2009年09月12日(土)大原一つテンヤマダイ
『ワンテンマダイ』
大原の一つテンヤ真鯛釣り、通称ワンテンマダイに行ってきました。まぁまぁ面白い釣りでした。
ライトタックルの真鯛
真鯛釣りって沖釣りでは最も人気の釣りですが、盛大な装備で「気軽にちょっと」には程遠いですよね。でも、この一つテンヤ真鯛は船釣りの中でも相当なライトタックルで遊べるそうで、この1~2年で相当なブームになってるそうです。
一つテンヤ真鯛でググると元バスプロの宮本さんのブログがいっぱい引っ掛かります。宮本さん曰く「バス釣りしてる人なら簡単にできる」そうです。
エサは↑これ。10cmくらいの冷凍エビ。コマセと違って無臭なのもグッド。
テンヤが↑これ。孫針付きジグヘッドですね。オモリ部分は水深によって変わって、今回は10m前後の超シャローなので、3~5号メイン。オレは3号のみでしたが、流されることもなく良い感じでした。
リーダーは3号5mが基準らしいので、フロロ12lbsを3ピロとって道糸はPE0.6号。
ロッドは専用竿が船宿オリジナルや小回りの効くメーカーからは既に出ているようです。シマノは今年出してダイワはまだのようです。
同行した社長が専用ロッドを持ってて、前日触らせて貰ったんですが、滅茶苦茶ファーストテーパーでした。バットが弱いとフッキングが難しいとのこと。
で、宮本さんに電話で聞いてみたところ、ヒデさんはメバルロッドを改造して使ってるそうです。改造箇所はグリップエンドの延長。あまりにも釣れるのでグリップエンドが短いと手首が疲れるそうで!
そ、そんなに釣れるんですか!
長さは2.3mくらいあったほうが良いらしいです。ちなみにリフト&フォールの釣りなので、ベイトタックルの方が良いのでは?って思ったけど、大きいのが掛かったとき、やっぱりドラグの関係でスピニングが良いそうです。
ちゅーわけで、オレのロッドの中では、ちょっとティップが硬いけども、長い事、LDBガイドが付いてる事、グリップエンドが長い事、以上の理由でスピニング龍柳を用意しました。
釣りの話
1時に同行するSさんと合流して大原へ。3時過ぎに港へ到着。さすがに人気の釣りもの凄い混在ですよ!そして平均年齢が若い。みんなオレくらいか、それより下な感じでした。ジギング船みたいな客層です。
まだ暗い4時30分に出船。あ、ちなみに船代が11,500円と結構お高い・・・。エサは使い放題ですが。で、テンヤは1個500円で船の中で買えます。
僅か10分ほど走って釣り開始。曇天無風、外房だけど波・ウネリも無し。最高な釣りのしやすさ。
経験者のSさんにエサのセット方法を教わり投入!
11mなのですぐに着底。
船はパラシュートアンカーを投入しエンジン切ってそのまま流されます。エンジン音が無いのでシーンとしててちょっと違和感(笑)
着底したらロッド1本ぶんほど上げて、またフォール。それの繰り返し。船がダダ流されしてるので、時よりハードボトム感あり。
基本的にラインが船の下方向へ引っ張られる流れで、その状態でボトム付近で止めていると、凄いバイトの数でした。
すぐに経験者Sさんが2枚ほどゲット。25cmくらい?400~500g?バスで言うキーパーサイズが釣れてます。
オレもアタリは頻繁にあるんだけど、乗せられない。
どーやら10cm級のタイとかフグの猛攻にあってるもよう。
フックが大きいので、どーあがいても乗りません。でも、たまに良い感じのバイトがあってヒット!
本命としては初マダイ(嬉)魚屋で見るそれとは違って、超キレイ!写真では解りませんが。
ラインが船下へ軽く引っ張られている状態でのボトムポーズでバイトが集中するんですが、テンションかかり過ぎで弾いちゃう感じです。これが専用ロッドだと、更にもう一回ティップが入るので上手くフッキングできる感じ。
なので、出来るだけ潮上に投げてテンションが抜ける状態でバイトをとる方法にチェンジ。この作戦が的中して、まぁまぁ連発ヒット!
他にも、左右でお祭りしたので、ボトムを切ってポーズしてたら引ったくられるようにヒットしたり。
船中釣れてるのは30cm以下のアベレージサイズですが、Sさんにビッグバイト到来!
