2010年12月07日(火)茨城の一つテンヤマダイ
『解せないタックルバランス』
俺メモ的な
そんなわけで久々に一つテンヤマダイ釣りです。今回は茨城の久慈港から出船。メンバーはボスとKさん、そしてよく通っているらしいスタッフKと俺の4名。
俺メモ
東北道~栃木都賀JCT~北関東道~友部JCT~常磐道~日立南太田
が、正しいルートだけど、俺のナビには無い新しい道路が多くて、ボスの脳内ナビで行ったら友部JCTで東水戸有料道路へ行っちゃった。けど、大した影響はなくて2.5時間で到着。東北道まで40分かかるんで北関東道がつながったら2時間コースかな?
そんなわけでまだ薄暗い6時頃出港して30分ほど走って釣り開始。
今回のタックル
ダイワハートランドZリューロン+ルビアス+RCS2508スプール+東亜の8本PE0.6号200m
リーダーは間違って3.5号を5ヒロ。本当は3ピロでした。太さはだいたい2.5号が標準とのこと。
テンヤはスタッフKからいろんなのを借りたけど重さは8号。
この船宿は9000円でエサ1パック付き。足りなくなったら船上で500円で買う方式。ちなみに料金は最後にまとめて払う珍しい感じです。さらに氷はつきません。
そんなわけで釣りスタート。
水深は40m前後。探見丸で見る限り、かなりフラットです。38~35mくらいの変化。そんでたまにハードボトム感ありだけど、激しい根がかりとかはナシ。
で、開始早々スタッフKが連発!
彼とは初めて釣りをするけど釣りの動作がウマイ!サマになっているぜ!
釣りが上手い若者
基本的にここ最近は渋いとのこと。スタッフKとオオドモコウヘイの人が釣っているけど、他はイマイチ。反対側でも時より歓声があがるけど・・・
朝イチから船長のネガティブなアナウンス(笑)
船長は腕自慢のようで、あまりにも釣れないから「俺も本気だして釣りをする」宣言。結果「今日は難しいねぇ」ってまたしてもネガティブ発言!
そんな状況だけどスタッフKはうまい!
ついに4.5キロも釣りよった!
俺は目標「キロフィッシュ」だけども・・・
「小」のみ・・・
前半戦は本命2枚のみ。
他、ショウサイフブ・ウマヅラをゲット。周りではホウボウ・ヒラメ・カサゴ・アイナメなんかが上がってた。
大潮だけど流れは緩め。40mだけど6号でも大丈夫そうな感じ。沈ませるのがかったるんで8号使っているけど。
ボトムを狙っていてはゲドゥーか小鯛しか釣れないのはわかっていますが、底を切るとバイトが極端に減るわけです。
そのジレンマ。
ボトムでアタリを楽しむ or 中層で大きいのを狙う
後者で頑張ったんだけどねぇ。
最後につかんだヒント
昼過ぎになりかなりバイトが減った。本命じゃなくてゲドゥーのバイトすら無くなってすっかり気持ちがブロークン。
けども、そんな状況でも釣りの上手い若者Kはすごい集中力で釣りをしていた!すごい!
なんでも彼は本来、ネイティブのトラウトマンだそうで、中禅寺湖とかがメインフィールドだそう。ちなみにトラウトマンだけど管釣りは一切やらないそう。で、中善寺湖ってノーフィッシュが当たり前のような勝手な俺のイメージ。実際どーだか知らないけど、ま、バス釣りよりは圧倒的に釣れない釣りでしょう。そんな釣りをしているだけあって、とにかく集中力がすごい。
うちのボスも「あんな上手いのが(バスの)トーナメンターじゃなくて良かったよ~」って言ってたw
で、そんなダレダレな船内ムードをKの鋭い合わせとドラグ音が断ち切った!またしてもグッドサイズヒット!
いや、マジすげ~~
その1匹のおかげでダレまくりな俺も気合を入れる。
魚探にはかなりいい感じで反応あり!
で、ここからちょっと釣り方を変えてみた。ら、それがいい感じにハマってハナダイも混じったけど3~4連発!ま、サイズは相変わらず小さいんだけど、同じ動作で連発したので、これはいい感じ!これが朝イチ起こっていればもっと違う展開になったかも・・・。イッツトゥーレイトで魚探反応も寂しくなって終了でした。
質問攻めタイム
下船後、俺の予想というか仮定をもとにスタッフKに質問攻め。概ね俺の予想はあっていた模様。いやぁ、最初から気づいていれば・・・・。アフターカーニバル。
4キロアップはいらないからせめてキロフィッシュを釣りたかったなぁ・・・
でも、次に行ったら、俺にも釣れそうな気がします!たぶん。
いいなぁ・・・
上の2枚がKの魚。中央下が俺の魚(笑)、しかもハナダイ。
4人分の魚をまとめて。いい時期ならひとりでこれくらいは釣れるそう。
関係ないけど、この港、以上に護岸が低い!低すぎ!写真は大潮満潮ちかくだけど、それにしても低っ!
