2006年09月28日(木)相模湾のカツオ・メジ
『されどSABA』
カツオ・メジ
先月くらいに箱根のオジさんに誘われたまるせ丸のアオモノ釣りは台風接近で中止。せっかくリール買ったのにこの時期はしょうがないですね。
で、そのリベンジデイが本日です。
引っ越し後初のまるせ丸。距離は158km。だいぶ遠くなったけど、0時に自宅出て何度か道間違えたけど渋滞無しでコンビニと釣具屋寄って2時半頃到着(俺メモ)。
ってことで5時半に7名で出船。
出発前に山木さんに「ナニ持っていけば良いですか?」って聞いても「何でも良いよ~テキトー」ってしか言わなかったので、テキトーにシイラで使ってるルアーと40gまでのジグを少々持ってきた。
一番不安だったリーダー業務はKyoさんにやっていただく。感謝!いい加減リーダーくらい結べないとダメだと思いつつ、年に数回なので絶対覚えられず。
で、周りを見渡すと、全員小さいメタルジグがリグってある。大きめのペンシル・リップレスミノーメインで考えてたんだけど、全然違うっぽい。ってか、そもそもこの時点ではナニを狙っているのかさえ知らなかったんだけど・・・
そしてほぼ全員メタルジグはループノットで直結だった。え~スナップはダメなの・・・?
そしてほぼ全員フックが2番とか1番の大きめのトレブルだった。え~4番じゃダメなの・・?
なんだか初っ端から道具に対する不安でいっぱい。この前の船釣りで「道具(のバランス)は超大事」って悟ったばっかりなのに。
さて、船は沖へ向かいひたすら鳥山を探してあちこちと。エキスパートの人たちがミヨシで探しているわけですが、しっかしあの人たちは凄い。よく見えます。遙か彼方の鳥達の動きを的確に見ます。スゲーッ。指さされた方向見ても俺にはナンも見えません。
この人たちも凄いけどカモメも凄い。
いつもカワハギ船なんかで、外道を拾って食べている姿をよく見る。ネコと一緒で、人間と共存する賢い鳥だなーと思いつつ、こんな楽してて自然界で生きていけるのか?って思ってたけど、今日のマジで狩りをしてるカモメを見たら、それはそれは精悍。
カモメカッコイイ~
で、釣りの話ですけど、ナブラが小さかったりすぐ終わったりで、釣り以前の話。冗談じゃなくて1時間でキャストは2回とか。
9時前にようやくちょっとだけ長いナブラに遭遇。船上が活気に溢れる。ここでKiyoさんに本命のカツオヒット!小さいけど本命は本命(ここでやっとカツオ狙いだと解った)。結果的に最初で最後の1匹に。あと、小さいシイラも2匹ほどヒットした。
ってか、シイラが居ると本命が散るらしくここでは超招かざる客みたい。大規模な鳥山に接近してもシイラだとキャストせず見切るみたいな。シイラでもいいから釣りたかった。ってか、キャストしたかった。
ってくらい、釣りに来てるのにキャストすらできない時間が永遠と続き遂にデッキで爆寝。
そして10時40分本日のクライマックスがっ!
カツオのナブラを直撃したKiyoさんにビッグバイト!
ラインが出る出る出る。止まらない~Ha~Ha。
大きいマグロだ!と船内が盛り上がる。
下へ下へ凄い引き。既にラインは100m以上出てる。
マグロだと200mくらいで止まるらしい。んが、止まらない。
そしてそれまで一直線にズビーーーンと走っていたのが、ズン~ズン~に変わった。どうやらサメらしい。
ラララ、ラインがぁ~~ PE2号を300m巻いているらしいけど・・
そろそろヤバイってことで、ちょっとだけ止める動作をするも、そのパワーに為す術無し状態
チームワークで船を進める。んが、数分後にラインを全部出されTheEND。残念!
Kyoさんは過去に数メートル級のサメを釣った事があるらしい。因みにオジさんは最高8m!らしい。ってことで、今回のは10mくらいあったんすかね?すげーな海は。ってか、あんだけカツオが群れているのに、カツオでなくサメが小さいジグを喰っちゃうってのもスゲーと思いました。Kiyoさんはよくサメが掛かるらしいです。
俺もドチザメはよく釣れるけど、こっちのは本当のサメだからなぁ。あ~怖い。
やべ、俺、PE200mしか巻いてない。ってのは杞憂だけど。
そんなビッグイベントがありつつも、結局ナニも釣れない訳ですが、こんな最高の天気で相模湾クルーズなので、海無し県民にとっては最高の贅沢っすかね。
昼過ぎまで探し回ったけど結局ダメで午後からは陸に近い方へ。
結果的に、俺は1回だけカカカッってバイトがあっただけ。後で聞いたらそれはもろにカツオのバイトだったらしい。残念!
