであまり釣れたことがない。A~Bにかけての中央部には生け簀後っぽいパイプやクイがいっぱいあるが、不思議と釣れたためしが無い。因みに五明光橋のすぐ南に大きな沈み岩があるのだが、ここでも釣れた事が無い。腕のせいかもしれないが、沖合いに単発であるストラクチャーであまり良い思いをしたことがない。(秋にイレぐった事はある)。
■8:30amスタートフィッシング
No | 時刻 | サイズ | 今日は明け方だいぶ冷え込んだ為、ヤマセは既に吹いていて水面は多少波があった。 まずエリアAへ直行。最初はセオリー通りスピナベでチェックするも20分で飽きる。さっそく予定通りロボストレート4ハーフの常吉で小屋手前のアシを攻めマメを連発。アシ際ではなく30cm手前で食ってくる。 小屋前のワンドへ小移動。ここは間違いなく魚がいるので慎重にエレキを操作する。ワンドの入り口にはコンクリート塊があるのだが、そのへの第1投目でヒット!ようやく32cmが上がる。このサイズになると強烈な引きだ。そして、テンポ良くキーパーを連続ヒットさせる。このクラスになると、3号ナス付きの常吉など平気でくわえて泳ぐので、ラインの変化に気を配りつつアタリをまつ。逆に子バスは「コツン!」と明確なアタリが出ることが多い。 ワンド内を一通り撃ち終わり、アヒル小屋ワンドへ小移動。ここも色々なストラクチャーが沈んでおり有望なのだが、2バイトあったのみに終わる。 この先は永遠にスーパーシャローが続くため9:30am対岸へ渡る。 |
1 | 08:53 | マメ | |
2 | 09:00 | マメ | |
3 | 09:02 | マメ | |
4 | 09:04 | 32 | |
5 | 09:09 | 30 | |
6 | 09:16 | 42 | |
7 | 09:18 | マメ | |
8 | 09:22 | 30 |
■エリアB
No | 時刻 | サイズ | 丁度この頃、風がぱったり止む。急に暑くなってきた。湖面が鏡の様に静まりかる中、常吉を投入。ゴロタ石でのネガカリを避けるように極力底を取らずに泳がせ常吉で攻める。アシ際~ゴロタの上を通すとマメがよく反応する。とはいえ、永遠にアタるわけでもなく、コバスほど集中してアタってくる様だ。ゴロタを目で見る限り魚が居るようには見えないのだが、岩影に潜んでいるようでどこからともなく沸いてくる感じで面白い。 さすがの俺もコバスイジメが気の毒になり、ゴロタのエッジ&ブレイクを狙ってみる。ボートをエッジの上を流すようにして常吉をドラッギングしてみる。狙いは的中し11:06amに35cmがヒット。ただ、アタリはあってもノリが悪い。ロッドが堅いしラインの出も短いのだろうか?というわけで、ゲーリーグラブのヘビキャロにして、しばらく流す。しかしアタリは無い。常吉のアクションに反応しているだけなのか? ドラッギングを辞めて常吉をボートの進行方向へキャストしエッジを狙い何本かヒットさせる。途中の水門のヘチでも連続キャッチし好調が続く。 エリアBも大体終わり、単調なショアラインが続くエリアに入った。丁度この頃から再び風が吹き始める。しかも、昨日と同じ北よりの風に変わった。「野石橋が美味しいに違いない」とボート上でパンを食いつつも、南下する。 |
9 | 09:56 | マメ | |
10 | 10:16 | マメ | |
11 | 10:17 | マメ | |
12 | 10:19 | マメ | |
13 | 10:36 | マメ | |
14 | 11:06 | 35 | |
15 | 11:24 | 32 | |
16 | 11:31 | マメ | |
17 | 11:38 | マメ | |
18 | 11:40 | 32 |
■野石橋~エリアC~
No | 時刻 | サイズ | いい感じの風..と言いたいところだが、かなり風が強くボートをステイさせるのが難しい。しかも、風が当たっている面を撃つので風上に船首を向ければ、後ろ向きにキャストするしか無い。これには参った。しかたなく、一旦船をアシに突っ込んで固定させてから狙ってみた。 これだけ、波があるとバスの警戒心も薄れるのか、ボートのすぐ側でもガンガン食ってくるから面白い。1投目から37cmを釣り上げ10本近く釣った所で風が更に強まりひとまず退散。 1:10pm西側にある浚渫がちょうど北側の岬にブロックされてて波が穏やかだったので、移動してみる。1mから一気に4mまで落ち込むそのブレイクのショルダーに魚探をかけると、それはそれは凄い反応。だが、ここでもアタリはない。コイなのかフナなのか、それともバスかもしれないが、反応は全く無し。まわりのドシャローもチェックするが、魚の気配は薄い。 少し風が収まった様なので、再び、先ほどのアシへボートを進め、やり残した部分を徹底的に撃ってみる。相変わらず魚影の濃さは抜群でほぼイレグイ状態が続く。30cm程度のバスでも滅茶苦茶ヒキが強く最高に楽しい。また、ベイトロッドで一気に抜き上げるため、2匹も釣れば、ガマカツワーム300の2番は簡単に曲がってしまう。こんな経験は初めてで嬉しい悲鳴を上げつつも、こまめにリグり直す。 アタリが遠のいた15時にエンジンで一気に北上し朝一入ったエリアAへ向かう。 |
19 | 12:29 | 37 | |
20 | 12:37 | マメ | |
