2007年12月13日(木)内房勝山のカワハギ&船アオリ
『引退か?!』
マイブームの釣りをカワハギでも試してみたけど惨敗でした・・・
バスロッドで
tonoと内房のカワハギ・アオリのダブルヘッダーへ。カワハギ行こうと誘われたけど、現在カワハギ竿が無い。
カワハギ釣りは
1.安めの専用竿(レンタル)
2.硬めのテキサス用バスロッドかトップ用ダラダラロッド
3.汎用船釣りロッド(去年折っちゃった)
4.専用ロッド(借り物)
って感じで使ってきて、やっぱり専用ロッドは良いんだな、って思ってた訳ですが、先日持ち主が折っちゃったらしく借りることが出来なくなった。そんな事もありつつ、スーパー小さいアタリを取るっちゅーニワカマイブームもありつつ、専用ロッドの素晴らしさを再確認する意味も込めて敢えてバスロッド2本(前出の2本、HL-Z601MFBとHL-CX601MFB)を用意した。
どんだけ引く人が居るんだろう?ってくらい押させたいセブンイレブンで少しの食料とタバコといつコーを購入。店出るとき、ドアを押しちゃった(笑)。あくまでもオレは無意識に「押して」いたので、ひょっとしてセブンイレブンのデフォルトは、入るときに「引く」仕様でしょうか?この店は間違って逆にしちゃって、入るときみんな引いちゃってるのか?謎だ。
そんな訳で硬い方の601MFBからスタート。
港を出て3分で最初のポイント。
そして、初っ端からバイト連発。んが、乗せられない。全く駄目。数回タタキを入れてちょっと間合いを入れると必ずバイトを感じる。でも「カっ」で終了。フッキングが全然決まらない。カワハギはたぶんもの凄い数が居るんでしょう。タタキの間もエサを吸われている気がするので、叩かずに完全ポーズでやってみる。S/N比が向上しバイトが滅茶苦茶ハッキリ解る。んでも、バイトと思っているのは、吸ってたり、口に針が入った瞬間ではなく、首振って吐き出した時の感じ?水中映像DVDから想像するに。
バイト数が鬼のようにある上に水深が10mちょっとってこともあって、手返しがスーパーハイピッチ。極上アサリ1パックを朝の2時間で使い切る勢い!
こりゃ参った!
もちろん、タタキ後に一瞬くわせの間をおいて、バイトを感じる前に空アワセってか見込みアワセ?希望的予測アワセ?すれば高確率で乗った。けど、自分の中では、これだけはやりたくない。これやっちゃうと面白みが激減。あくまでもオレ基準ではね。否定してるわけではないのであしからず。
他にも、たまにそそっかしいヤツがいて、ロングポーズしてると向こうアワセで掛かってくるのも居た。それはそれで良いんだけど、それよりも「カっ」を感じてからアワセを入れて釣りたいんだけど、これがまた難しい。
やっとヒットしても途中でばれることも多く、いよいよロッドをスローテーパーなオールソリッドに変えてみた。
すると、今度は「カっ」が「カカカッ」まで行くようになった。けど、今度はフッキングするとロッドパワーが25号オモリに負ける。あと基本的にロッキーなボトムなので操作性がイマイチ。
そんなこんなで朝の2時間は滅茶苦茶高活性でカワハギ釣りオモシレーって感じでした。
数的にはたったの4枚(照)。tonoにはダブルスコアペースで負けてる感じ。マイゲームは辛いぜ!でも楽しい。
で、このポイント、魚は多いんだけど、なんせワッペンばっかり。2回ほど型狙いで40mラインに行ったけど、すぐに朝イチのポイントへ戻った。ってか、結局一日その場所でしたけど・・・。
朝2くらいからはバイト数もだいぶ減り、なにも起こらない時間もあり。今回、エサを4種類用意してて、一番良いエサを最後の方に温存しておいたのに、結局アタリが少なく、半分以上を捨てるハメに!朝イチ使っていた「極上アサリ」は去年の残りで1回溶けちゃったやつなので、結構ドロドロだった。ワッペンポイントだから、まーいいっか、って無理して使っていたけど、今思えば、あのタイミングで一番良いエサを使うべきだったな、、、と後悔先に立たず。エサは大事なんだよなーって再認識。
そんなこんなでツヌケはしたけど、ALLワッペン。刺身サイズ無しでした。んでも、これでバスロッドの限界は解った気もするし、やっぱしカワハギは面白いなーって感じで良かったです。
ダブルヘッダー船アオリ
14時前に一旦帰着し、今度は船アオリ船へ。
