2005年05月16日(月)東京湾のキスとメバル
『天狗Death』
激変する天候の下、東京湾のシロギスとメバルのダブルヘッダーに行ってきました。元シロギス少年が、バス釣りを覚えてパワーアップした「NEOシロギス釣り」をお伝えします。
ベイトで挑戦
去年7月に同じイベントに参加したとき、右舷ではオレがダントツで釣ってて70匹超えでロッドヘッド(竿頭)か!と思ったら、左舷のヒデさんが90匹オーバーで、さすがに参りましたって感じ。で、今年は5月に開催。朝船宿に集まったメンバーは、みんな船釣の話(笑)。いや、このイベントは一応、バス釣りクラブ主催なんだけど・・・。バスやる奴いねーのかよ!って感じ。13名参加なのにバスプロ2名のみ。
7時過ぎ出船して東京湾を横断して千葉方面へ。いつもオヤジ船でシーバスやっている風景の沖側10m前後でスタート。
去年は、ハートランドZのフローター用ベイトタックルで良い感じに釣れたんだけど、ちょっとグリップエンドが短くて何度も落としそうになったので、今回はトリニス63MLを用意。リールはアルファスでPE1号。オモリが15号片天秤で針が2本でアオイソメって仕掛けです。
釣り座が胴の間だったので船長の無線が良く聞こえるんだけど、今日は最悪的に状況が悪いらしい。天気も雨だし寒いし。確かに去年は落とせば何かしらの反応はあったけど、今日はなんも起こらない。ってか、去年どーやって釣ったか忘れた。
オレ以外に唯一バスタックルな左側のKプロがポツポツヒット。オレもなんとか続くも、これといったパターンが解らない。けども、俺ら以外はほとんど釣れてない。
しばらく釣っててだんだんコツが掴めてきた。
パターン1:フォール直後
3mのハードボトムなフラットで1/2ozフットボール+ツインテールグラブでスイミングをやっている感じ?なロッドアクションに良い反応が出始める。感じ的に正面へ出来るだけ投げて、仕掛けが絡まないようにカーブフォールこれが最初のキモ。シンカーがボトムに付いた直後、1mくらいのリーダー部分がテンションを保ったままゆっくりフォールしてるハズで、この時にププンとバイト。スピニングだとテンションコントールがここまでシビアに出来ないので、これはベイトリールが有利。
このパターンで1割くらい釣った。
パターン2:スイミング
パターン1でバイトが無かったら、スイミング開始。イメージ的には高さ50cm、長さ1mでシンカーを手前に泳がせてくる。このときも神経を払ってラインテンションをビミョウにコントロール。これも、スイミング中か、エサのフォール中にバイトがあって巻きアワセで乗せる感じ。これで3割くらい釣った。
パターン3:ロングシェイク&ポーズ
2のスイミングでバイト無しで手前まで来た後に、真下で10秒くらい激しくシンカーを30cmくらいリフト&フォール。で、その後のポーズでココン!と。これで4割くらい釣った。なので、キャストしないで、真下に落としてやってみるけどそれだと意外にダメ。潮流にもよるけど、仕掛けが絡み気味のせい?やっぱり投げて引いてきてからのシェイクが効いた。道糸~オモリ~エサがV時ではダメであくまでもL時をキープ。
パターン4:トウィッチ
パターン2のもっと速いバージョン。ロッドを下に向けて細かくトィッチ。シンカーをボトムスレスレにクイックにピョンピョン踊らせる。そんで3秒くらいポーズすると「コンコン」とバイト。これは、後半ゲキ渋りになったときに効いた。
パターン5:ミドスト
パターン2のもっと大胆なやつ(笑)。シンカーをボトムになるべく付けずスイミング。いや、オモリ重いから難しいんだけど、それでもポツポツ釣れた。
NEOシロギスStyle
つーことで、バス釣りやっている人にはなんて事無い、釣り方なんだけど、そうでない人はここまではやらないハズ。底モノのエサ釣りマンならやるだろうけど。
前半戦終了の頃、オレがトップだったらしい。船長も去年の事を覚えてくれてたようで「去年もあのベイトタックルの人よく釣ってた」と言ってたらしい。嬉しい!
で、後半戦は更に釣れなくなって、オレも一時スランプに。しばらく釣れなくて、遅めの釣りに変えたら、メゴチとかイイダコとか鮫とかボトム系の魚が釣れるようになっちゃった。シロギスはボトムべったりじゃなくて、底付近を泳いでいるので、やっぱり「やや上」を意識しないと釣れない。釣れない=スローだとエサがボトムに着いちゃうので、やっぱり早め・リアクションを意識して後半戦も盛り返し。
オレが居た右舷側では周りの3倍ペースで釣って納ロッド。強豪多い左舷もあんまり釣れて無くて、ヒデさんが46匹。オレが58匹で遂にロッドヘッド!やった!3位以下は10~30匹くらいだったので、いかにこのベイトタックルを使ったNEOシロギスStyleが効果的だったかが解るでしょう!ちなみにスピニングだと、微妙なテンションコントロールが難しい(センチ単位でのラインの出し入れは無理)のと、15号オモリをクイックに動かせないので、厳しいと思います。
誰にでも釣れるけども、技を使うと更に釣れるってのが楽しい。カワハギ釣りにも通じる面白さのシロギス釣りでした。なんだか凄く天狗になっていますが、バス釣りやっている人ならなんて事無い釣り方なので、皆さんも是非チャレンジしてみてください。キモはボトムじゃなくて、そのやや上です。あと基本だけど、常にフレッシュなイソメでやること。
メバル釣り
で、キス釣りを終え、その後はオヤジ船でメバル釣り。この前、釣りビジョンで村田さんがやっていた、「ジグヘッドの管釣り引き」を真似したらいい感じで釣れたので良かったです。あと、ソラロームIIレンジアタッカーっていう専用ライン使ったんですが、テンションが掛かりにくい巻きの釣りにもかかわらず、全くトラブルなく使えて素晴らしかったです。フロロだと、数回はトラぶっちゃうもんね。
で、2時間くらいで突風になって、更に北風になって激寒くなって早上がりで終了~。3人で20匹チョイ釣れました。
タックルメモ
シロギス:トリニス63CML+アルファス+PE1号+フロロ12lbsリーダー(ティップ絡み防止策)+片天秤+15号+2本針(ソデ7号)+アオイソメ。
※オレ用メモ:63CML硬さ調子はパーフェクトだったけど、胴の間だと海面が近いのでアンダーキャスト時、ちょっと長すぎ。
メバル:トリニス60SUL+ルビアス2004+レンジアタッカー3lbs+マジックミニ16+グラスミノーS
20cm前後のデカキスばっかり。プリも多し。引き味的には7月のほうが良かったです。
オレに妙に縁があるドチザメ
吸い付かれるとビミョウに気持ちいいイイダコ
今晩いただきます
初めてメバルもキープ