"晩秋のGo86ツアー2011 Day1/2"
2011年10月30日(日)八郎潟
5匹 天気:薄曇り 水温:13-15℃気温:9.5-18℃手段:トロ丸
7月のスーパー爆釣以来なんだか尻つぼみな2011シーズンのオレの釣り。タックルも早々と仕舞い込んだり。けど、このまま終わっていいのかオレ?って感じでGo86してきました。
久々の晩秋八郎
10月末にきたのは2004年にニンジャさんと来た時以来。あの時は普通に寒かったけど、今回は日頃の行いの良さを発揮して結果的に2日間とも暖かかった!寒いタイミングの4~5月の86よりはぜんぜん暖かかったです。
温暖化はちょっと恐ろしいけど、こーゆーメリットもあるんですね~。
5時半に到着気温9.5。
ようやく日の出な感じ。遠くから聞こえるもの凄い数の鳥の声と羽ばたく音。んだけども、水面はいたって穏やか・・・
6時半ボート屋オープン。意外や意外、けっこうレンタルボートのお客さんも居るんですね。で、昨日は6人出船して釣ったのは1名だったそう。1/6かー。
水温計つけてないけどたしか水温は13~14くらい。2日間暖かかったんでたぶん日中は15を超えてたと思います。
そんなこんなで2011ラスト86スタート。
シャローはダメっすねー
とりあえず状況把握の一環としていつも通り対岸のリップラップを流してみる。
今のところ風裏なので、何かしらのヒントを得るために水面~水中をガン見しながら巻いたりなんだり。
水温低下とともにシラウオ君たちの登場を期待。
で、稀に居るんですよ。表層をピロピロ泳いでるわけではなく、たまに下から突然湧いて来てUターンする感じで。
シラウオ以外にも生命感はありありで、岸スレスレにビッグフィッシュがめちゃくちゃ居るんです。
コイだけど。
50cmくらいのコイが数メートル置きに居る感じ。体をくねらせアシの根っこのエグレに頭突っ込んだりしてる。
そして、この時期名物の渡り鳥。風裏のポケットには凄い数!ボートがちょっとでも近づくと、色んな音を発しながら岸沿いから10mくらい水面を助走して飛び立つ。
バスってただでさえ鳥をビビっているのに、いくらカモとはいえ、あれは無いw
北西の風が強まってきたので、ちょっとエンジンで南側へ移動。できるだけ風が当たらないところへ。
そしたらやっぱりこっちも風裏には数百のカモが居て一斉にドババババ~~~キュキュキュキュキュキュキュキュってorz
シャローは駄目だコリャ。
ディープは良さげだけど釣れない
カモはともかく割かし波打ち際に生命感ありで期待したけどダメでした。今年の春にハマったチビアダーNS系が活躍することを期待してきたのに残念。
昨日6人中5人がノーフィッシュってのが、シャローが難しいことを証明してるのかも。
ってことで沖へ。
岸際水深0~50cmがダメならば、インショアな1m~1.5mくらいを狙うべきですが、オレにはそれが出来ませんw 50mの次は一気に3m~5mのオフショアの釣りです。
この頃には北西風がまぁまぁ強くてまぁまぁ寒かった。
魚探掛けしつつシャッドのドラッギング。滅多に釣れないんですけどね。これ。
ラインを数十メートルだしてますが、さすがPEライン。ルアーの動きがよく解ります。そしてルアーに異変が起こったことも的確に知らせてくれます。
巻きあげてみたら・・・・
本日初フィッシュ! ハゼちゃ~ん
ベイトの居場所は通ってる模様w
しかし、凄いなトレブルRBは!
そもそもドラッギングの釣りでまともに釣った事無いですからね俺。釣れる気が全くしないんです。
なので終了。
浚渫の馬の背をチェック。
魚探映像はいい感じ。そして、ここはシラウオが多い!
たまに水面にでてくるやつと目が合うw
向こうは恥ずかしがって直ぐに水面下へ消えるけど。それとシラウオじゃない光系の5cmくらいの魚もたまに見える。更に更に西側の小さいワンドにシラサギが立ってて、岸を向いてフィーディング状態になってる。つまり岸側にエサがいるということ。いや、なんだかこのエリア熱いぞ!あと、いつもいる黒い潜り鳥は居なくなったけど白い潜り鳥もチラホラ。
魚探にはバスっぽい太めの線も映ります。けど、八郎でこの太い線を直撃して釣ったことは一度もありません。
そんなこんなの熱いエリアなので、ライトリグ、それもアライブシャッドのツネまで登場させたけどまったくダメ。バスは居ると思うんですけどね~。
ってことでリアクション作戦。
そして・・・・・
遂にキターーーーーっ
トレブルRBの抜群の刺さり!って感じですね~
シラウオのこの細さにフックポイントが刺さる確率ってどんだけ?って思うけど、これ、ルアーにシラウオが絡み付いてくてる感じでした(詳細は後で)。
俺が沖をやっている間、池ちゃんがやってきてシャローをやってた(後にここで釣ってたと知る)。
下流をチェック
更に下流へ。こっちは完全風裏でとても平和。とりあえずエンジン音でカモを追い払ってから釣り開始。
懐かしのCCプレデターも登板させたけど釣れず。今使っても良いルアーだなーこれ。
ライトリグも織りまぜつつ、なんとかヒントを得ようと思うけどなにも起こらない・・・・
10時を過ぎた。けど、あんまり焦りは無いですね。なんせこの時期だし、ノーフィッシュも珍しくないし。それに、これから水温上昇も期待できるし。
と、俺にしては珍しくプラス思考w
家を出る前に池ちゃんに「40アップ3本で天才、5本で神」って言われていたんで、とりあえず1本でもいいから釣りたい。
いつぞやの晩秋にフリップで釣った野石の海側へ。
ここで遂に!