人気のエギングと違って、こっちはエギのキャロライナリグによる縦の釣りです。オモリが10号、エギが3.5号、リーダーは3m。
釣りの流れは
1.船長が海面からエギまでの棚を細かく指示する
2.PEの色を見て水深を合わせる。「PEのリーダー+オモリ+キャロのリーダー」が5mあるのでそれも計算しないとイケナイので結構面倒。暗算弱いオレ。
3.最初にシンカーが沈んでいく。エギはVの字で遅れて落ちるので、I字になるまでカウントダウンする(潮流はあんまり無い)。
4.だいたい7秒でI字になるっぽい。Vに近いとロッドをしゃくった時に「スカッ」と爽やかに軽い。I字に近いと「グっ」っと重みを感じる。
5.そんな感じでI字になったと思ったらロッドを上に大きくアオってPEがガイドに絡まないように素早く美しく新体操のリボン競技のようにロッドを降ろす。
6.ダートした(してるハズ)エギが沈むの待つ。4へ戻ってLOOP。
根を流してるので水深がコロコロ変わる。そのたびに船長からアナウンスがあるので、こまめに水深を合わせる2へ戻る。
って感じで、とっても忙しいし集中してないと駄目なんですよ。
で、集中してると殺気でまくりじゃないですか!オレの場合。だから釣れない。
出船直後ミヨシの人が釣ってて、しばらくしてtonoが2連発したりして、去年よりは釣れそうな感じ。でも、たぶんオレの殺気じゃ釣れないよなぁ
唯一殺気が無くなった瞬間
なんとか殺気を消そうと必死なオレ。ケイタイを弄ってみる。右手と視線はケイタイに注がれるものの、ロッドを持ってる左手への意識は消せない。駄目だ・・・。
消そう消そうと思えば思うほど駄目。
日が暮れる。水平線に沈む太陽。綺麗だ・・・。なんて意識しても、左手への意識が・・・・。
日が落ち良い感じのマズメな雰囲気。西湖のバスならこのタイミングの5分間でよく釣れたな~。なんて思っていたら、船の近くを小さい漁船が通った。9fくらいの小さい船で、70歳くらいの漁師がデッキに立ったままチラーハンドルで全開走行!カ、カ、カッコイーーーーー!
って思った瞬間、ズドンと引ったくるようなバイト!
そんな訳で唯一殺気を消せたその瞬間釣れました。ネタではなく本当の話。
で、シンカーまで巻いて来たらロッドを置いて、手で上げるわけです(リーダーが3mあるので)。たぐり寄せたら船縁にイカ野郎がくっついた。無理矢理引っ張っていたら船長が「そうじゃなくてイカを掴んであげるんだよ」ってマイクで言う。
なるほど!って思ってギュっと握ってランディング。その刹那。
ブチュって音と共にイカの容積が減った感触と共に視界がブラックアウト(笑)
まるで漫画。思いっきり顔に墨吐かれ、船上は戦場になり、船長が必死で扇状に広がるデッキを洗浄!
しかも、オレ、今日に限って借り物のウエア着てるんですけど(笑)
イカって墨吐くんだよ(常識だけどオレメモ)
ま、そんな騒動がありつつも殺気ってスゲーなって思った。
すっかり日が暮れ真っ暗に。それでも釣りは続きます。視界があるうちは周りの鳥とか波とか見てて殺気を消そうと努力はできるけど、暗くなると一層ロッドに伝わる感触が気になる(笑)
でも、周りの誰かが釣れたときなんかは、怪しげな「ポツ」って感じの感触が何度かあって、余計集中しちゃう。
tonoも殺気が消えた瞬間
tonoの隣の人にヒットした。けど、オレと一緒でランディングの時に船縁に引っ付かれたみたいで、船長が慌ただしくなった。tonoもすっかりその騒動を見てた、その瞬間tonoにもヒット!やっぱりね~
ちなみに横の人はイイダコでtonoはスミイカだったけど、この時はオレのロッドにも「ポツ」って感じが何度かあって、集中したけど、余計釣れない。
同じ作業の繰り返しで、まるでこれじゃ釣りじゃなくて、船長がサーバーで客がクライアントなCSシステムだなーなんて思っていた。この釣りの面白さが未だにワカンナイ。だって同じ作業を永遠何時間もしてるんだもん。釣れないし。
最後にもう1匹、1パイって言うのか?掛かったけど、船縁で躊躇してたら落ちた。
そんなこんなで沖上がり。
最後にtonoにオレのイカも絞めて貰った。そしたら、またまたブチっと鳴ってブラックアウト。2人揃って顔面真っ黒。ドリフかよ!って感じで長かった13時間フィッシング終了。
やっぱりブラックが一番面白いと再認識した一日でした。