1匹の価値ってか?
そんな訳でカツオ・メジのキャスティングは不発に終わり、午後からは岸寄りでのジギングの釣りに。
40mラインからはじめてしばらくナニも起こらず。後半は25mくらいの所へ。
25m!
ってことで、密かに赤くて羽の生えた鳴くサカナを狙えないモノかと持ってきたタックルに小さいジグを結んで投入。ボトムの岩っぽい所をちょこちょこしてるとナニカが触るような触らないような?
そしたらミヨシの方がジグでフグをキャッチ!
羨まし~~~~~~~~船中一同フグにジェラシー
「サカナ」触りたい・・・
よし!フグ釣るぞ。ってことで、小さいジグで真剣に釣りをする。さっきから怪しげな感覚が続いてるけど、岩岩でフッキングがちょっと怖かったけど思い切ってアワセを入れてたナンかが掛かった(涙)
シャクラダイ・・・。でも最高に嬉しくて未だ魚の反応ナシの山木さんに自慢した。
よかったライトタックル持ってきて。
いつの間にかエサ釣りの船が横に並んでた。そして、そっちはサバフィーバー中。キャストで届くくらい近いのに、こっちのルアーは完全無反応・・・。
普段はジグが落ちない程釣れるサバなのに、今日に限っては無反応。エキスパートの皆さんが真剣に狙ってるのに釣れず。
んが、次のサカナも俺に来た。またまたボトム付近のジグにナニカが触った。合わせたけど乗らず。んが、またまた触った。乗った~~~
嬉し~~~~
あれ?でもサバっぽくないな。
何故かイカでした。けど、嬉しい。
しっかし、悔しい事にエサ船はほぼ入れ食い。こっちは全く駄目。ルアー釣りがいかに効率悪いか身をもって体験。ってか、釣れるときはルアーのほうが効率よく釣れるのにねぇ。
とか、みんなで嘆いていたらミヨシの山木さんに鯖ヒット!隣のHさんもヒット!その隣のKiyoさんもヒット!その隣のMさんもヒット!その隣の俺もヒット!
笑えるほど左舷全員に順番にヒット!
更に笑えたのが、山木さんが「あ~~~~バレタ~~」隣のHさんも「バレタ~~~」その隣のKiyoさんも「バレタ~~~」その隣のMさんだけキャッチ!その隣の俺も「バレタ~~~」
今日2番目のイベントでした。5人掛けてキャッチ1本(笑)
でも、しばらくてい、俺もなんとか無事キャッチ。普通に落としたり巻いたりしてもダメで、小細工してようやく釣れる感じ。
で、皆さんはカツオタックル+40gとかのジグでやっている訳ですが、俺だけPE0.4号+12gジグなので思いっきりキャストしてすげー時間掛かるけどジグを沈めて角度の緩い斜め引きしてくると凄くアタリは多いんだけど、潮流でラインがかなり「つ」の字になってるっぽくてフッキングができず。歯がゆいよ~
ってことで、ライトタックルはライトタックルでとても繊細で面白いんですが、せっかくニューリールなのでこっちでも釣りたい!ってことでそっちでも1匹釣って、ライトタックルでもう1匹釣って寄港となりました。
いやいや、全釣り人から敬遠され気味なサバだけど、こんだけ居るのに喰わない状況だと、燃えますね。まさに1匹の価値ってやつでしょうか。ってか、フグがあんなに羨ましかったのは初めてだったし、やっぱり釣りってどんな釣りでも面白いな~って思いました。
そんな訳で今日の所はこれくらいで勘弁してやるわいカツオ・メジどもめ!って感じですので、来年は1匹くらい釣りたいです。
カツオはダメだったけど、船長から姉のサザエさんをお土産で頂いて良かったです。あと、サザエはもちろんサバもイカも美味かったので更に良かったです。
オレ用カツオメモ
- PE2号太いなぁ
- 3/4oz~1ozのメタルジグ
- ループノット
- フックは太軸の2番~1番(口が柔らかいので細いと穴が広がってバレ易いとのこと)
- 同じく口がやっこいのでフッキングは不要・ポンピングも厳禁。