"韓国ツアーDAY2"
2006年06月25日(日)韓国シンガル
10匹 天気:晴れ 気温:30℃手段:アルミV12
アレ?釣れないぞ?
ってことで6時半に競技スタート。日本よりだいぶ早いスタートです。日本人はエレキのみなので、優先的に先にスタートさせて貰ったのですが、意味ネーよ!ってかんじで全員にぶち抜かれ。山木さんもSHINGOさんもスタート地点付近から始めていたけど、オレの目的地は一番遠いところ。あ~。何分掛かるんだろう?霞んで見えるよ。
移動中左手に大変お世話になったソンさんが浮いている。さっそく1匹釣ってる。しかも良いサイズ!因みに前夜のソンさんは「3500~4キロでお立ち台かも」って言ってた。それだけ厳しいコンディションらしい。ってか、4キロならオレも可能性あり?って期待したけど、No1のジョンさんは「優勝は9キロ」って言う。スゲー差だ。ま、他人はともかく、自分が出来る精一杯の事はしよう。なんて考えつつ40分ほど掛けてやーっと最初の岬へ到着。
着いてビックリ!昨日と水が違う・・・・。しかも明らかに悪くなっている。夜のうちに風が当たってたんでしょうか?汚いアワアワとかコケの腐ったような浮遊物が水面にプカプカと。終わったかオレ?せっかくここまで来たのに~。
まーとりあえずは釣りをする。
んが、昨日のペースでは5本は釣れているはずなのに、8時過ぎまでゼロ。軽くヤバイ?
懸念してたオカッパリとのバッティングも現実となる。なかなか思い通りの展開ができない。なるほど、これがトーナメントってやつなのか~と解ったような解らないような。
つーか、昨日より日差しが弱くて微風も吹いてて明らかに水の見た目も違うんだけども何よりギルバイトが激減してるのには参った。ギルだけが頼りだったのになぁ。昨日の釣りが全く効かない。だいぶヤバイ!
釣り方変えたら釣れた
っても、ちょっと沖はドン深なので、そうそう魚が大きく移動するとは思えないので、居るのは間違い無いって言い聞かせて釣り方をちょいと変えてみた。昨日のJHWフォールは辞めて普通JHでちょっと深めまで沈めてボトム付近をゆっくりじっくり。したら小さいけどやーーっと釣れましたよ!しかもポツポツと良いペースで4本キャッチ。
途中何名かすれ違った韓国人選手と挨拶するも、誰も釣ってないので、結構良い感じじゃない?
ここでちょっとだけ風が出てきたので、潮目が出来る岬へ移動。ボトムはダメなので、スタート前に山木さんから借りたハンハンジグを投げてミドスト気味で泳がせたらズドン!とヒット(涙)。今までとは明らかに違う重み。
ミスすることなく40アップゲッツ。嬉しい誤算でリミットメイク。
こっち側を10時までやって対岸に渡る予定。あと10分あるので、次の岬へ。ここで30くらいのがヒットして6本目。
さーて、人生初の入れ替え作業の始まりです。しっかしここのバスはよく暴れます。八郎のバスってかお前はサバか?ってくらいバタバタバタバタバタバタと。おかげで手のひらにヒレが刺さりまくりで穴だらけ!嬉しい悲鳴。んで、入れ替えっても450を500にしただけの低レベルですけど、嬉しかったです。
これでウエイトは約3800g(バネばかりがかなり怪しいけど)。ほぼ予定通り。500台が3匹居るのでコレをせめて700に、あわよくば1キロを混ぜちゃったりして5キロくらい行きたいナーって感じ。そんな上手く行くわけもないけど・・。
10時チョイ前にもう1本掛かるもノンキー。さーて対岸へ行くか。ってタイミングでNo1プロのジョンさんがやってきた。5本揃ったけど小さいと告げる。ジョンさんは1本で2700gを捕ったらしい。はぁ?2700?聞き間違いかと思ったけど、ライブウエルからそれを出してくれた。モンスターでした!
