2008年12月16日(火)群馬の管釣り
『ITO Fes?』
イトウ祭り!に行ってきたけど、あれが祭り?想像とかなり違っててがっくり。午後からは別の管釣りへ。こっちの方が100倍楽しい!
期待を込めて投げるものの・・・
一昨年くらいから周りでは結構盛り上がっていたイトウ釣り。ハチマル~キュウマルが狙えるとのことで大物好きな人たちには人気みたい。オレはご存じの通り、小さい幸せがいっぱいあった方が嬉しい派なので傍観してた。んが、「イトウ祭り」っていう大量放流キャンペーンがあるらしいので、同僚Kと行ってみた。
事前に、入るべきスポットとか釣り方を教わった。使うルアーは圧倒的にラッキークラフトのフラッシュミノー110SPがド定番。でも、オレはせっかくのイトウ祭りなのでVision110をメインに考える。予備で2008とがミノー亜種ダ110SP(セクシーシャッドカラー)とイマカツリップライザーを用意。ロッドはボートシーバス用+ナイロン10lbs(予備でPE)とハートランドCXのオールソリッド601MFB(トップ用)+フロロ12lbsの2本を用意。
で、祭りっていうくらいだから、10投に1回くらいはチェイスがあって、滅茶苦茶楽しい釣りを妄想!この釣りが得意なうちのボスから「3本釣れなきゃ釣り辞めた方が良いよ」って言われた。それくらいに祭りは凄いらしい。
期待とともに現場へ。6時スタート。既に受付には列が。ちなみに6時ってまだ真っ暗なんですよ。で、一番良いとされるスポットへは入れず、ちょっと横でスタート!
とはいえ、まだラインも通してない。ってか、まだ暗いので携帯のライトで照らしながら糸通して合計9つのバーブ潰してえらい時間掛かった(笑)
で、最初の1時間は薄暗くて水中がまったく見えず。開始早々左の一番良いところに入った人にイトウヒット!
流れ込みのカレントが弱るあたりに魚が大量に溜まっているようで、ミノーを巻くと凄く魚に触れるしスレでニジマスが掛かることも。
ちなみにボスに聞いた話では、トィッチはせず、ストップ&ゴーが良いらしい。で、止めている時に食ってくると。
なので、スレないように慎重に引いて止めて引いて止めて。1回「カッ・・・ンゴっ」って止めてるときにバイトらしき感触!すかさずあわせたけど乗らず。
角に近い所なのでオレの右から垂直に投げてくる隣人に気を遣う。更に、お互いにルアーが届いちゃう距離の対岸の人にも気を遣う。超ストレス!なので、ガラガラな対岸へ。でも、やっぱりニジマスは死ぬほどいるけどイトウは???
稜線から日が差す。最初の場所へ戻る。かれこれ1時間ほど経過。ここは良いサイズが釣れると、みんな魚を管理事務所に持っていく。HP用の写真をとるためらしい。4回ほどそれを見た。
意外に釣れないんだな~
ってか、チェイスはゼロ。見えイトウは合計4匹ほど。これで本当に狙って釣るほど居るの?これで祭りなの?
事前の妄想とはかなり違うなぁ・・・・
うちの店の常連さんに遭遇。今日は朝に1本釣ったらしい。で、昨日も来てて4バイト1本らしい。えーーーーー!!!祭りなのに一日で1本!!!
お客さんにフラッシュミノーの泳ぎを見せてもらったら、ワンテンとは違う系統の動き。なので、どっちかっていうと動きが近いリップライザーにしてみる。
遂に来た!
フローティングのリップライザーでリッピング?トィッチせずグリグリっと巻いてポーズを繰り返す。だいぶ明るくなって水中が見えるようになってきて、沖にうっすら見える沈み岩付近のポーズ中に「コっ・・ンガ」っとバイト?反射的に体が動いた。ロッドが半月に!来たー???ポーズ中なのでスレじゃないだろうし、11cmのミノーを食べるのはイトウくらいでね?
サケみたいで割とすぐに寄ってきたけど、寄せてからはちょっと引いた。なんとか1匹ゲット!