対象物がなくて解りづらいけど10cmくらいのバスが水面で瀕死状態・・・
って感じで遂にバスの居場所にたどり着きました・・・
気持ちが持たないけどアシ撃ちをやってみた。10投ほどw
そんな感じで11時。
水も悪いしなんせノーバイトなので下流域はちょっと無いな~って感じ。
最後にもう一度超風裏で魚ッケをサイト。ここもちょっと前までカモが100羽くらい浮いてて、ドバドバ飛び立った直後なんだけど。
ってことでやっぱりシャローはダメっぽい。カモが居ないところで超~頑張って2時間に1本釣れるかどうか、まる一日頑張って5本釣れるかどーか。そんな感じだなーきっと。
無風のお昼
一気に上流へ移動。とがマウンテンに望みをかける。この時期ここで釣ったことはありませんが、シャロー壊滅故にちょっとの望みをかけて。かなり昔の11月にこのエリアの浚渫トップで数匹釣ったことあるんで、その思い出も含め期待は大です。
初日はシャローと心中する予定だったんでGPS魚探もリアの魚探も積んでないけど、山立てで一発で入れた「とがマウンテン」。マーカーは打たずにテキサスやらライトリグでチェックしたけどダメ。
魚探的にはまぁまぁの反応アリなのでディープクランクを四方八方に投げていたら明確な魚の感触!!
しかも3回連続!けど、ちょっと違う魚かなー。バスだったら食ってるよな~。
その直後、水面で巨大魚の水流w
レンギョだねー
とがMtは捨てて、前出の浚渫へ。
GPS無いんでまー適当に。IK-400の乱れ打ち。トランザムも投入。ピンはツネったり。
で、この時間帯は完全無風で鏡面なんだけど、西側の某所だけやたらベイトの波紋が出るんです。
レーシックのおかげで驚異的に遠くが見えるようになったわけですが、マジで水面ガン見系のオレにとっては最高の手術でしたよ。
クランク巻きつつも波紋のあたりを見ていたら、稀に5cmくらいの光る魚がジャンプしてるんですよ。水温上がって無風なんでかなり上ずってきた感じあり。ワカサギではなくモロコ?モツゴ?そんな類の魚っぽいやつ。
現在浮いてるポジションでも稀にシラウオ君が水面まで上がってくるけど、西側のそこだけ異様な波紋。
ってことでクランク巻きつつもエレキで徐々にそちらへ。
とりあえずこの場所を「とがPP」と命名しますw
とがPPがあるエリアは昔から有名な越冬場所でもあるんです。そして昔は超レアだった50アップが出るのも決まってココ。A級スポットですね。けど、近年は話題にものぼらない的な忘れ去られポイント。
とはいえ、ここまでベイトッ気があるのはタダゴトでないなぁ。などとぼんやり考えながらクランク巻いていたらロープかなんかに掠った感触の直後!
本日初!
完璧なブラックのアタリ!
まさかの4連発!
キターっ。手応えは軽くてゴリ巻きしたら水面を引きずっちゃったけど紛れも無くバス!
来てよかったよラスト86!
良かった~NFじゃなくて。
で、釣れたスポットは水中に捨てロープがあったり、そもそも水深1.7mだったのでディープクランクは辞め。
前夜買ったばっかりのIKジンクスミニ1/2ozを袋から出して結ぶ。
その第一投で!
根がかったorz
スピナベがスタックってどんな魔物?
けど、無事回収。気を取りなおしてキャスト&リトリーブ。で、またまたグ~っと重くなる感触で水中のロープやらゴミやらを拾っちゃったか?
と思ったら、その思い物体がグングンとゆっくり引いてた(嬉)
魚だった~
口が小さくて体高あって色艶ともにとてもキレイなグッドサイズがデッキに転がったときは感極まったよ。
この1匹の為に、この感動を味わうために不眠不休で650キロ一人で走ってきて一睡もせず出船して休む間もなくキャストし続けてるわけです。そして、そんな遊びができる今の環境、嫁やら社長やら職場の人たち、進藤さんや池ちぇんやらへの感謝の気持ち。今までオレのバス釣りに関わってきたすべての人達の事を思ったら、まじで感動というか、なんだろう?この気持ち。今のオレにとってバス=人生の全てですからね。そして、このバス釣りっていう最高の遊びを今も続けられている幸せなどなどが一気に来て不覚にも涙が。年取ると涙もろくなるのね。
で、泣きながらもキャストは続けてるわけで、またまたビッグバイト!