21 | 12:39 | 32 | |
22 | 12:41 | マメ | |
23 | 12:49 | 34 | |
24 | 12:52 | 32 | |
25 | 13:01 | 30 | |
26 | 13:05 | マメ | |
27 | 13:07 | マメ | |
28 | 13:41 | 32 | |
29 | 13:51 | 41 | |
30 | 13:52 | マメ | |
31 | 14:05 | 32 | |
32 | 14:13 | マメ | |
33 | 14:15 | マメ | |
34 | 14:17 | マメ | |
35 | 14:21 | 42 | |
36 | 14:24 | 30 | |
37 | 14:33 | 32 | |
38 | 14:40 | マメ | |
39 | 14:44 | 34 | |
40 | 14:46 | 30 |
■エリアA
No | 時刻 | サイズ | 朝程調子は良くなかったが、飽きない程度にバイトはある。だが、サイズはだいぶ落ちてマメの連続となってしまった。気晴らしにスピナベ、バイブを投げるが相変わらず俺には釣れないようだ。残念だが、ここはもう諦めるしかない。 再び常吉に戻し拾い釣りをしていく。この時点で16時を過ぎ、風もだいぶ収まってきた。心配していたバッテリーも今日は持ちそうなので、一気に北上しコイ生け簀を狙ってみた。 |
41 | 15:07 | マメ | |
42 | 15:11 | マメ | |
43 | 15:14 | 32 | |
44 | 15:35 | マメ | |
45 | 15:39 | マメ | |
46 | 16:05 | マメ |
■並木さん直伝のバズ
コイ生け簀&浚渫は不発に終わり、まわりにあるドシャロー&ヒシモエリアへボートを進めてバズベイトを投げまくった。この前の北浦の様に水深があるわけでもなく、ヒシモの密度もかなりうすく、ちょっと投げていても自信がない。エレキが砂煙を巻き上げるほどのドシャローだから、自信を持って投げることが出来ない。
この時点では、あと5日間居ることになっていたので、「明日があるさ、今日は数釣りの日」ということで、エリアDへ向かう。
■エリアD
No | 時刻 | サイズ | 昨日夕方良かったエリアD。昨日はバッテリーが無くなったのと、途中、岸と平行にワカサギの網を打たれたりして、エリアの半分も打てなかったが、今日は大丈夫そうだ。 ワカサギの網を張るということは、ここはバスも寄るに違いなく期待は高まる。 あいかわらずマメが多いが、導水管や係留している船の横など、いい場所には良いサイズが着いている。「狙って釣れる」八郎潟の醍醐味だ。 そしたら皮肉なことにいきなり引ったくるようなアタリとともに35cm、40cm、30cmと連発。因みにこの40cmが今年の通算400匹目のアニバーサリーフィッシュ! 無事目標も達成し最後にマメを2本取って6:30pmボートを上げた。 |
47 | 16:50 | マメ | |
48 | 16:57 | 35 | |
49 | 17:05 | マメ | |
50 | 17:10 | 37 | |
51 | 17:14 | マメ | |
52 | 17:19 | マメ | |
53 | 17:21 | マメ | |
54 | 17:24 | 30 | |
55 | 17:34 | マメ | |
56 | 17:36 | 35 | |
57 | 17:38 | 32 | |
58 | 17:40 | マメ | |
59 | 17:47 | 35 | |
60 | 17:48 | マメ | |
61 | 18:11 | 35 | |
62 | 18:15 | 40 | |
63 | 18:20 | 30 | |
64 | 18:25 | マメ | |
65 | 18:29 | マメ |
オイ!こんな長い文章読ませておいて更にオマケだって!と、怒らないで下さい。
この時点で、2日間ぶっ通しで立ってエレキを踏んで、一日中キャストしていた俺の疲れは頂点に。しかも、足と左腕は筋肉痛。俺、左利きだからベイトはずーっと左手で持っているので、凄く負担がかかるのだ。それに、釣りすぎか?(カンジワルい?)。ともかく、体がもう限界だった。それに、天気予報ではしばらく、こんな快晴が続くとのことで、これ以上同じ釣りを続けても仕方ないので、ボート屋の手伝いは断って帰るかどうか悩んでいた。
そして、ボートの片づけを終え夕飯を買いに街へ繰り出そう(笑)とした頃、ちょうどいい感じの夕凪に。「そーいえば、トップで1匹しか釣ってない」って事で、サミー100とともに岸釣り。
もうそろそろ辞めようかな、と思いつつ岸際50cmの所でポーズしてたら「ゴボッ」って本当に洗面器を逆さにしたような爆音とともに、どーみても45cmはありそうな背中の肉が盛りモリのビッグバスが体半分を水面に出してバイトしてきた!
乗らなかったけども、あまりの強烈なバイトに心臓バクバク!「うわ~どうしようかぁな、明日の明け方だけでもやろうか、それとも帰るか」。と、ずーっと悩み続け、結局朝だけやることにしたのであった。
本日の釣果:65本 マメ(30cm以下)多数本日の仕掛け:ロボストレート4ハーフとリーパーメインのヘビ常&純正常吉。