スタッフKから40cmくらいのを1匹もらって食した。
あら煮・カルパッチョはもちろん
かぶと煮・刺身。写真はないけど残りの半身は煮付けでいただいた。内蔵と骨以外全部美味しくいただけました。タイはすごい!
タックルの話
で、タックルの話です。今年は各社からたくさんの専用ロッドがリリースされました。で、そのうちの何本かを借りてみたんですが、どーーにもパワーが弱いんですよね。バス釣りマンからすると信じられないタックルバランスなんです。
今回のテンヤは8号。エビもいれて35グラムくらい。1.2オンスくらいあるわけです。フックもバス風でいうと、ハイパーフットボールについてるようなのがメインフック。写真のテンヤはシマノのやつで針先がカルティバのカッティングポイントっぽいんで、まさにハイパーフットボールみたい。このフックはかなり優秀だけど、ありえないくらい酷いフック(ってか、研いで使うのが前提のやつ)・ビックリするくらい太いのもざらにあります。
で、PEが0.6号とはいえ、40mラインがでてるわけで、かなりの潮流抵抗をうけます。今回は流れが緩かったけど。
そんな仕掛けを扱うとなるとバスロッドだとMHじゃ物足りなくてヘビー~エクストラヘビークラスのロッドを使いそうな感じ。
だけども、実際のところ、専用の一つテンヤロッドはバスロッド的にいうとULとまでは言わないけどLクラスなんです。長さは8フィートくらい。専用ロッドが出回るまでは普通にメバルロッドとかでやってたくらい。
さらに、タイの口はかなり硬い。
なので、7~8フィートのライトのスピニングで1ozの太軸フットボールジグを40m下でフッキングする訳です。
バス釣りメンにとってはアリエネ~~
って思いますよね。
けど、スタッフKをはじめ、この釣りをやっている人は、そのバランスで普通に掛けて普通に釣り上げるんですよ!
所変われば・・・なんですかね?
Kのタックルも借りてみたけど、8ftのベロベロ(に近い)ロッドなので、正直感度はめちゃくちゃ悪かったです。ボトム取れている感はかなり希薄。けど、ティップはしなやかなので、それを見ていれば視覚でアタリはとれそう。けど、手に伝わる感度はチョット・・・・
今回限りなくノーフィッシュに近かったボスも、Kとは別の専用ロッドを使っていたけど、そっちは更にダメだったみたいです。
ただ、カワハギ釣りみたいに超小さいバイトを感じて即あわせる釣りではないんで、そんなに手に伝わる感度が必要なのか?って感じもなきにしもあらず。
って、俺未だにキロフィッシュすら釣ってないんで、俺が語っても説得力ゼロですがw
ってか、多くの専用ロッドが、そんな調子・パワーなので、あれが王道なんでしょうね。ってか、王道なんです。
テンヤは3号~12号まであるし、水深も10m台~40m、潮流の速さも入れれば、すごくたくさんの組み合わせがあるんで、もちろん各社数種類のパワーをリリースはしていますけど、全体的に非力な気がします。特にベリー部。
ってな感じでテンヤ釣りに行くたびに、この疑問ってか、腑に落ちない感でいっぱいになるわけです。
んがっ・・・
そー思うのは俺だけでは無いようです。
本日、宮本ヒデさんのブログを見ていたら、なんとダイワのキャタリナシリーズでテンヤロッドが発売されるとのこと。キャタリナシリーズはオフショアのルアーシリーズです。ブログによれば、ベリー~バット部が強化されてて「合わせもしっかり出来るようにしてあります」とのこと。コレダ!発売は来春のようですが、ちょっと期待したい感じです。値段も2万円台らしいし。
元バスプロのヒデさんなので余計期待しちゃいます。
と、たいした経験もないくせにバス釣りメン視線で長く語っちゃっていますけど、あくまでも「今現在」俺が思うことであって、もっと通ったら、専用ロッドの良さがわかってくるんだろうな、っても思います。だって、スタッフKはあのロッドでめちゃくちゃ釣ってますからね!