1998年07月31日(金)相模湾
『番外編:シイラ釣り』
一昨年に一度だけ行ったシイラ釣り。長塚さんのお誘いで今回2度目の釣行。前回はラッキーな事に70cm級のイレパクに当たってとても楽しい釣りになったんだけども、今年はみんな口をそろえて「今年はデカイ」という。10年に1度あるかないかのビッグフィッシュの当たり年だって!(180cmもでたらしい)
そんなデカイのより小型を数釣ったほうが楽しいよな、と思いつつ葉山の長井へ向かった。■タックルの事
メンバーは長塚さんと娘のミキちゃん、長塚さんの知り合いの親子、ハウスオブケンの伊藤さん(趣味は渋谷のオカッパリ)の山梨県チーム、あと根岸さんと冨樫夫婦の計8人の大所帯だ、果たして噂通りビッグフィッシュフィーバーとなるんだろうか....
で、もちろん俺はシーラ用のタックルは持ってないんで、とりあえずカミさんのミディアムヘビーのバス用ベイトロッドに12ポンドナイロン+25ポンドのリーダー付をメインにし、長塚さんからゴツイソルト用ボートセットを借りた。
ルアーは自作シイラ用ペンシルをはじめ、レッドペッパー、リニージクワイエットなんかのトップ用、あとはウケ狙いでバズベイト、バイブレーション、スピナベ、ディープクランク、あと、ロボワームの常吉セットも忍ばせておいた。これだけあれば完璧さ、と思ってたが....
■ラン&ラン by E.YAZAWA
8名を乗せた馬鹿でかい船は一路ポイントへ向かう。向かっている様だが、ずーっとエンジンはフルのままだ。おいおい、早く釣りさせてよって感じ。ラン&ガンじゃなく、ランランランラン、ずーっとラン。
1時間以上走ってようやく着いたブイまわりのポイント。ここでは根岸さんが1バラシしたのみで、すぐ移動。またまた長い長い旅が始まる。
■1匹目ヒット!
そして2時間くらい走り回ってようやく群れが見つかり船がスローダウン。全員一斉にキャストする。最初にヒットしたのはうちのカミさん。ドラグがビーーーーーーーーーーーーーーーーーーって鳴って遥か彼方まで走られている。そんで根岸さんにもヒット!みんなメタジとかでヒットさせているらしいが、俺はひねくれものらしく、常吉、ラバジ、クランク、バイブで攻めるが反応なし。そんでペンシルのリニージクワイエットをキャスト。チャッチャッチャとドッグウォーク(でも波にもまれてる)&ポーズでドッカーン!ヒット!メーター級のシイラ(目測)。
はじめは比較的おとなしかったけど、船縁に寄せたとたんに大暴れし走りまくられる。なんとかランディングできそうなんで、ネット入れをお願いしたけど、ロッドが負けてうまく寄せられない。何度も何度もトライして最後の最後にネットにルアーが引っ掛かり痛恨のバラシ。ヒットさせてからここまで20分の格闘。ふぅ~。
■2匹目ヒット!
見えシイラはまだまだ船の周りにいっぱい居るので、休むまもなくルアーをシイラ用自作ペンシルに結び代えてすぐにキャスト!着水と同時にヒット~!またまたメーター級(含む尻尾)。
んでこいつがまた、凄い力&スタミナで永遠にくたばらない。寄せては走られ寄せては走られの繰り返し。30分経過し暑くて喉がカラカラだったからジュースを飲みたくて誰かに頼もうと思ったけど、全員のロッドが曲がってる(笑)
やっぱりシイラには専用ロッドが必要さ。だってまったく上がって来ないんだもん(涙)。船を4周しみんなに迷惑をかけつつも、永遠に上がって来ない。あーあーあー。気分は松方弘樹か梅宮タツオだよ本当に。
根岸さんなんか専用ロッドで次々ヒットさせてて楽しそう。あー俺もはやく次の魚をヒットさせたい...ううがーいつになったら弱るのか。
で、やっと弱ってきたのかすこし大人しくなり横になって浮いてきた様子。時計を見たらちょうど1時間経過している。横に居た伊藤さんに「ちょうど1時間で弱ってきましたよ」と言った瞬間「ポロ」っと軽くなる。え?ガーーーーン。外れた。ピックアップしてみたら、フックが折れてた(涙)
■やっぱりエサだよね
1時間20分の死闘を終えてみたら、さすがの群れもだいぶスレたみたいで、みんなイワシでエサ釣りをしてる。さすがライブベイトは強い。ルアーにはまったく反応しないシイラもイワシなら即ヒット。
俺も一匹くらいランディングしたいと、イワシのノーシンカー(1/4oz、イワシカラー(謎))で70cm級のぺんぺんシイラをヒットさせる。いやーこのサイズだと手軽で楽しい。ピョンピョンジャンプしてカワイイな。と遊んでいたらバレた(笑)
2時間くらい続いたフィーバータイムも魚が居なくなり終了し、またまた長い魚探しの旅に出発。
■サバタイム
船頭の声で目を覚ませば、いつのまにかべた凪快晴の海。そして前方にはサバのナブラ。
メタジを結んでキャスト!フォール中にゴン!小さいサバだったのでヒョっと抜き上げしたら、俺の腕にフックがグサリ。バーブまでしっかり刺さっているけど、不思議なことにまったく痛くない。とりあえずサバを外して、フックを外そうと思ったけど、全然外れない。プラグ類はバーブを潰していたけど、このメタジはバーブ付のままだった。なんとか船頭さんにペンチで外してもらい助かった。ふぅ~。
■ノーフィッシュ!
そんなこんなで、15時頃上がったのだが、結局シイラの群れに当たった2時間のうち、2匹と1時間20分格闘し続けた俺はノーフィッシュじゃん(涙)でも、ノーフィッシュのくせに魚とのファイトが一番長かったのも俺だった様な...
まぁノーフィッシュよりも自作のバルサ製ペンシルでも釣れた事のほうが嬉しい。2年前の冬に作った時は長塚さんに「バルサじゃ絶対無理無理」と何度も言われたけど、内部のフレームを頑丈に作ったしコーティングもウルトラ丈夫にしたつもり。結局メーター級のシイラでも強度は十分だった。ボディーに歯形は着いたけど壊れてないしね。それよりも、まさかフックが先にヤラれるとは。トホホ。
■バスとシイラ
っちゅーことで、シイラとバスって共通点が多くて楽しいとか言われるけど、確かにシイラも楽しいけど、やっぱり自分で魚を探す楽しみがないシイラは年に一度で十分だなと思う今日このごろ。やっぱり俺はバスのほうが楽しいな。でも単純に魚のヒキを楽しむだけなら、シイラはウルトラ楽しい!TVで良く見る海外の豪快な釣りが近場で1万円でできるんだもんね。
じゃまた来年!<-誰に言ってる?
本日の仕掛け:ホプキンズ1/4oz銀
本日のオマケ:みんなそれなりに釣っていた(涙)。でもみんなブチブリ切られていたけど俺ラインブレイクは一度も無かったぞ!誉めてお願い!(3匹しか掛けてないが....)