1997年11月21日(金)酒田港周辺
『『番外編:ソイ』』
この連休中に山形の実家に行ったんだけど、ソイが釣れてるとの兄の情報。ソイって魚はカサゴとメバルとブラックバスを足して3で割ってアイナメをちょっと混ぜて更に3回殴ったような海水魚。北日本に多い、と聞いた気がする。オレが小学生の頃、防波堤のヘチで5cmくらいのソイを爆釣した記憶がある。挙げ句、2~3日で全滅したけど家で飼ったことも。で、その頃は名前がわからなかったので「ブラックバスの親戚」と呼んでいた。それくらいバスに似ていると思ってたけど、当時バスは釣りキチ三平の絵でしか見たことがなかった(笑)
そんな思い出いっぱいのソイがルアーで釣れると聞いた日にぁ、いてもたってもいられず、翌日自分の結婚式があるにもかかわらず、夜9時に兄と家をでる。家は海が近いので10分程で最初のポイントである酒田北港の漁港に到着。兄曰く、ジグヘッドがボトムに着いた頃にアタルっつーんで、借り物のULのロッドに常吉をセットしクラスミノーSを付ける。ラインは多分6ポンドナイロンだったと思う。
「漁港の常」って北浦のバス釣りと同じじゃんと苦笑しつつヘチを攻める。んでも、借り物タックルなのと暗いのとで上手くコントロール出来ずに苦戦。10分ほど攻めたが2人ともノーバイトなんで移動。
酒田本港横のマリーナ。先行者に様子を聞くと「全然ダメ」とのこと。しかーし、第1投目で兄にヒット!し、すぐにオレにもダブルヒット、兄のは小ゾイだったがオレのは(この辺では)立派な22~3cm。はっはは。とりあえず写真を撮ってもらう。
ヘチやボートの陰なんかを歩きながら攻める。オレの常にはあんまりアタらないけど、兄のジグヘッドには結構あたるらしい、しかもフォール中に。ってことで、常をやめてジグヘッドに交換。1/8ozのバス用ジグヘッドにグラスミノーのチューブを付けてヘチ沿いにキャストしたら1投目にヒット(笑)かなり水面近くで食ってきて、下に潜ろうとするヒキが楽しい。でも、上がってきたのは手のひらサイズ。
コレはフォールでイレグイか?と思ったらその後続かず、また移動。
通称1万トン岸壁。外灯の下に10人くらいのエサ釣り師。ちょっと覗いたらパチャパチャ小魚が跳ねてていい感じ。挙げ句エサ釣りの人がセイゴを釣ったもんだから、オレも兄も目の色変えてセイゴ狙いに(笑)しばらく粘ったが、アタリもなく移動。
とにかくソイは外灯の下がよく釣れるらしいので、外灯を目印にラン&ガン。それまでは兄が過去に釣ったことがある漁港内の水通しが悪いとこばっかりで釣ってきたけど、試しに水が動いているとこで挑戦。
最初はダメかと思ったが、兄に久々のヒット!しかも結構いいファイト。で、上げてみればナナナなんと20cmオーバーの「アジ」コレはちょっとびっくり。エコギアでアジが釣れるのもびっくりだけど、グラスミノーMと1/8ジグヘッドを丸飲みしていたのだ。アジは群ているだろうからコレでオレもフィーバースタートか?と思ったけど釣れない(泣)
アジは諦めて今度はゆっくりリトリーブ作戦にしてボトムの様子を探ると、手前5mくらいまでが浅くて捨て石が入ってる様子。そんで所々ウィードじゃなくって海草が生えている。コレはソイの絶好のポイント。と、思った瞬間、久々のアタリ!またまた23cmくらいのナイスフィッシュ。そんで同じ場所で連続ヒット!ニハハハハ。楽しい。結局この場所で4本ゲットし最後のポイントへ移動。
エサ釣りの先行者に様子を伺うとクーラーボックスを開けてくれた。アジ10数本にソイ、そして極めつけが30cmくらいのヒラメ。これを見たオレと兄はまた目の色変えてヒラメ狙いに(笑)。でもやっぱりそう簡単に釣れるもんでもなく、結局このポイントでは兄がソイを1尾上げただけ。冷え込みが厳しくなってきたのでここで終了とした。
初めてのソイゲーム、すごく楽しかった。釣り方もタックルもバスと一緒で手軽に行けるし、食ってもうまいらしい(今回は全部リリース)し。これで正月に帰省した時の楽しみが一つ増えたぞ!。