もの凄い勢いでラインが出されてます。青物か?と思ったらそうではなく推定3キロのマダイらしい。Sさんはミヨシに立って長いことやりとり。でも、残念ながら道糸からラインブレイク。
リーダーを結び直して、仕掛けを作ったその次の一投でまたまたビッグバイト!またまたミヨシへ。
かなりラインを出されてます。で、今度は無事にキャッチ!
今度はイシダイ!↑この写真は血抜きした直後なので、黒ずんでますが、釣った直後はシマシマがハッキリしてました。このサイズでも、あんなにシマ模様があるとは驚き。
で、この2連発ビッグフィッシュのあとから、潮の流れが変わって、ちょっと釣れないモードに。
沈黙・・・・
沈黙・・・・・・
沈黙っても乗らないバイトはずっとありましたが。
そんな釣れない状態でもうちの社長は凄い集中力。さすがトーナメンターだと感心する瞬間。周りが釣れて無くてもポツポツ釣ってました。
オレは朝に8枚釣ってその後はひたすらツレズ。10時過ぎにやっと一枚ゲット。そんで、オレにもビッグバイトがっ!
最初はそうでも無かったけど、ちょっと上げたら猛烈に横走り!
ドラグを緩めるように言われお立ち台(ミヨシ)に行くように言われる。でも、途中で呆気なく切れちゃった。そんなにテンション掛かっている感じじゃなかったので、ネズレした模様。残念!
周りが騒いだほどは重みを感じ無かった。ドラグ緩めすぎだった気がしないでも無く。ま、ともかく良いサイズだったのはマチガイナイので、次は釣ってみたい!
そんな感じで11時過ぎに終了。
後に船宿HPみたら船中3~17枚。オレ9枚だから、中の下くらい?社長はトップタイの17枚でした。さすがだ。
不可抗力!乗らないバイト
ワンテンマダイはさすがエサをつけているだけあって、バイトはほぼ毎回。ただし、多くはフグとか10cmくらいのコダイ。フックが大きいので物理的にフッキング不可能な感じ。1/0オフセットフックでギルバイトに耐える感じ。
マジックミニだったら永遠にイレグイか!って感じ。カワハギ仕掛けくらいの針でも無限釣れな感じ。
なので、カワハギのように「エサだけ盗られる悔しさに燃える」って感じはなく、「物理的にフッキングが無理」っていう諦めの方が大きくて、その変はイマイチ燃えられずでした。逆に言うと、キーパーサイズなら割と勝手に向こうアワセでフッキングするような時もありました。
結論:楽しい釣り!
なので、この釣りの一番の魅力は、カワハギ的なそれじゃなくて、あくまでも、このライトタックルで3キロとかのマダイが狙えることのようです。
今回は秋の数釣りシーズンなので仕方ないんですが、これが乗っ込みシーズンだと凄いそうです。もちろん水深が深くなってオモリもそれなりに重くなるし、潮流の影響も大きくて着底後、2シャクリくらいで、もうラインが流されて回収~、みたいな感じでそれはそれで大変らしいけど、サイズ狙いは春が面白いようです。
また、季節・水深に応じて多彩なゲドーが釣れるのもこの釣りの魅力。今回オレが見ただけでもハナダイ・アカメフグ・ショウサイフグ・カンパチ・イナダ・ヒラメ・マハタ・巨大カサゴ・カワハギ等々の美味そうな魚が上がっていました。カワハギ釣りみたいな、リリースと称した「捨て」魚は殆ど居なかったです。
今回ちょっとロッドが硬すぎだったので、次に行けたらソフトティップで望みたいです。ちなみに2ピースロッドであるスピニングリュウロンの別売りティップである「ハンハンティップ」が最高に良さそうなんですが、23000円もするんです・・・。専用竿買えちゃう値段!あれが1万円くらいならベストなんだけどなぁ。
なので、今度はソリッドエアリアルで挑戦しよっと。
同僚に配って家には2枚の鯛とカワハギ。鯛は刺身で食べたら結構美味かったです。反面、カワハギの刺身はイマイチだったので、昆布締めで頂きました。
オレメモ
ラインは150~200m必要
走られて高切れしたり、100mくらい出されたりすることもあるので、200mあったほうが安心。残数の解る普通の色つきPEの方が安心。
エビの解凍
水をちゃんと切らないと後半グダグダになる
フック
船宿てんやはフックが柔らかい。根に当たってすぐに丸まった。
ドラグ音
ドラグ音はあった方がよい。旧ルビアスは鳴らないので注意