やる気ゼロになりましたと告げる(笑)
自分の周りにみんな集まっちゃって釣りにならないって嘆くジョンさん。2700は釣ったけど、とりあえず小さくても良いからリミットメイクしたいつーことで、オレがやっている所へ移動してきたみたい。ってか、キーパー場かよ(涙)。オレは移動するから、がんばって揃えて頂戴!って言って対岸へ渡った。後で聞いたら釣れなかったらしいんだけど、ハンハンジグ投げているのにはビックリ。オレ、そこでそれで4本くらい先に釣ったよ。って言おうとしたけど辞めた。
そんなこんなで2つめの場所である対岸へ行こうとしたけど、遠目で見てもオカッパリがいっぱい居るのが見えるのでちょっと時間を潰す。
んで、この頃から日差しが強くなって風も止んだ。昨日と同じ感じになってきたんだけど、昨日いっぱい居たベイトは居ないしギルッ気も薄い。それっきりこっち岸では釣れなかったのでいよいよ対岸へ。
ライブウエルが内循環なので、移動中は何度も水の入れ替えをする。とりあえずみんな元気で一安心。
対岸へ->釣れず
で、対岸へ行くとSHINGOさんが昨日の所に居た。釣りビジョンカメラマンも居た。彼の話ではSHINGOさんも山木さんも朝イチから6キロ越えてSHINGOさんはこの場所で2キロフィッシュも釣ったとか。さすがですねぇ。SHINGOさんのスポットの近くの小さい岬にちょっとだけ入らせて貰うも、やっぱりオレには釣れん。んで、本命の昨日連発した岬はオカッパリズラり。ダメだ行き場を失った!
諦めかけた時にオカッパリが帰ったので、チャンスとばかりにパワホを投げに行くも、さすがに叩かれまくりアフターのせいかノーバイト。終了~って感じ。
会場までオレのエレキだと1時間は見ておきたいので、11時半に釣りを辞めて会場へ戻る。
同じタイミングでSHINGOさんも戻っていったけど、その後ろ姿がどんどん小さくなる。ハイパワーエレキをいっぱい付けるトーナメンターの気持ちが理解できたよ!
20分ほど走って湖中央でライブウエルを開けて魚のチェック。
大きい方から3匹デッドorz
んズガ~~~ン
大きい方から3本がデッド・・・・・。目が既に金色っぽく・・・。
終わった。オレのトーナメントデビューがこんなカタチで終わるなんて・・・・。朝の嫌な予感が・・・。
スタート前からポンプの調子が悪かったので、回っているかどうか音は常に気にしていたんだけどね。確かにブーーーーって回っているんだけど、水が全く動いてなかった。チョロチョロとしずくが垂れるだけの状態。目の前が真っ白に。海外に来て魚を殺しちゃうなんて。
でも、エラはまだちょっと動いているのでバケツで水をザブザブ入れたり人工呼吸したりと必死の蘇生を行う。が、効果が無い?あぁぁぁぁぁ・・・
もうダメだ。失意のダウンタウンですよ。昼前から風が強まってきて、そのまま流されるように帰着へ向かう。
そしたらヘラ釣り小屋付近で山木さんを発見。なんとか蘇生させる術がないか相談する。とりあえず水をガンガン入れろって事なので従う。けど、無駄な抵抗かなぁ・・。「20分に1回は水を全部取り替えるくらいじゃないとダメだ」と怒られる。
「もう帰着します」って言ったら「まだまだ~」って言って去っていった。なんかいつもと違う。気迫って奴?箱根のオジさんからトーナメンター山木一人になってた。すげーな、あの人があんだけ集中してるんだ。あと30分はできるし、じゃオレも最後はガンバロ!って感じで小屋の横にBS5のツネを投入した。したら一投目からラインが走ったよ!不意打ちフィッシュだったのでコレはバラしちゃったけど、そこから2連発ヒット!
なんだかヒョウロクしちゃったみたいなカタチになったけど、緊急事態だから仕方がない(?)。で、釣ったのは良いけど、たぶん日本と一緒でライブウエルに5本以上バスを入れてはいけないハズなので、ここからが大変。550g1本は完全に死んじゃったけど、一番デカイ1400gが瀕死。これとピンピンの500gどっちをどーするか?デッドでペナルティーを受けるか、完全デッド扱いかビミョウ!(因みに韓国語でビミョウは「ミミョウ」って言うらしい)。
とりあえず訳解らなくなりつつも500台をリリース。次の小屋でもすぐにヒット。今度のはデカイ!楽勝45はありそげ!んが、腹を掴んだけど逃亡されたorz。
ってか、この辺すげー釣れる。昨日ちゃんとチェックしておけば良かったなぁ。今更後悔してもしょうがないけど。
残り時間僅かって頃にも2本釣って500台が消えたのは良いんだけども、結局1400が完全に死んじゃって、最終的なウエイトは3キロジャストでした。
結果、優勝がSHINGOさんで8キロオーバー!山木さんは小屋周辺で30匹くらい釣って1100ならいくらでも釣れて最終的に6000台で5位入賞。さすがです!日本のトッププロ!で、日本のアマチュアさんは50名弱参加で半分以下の3000gで24位でフィニッシュ!結果的にデッドフィッシュが無くても15位くらいだったです。最低5キロ釣らないと話にならないレベルでした。
最後の最後に結果的に入れ替えしたのは自力で見つけた場所じゃなかったけど、初トーナメントで地元プロ相手によく頑張ったオレ!と思いましたけども、やっぱりちょっと悔しいですけど、韓国ツアーは全体的にとても楽しかったので良かったです。