ってか、バイト自体はとても小さくて「プン プン」 ん?くらいなんだけどフッキング後の重みと首振りのピッチが大きい!
そして、すげーーーー引きが強いんです。秋にスピナーベイトで釣れる魚って概ね引きが強いけど(オレ比べ)、サイズが良いからマジで引く~~~っ
けど、スタリオンは負けないもん!ちょっと細身だけど口開け50cm君(口閉じでちゃんと測ると48.5cm)も引っこ抜き!で、さすがにアームが開いちゃった。
とがPPスゲーーーーーーっ
で、2匹目を釣ったくらいから微風&さざ波になったんですよ。吹き始めのタイミングで食ったのか、どーなのか。それよりも、たとえば、こっち方面にあと30分遅く来ていたら、既にさざ波になってて、ベイトの波紋を見つけることが出来なかったはずなんですよね。波紋を見なかったら、とがPPには来なかった。魚探には映らないベイトだし。
だから、本当にタイミングが良かったです。
そして、とがPPの周りにはインビジブルな沈み魔物がいっぱいあるのは昔からで、PPのスポットを休ませる意味も込めて、周辺のインビジブルものをテキトーに狙ってみたらまたまたズドンとビッグフィッシュすよ。
この頃にはすっかり目も乾燥してw オラオラモード。抜きあげの時「っるや~」って声出しちゃったw
そしたら、いつの間にかまぁまぁ近いところにエレキオンリーのローボートさんが浮いていてちょっと恥ずかしかったわ!
4匹目も45cm超えのブリブリに太いやつ。色艶最高。
IK-400の1匹目が12時43分でこの4匹目が1時13分。30分弱で4本のグッドサイズ連打&泣いたり吠えたりで、もうお腹いっぱいです。
で、このエリアでスピナーベイトを引いてるとピックアップ直前に5cmくらいの光る小魚とかシラウオがスピナベの周りで跳ねるんです。ベイトの魚影が濃イイのではなく、彼らがスピナベに反応して追ってきてる感じでした。だから、朝スレ掛かりしたんだなーって思った。
別のパターンを探す
とがPPと同じ複合条件をもつポイントは残念ながら他には無し。けど、単一条件を満たすポイントはこれより北側に2ヶ所ほどあり。念のためその2ヶ所をチェックすることに。
まぁまぁ近い一箇所目は不発。2ヶ所目は北へロングドライブ。途中、刺し網がいっぱいあって迂回が大変!その先にも漁師さんが入水して作業してて慌ててプレーン解いて会釈してデッドスロー走行。それを超えて再びプレーンしたら今度はオカッパリメンが居たのでちょっと航路を外したら水深30cmで座礁&エンジン強制停止。いや~上流へ行くのも大変ですよ(汗)
とかなんとか苦労したけど、何事も起こらずUターン。またまた漁師さんが(略)
ってことでトガPPの複合っぷりは凄いもんで、なかなかあんなポイントは無いわけで、再現は諦めました。
別のパターン探しの旅へ。
前回来た時ルドラで謎の3連発があったストレッチへ。ここもまた刺し網がいっぱい入っていて迂回が面倒クセー。
けど、他にあてはないのでルドラを巻いてみました。ここも前回同様、たまにベイトがチラホラいるスポットあり。前回いいところはGPSマークしてたけど・・・やっぱり積むべきだったなGPS
で、なんとか1本。
まぁまぁ足元あたりまで来たルドラの2トィッチ&1ポーズのポーズ中にカカカっと当たってヒットでした。長さはともかく、やっぱりこのエリアで釣れるのは太いバスだなー。
これ釣ったの14時33分。刺し網迂回ストレスに負けて下流へ移動。
ラストもリップラップ絡みのシャローを狙ったけど全くダメダメで終了でした。
で、帰着後、池ちゃんに聞いたら、オレと遭遇したあたりで釣れたそう。しかもオレが散々やった岸スレスレくらい。あげくオレの得意なデスアダーNS系の釣りで釣ったそう。えーーーーマジでーーーー。オレ散々やってノーバイトだったのに~~~悔しい~~~~~って感じでした。
Day1まとめ
- 北西風だった朝イチ以外、この時期にしてはかなり暖かった
- シャローは壊滅的に釣れなかったけど、池ちゃんは5本釣ったそう
- 池ちゃんいわく「だいぶ状況は上向き」
- 下流域は水が悪い・上流はマシ
- しゅんせつ絡みは生命反応ありあり
- でも結局とがPP以外釣れないなぁ
- 明日やるネタが無いw