今思えば凄いマグれちゅーか、珍しく引き運があったなーって思った。
その後はすっかり日が差し、イトウは全く見えないし、周りでもまったく釣れなくなったので、イトウは辞め。目の前にウジャウジャ居るニジマスをポロポロと釣る。でも、せっかくだからと、イトウを再び狙うも・・・。ダメだ・・・投げるコースは決まっているし、釣り方もルアーもほぼ確立されているってことは、オレのもっとも嫌いな「作業フィッシング」だこれじゃ。って思い始めたらもうダメ。心が折れた。やっぱり基本的にオレは管釣り向いてないなぁ・・。ってことで、10時頃納竿。同行のKは午前中やるらしいので、先にクルマで寝てた。
余談。トイレに行ってビックリ!両脇のフラッシュミノーのポスターはオレが作ったやつです。そーいえば、ここの管釣りに貼るために作ったんだよね~。って、そこまでしててフラッシュミノーを持ってないオレ(笑)。同僚Kも持っていなかったぜ。ダメダメだ。周りの人たちがみんな持っているのに・・・・。
翌日の話
話は飛びますが翌日の話。HPの釣果情報を見てみたら、オレが釣りをしてた時間に釣れたイトウはわずか3匹!オレのを入れて4匹!午後からちょっと釣れたみたいだけど、写真見る限り丸一日で10本。
んが、翌日が本当の祭りだったみたいで、朝からフィーバー!うちのBOSSがTV取材で行って半日で5本!さすがに上手い、けど、やっぱり管釣りはこれがあるからねぇ。人為的なタイミングを読むのが難しい(笑)
でも、基本的にバンバン釣れるわけではなく、一日やってノーフィッシュが普通で、一日1本釣れば上出来ってな感じらしい。チェイスが無いのも普通で、釣れるのは沖のボトムにいるやつなんだって。だから、オレが事前に妄想してた、チェイス多発!なんてのはあり得ないんだそうです。
ってことで、祭り!に釣られたけど、基本的にはそんな感じの釣りなんだそうです。
で、午後の話
そんなわけで午後からは別の管釣りに。ここは前回ベビーシャッドで猛烈チェイスがあった超楽しかったところ。
うーん、空いているし、景色も水色も最高~
ベビーシャッドを箱ごと無くしたオレ!超ショック・・・・。唯一持ってきてるシャッドはザッガー。とりあえずこれで釣り開始。で、前回同様、水面近くのは30cmくらいのマスだけど、ボトム付近のレンジで猛烈に40~50cmクラスのコーホー?ロック?がチェイスしてくる。
やっぱりここは楽し~
そして、ヒット~ は、オレでなく同僚Kのザッガーに。これこれ、この魚を釣りたい!
またまたヒット!同僚Kに・・・・
ザッガーのShingoカラーがマスに激効き!オレのはチェイスのみだけど、このカラーは食べるらしい。悔し~~~~
ま、釣れないんだけど、とにかくチェイスが凄いので超楽しい!
K-Iリップ折りでヒット。でも、表層は小さいんです。
でも、やっぱりボトム付近のデカイの釣りたい!ってことで久々にサージャー投入!そして3連発!
でも、小さ~い
バベル
管釣りをやっている人なら知ってて当然だけど、バス釣り読者向けに説明すると、2年くらい前にバベルっていうルアーが凄く流行ったらしい。釣り方が普通のスプーンとは違って、横に引くのではなく、フォールやボトムで釣る釣り。
で、これが滅茶苦茶釣れるんだって。確かに、そんな感じの釣りをしてるひとを何度か見たし、確かにすげー釣ってた。
でも、バスブームの頃のツネキチと一緒で、その釣り方を激しく批判する人も多いとか。
ツネキチの頃も凄かったですからね。オモリが下についてるだけなのに、あんな迫害を受けるとはねぇ。
話が逸れたけど、そのバベルってのを同僚Kから借りて初挑戦!そしたら滅茶苦茶釣れる(笑)
イレグイ!
横に引いてもノーバイトだけど、落とすだけでこんなに食べるとは超驚き。ボトムにあってもニジマスが逆立ちして食べるし。すげーなこのルアー!今更ながらですけど・・・。
釣り方自体はバスでもよくやる釣りなので、なんも難しい事はなく、ライン変化で合わせればOK。簡単で滅茶苦茶釣れる。これじゃ、嫌われるのも解らなくもなくもないけど、現状の難しい・マニアックになりすぎな管釣り界には良い感じのルアーだと思うんですけどね。先人達ももっと大きい心で見て欲しい。
と、今更ながらその釣りの威力に目覚めたワケですが、世間ではブームのピークも過ぎているとか・・・。
良く釣れるとはいえ、やっぱり夕方になって魚が浮き出したら効果は薄れた。
1匹釣って水しぶきが上がるとペレットタイムと勘違いして魚がワンサカ!
結局、狙いの40~50の銀色の魚は釣れずだったけど、チェイスは凄いんです。あと一歩で喰わせられないんだけど、そこがまたエキサイティングで楽しい!完全ブラインドのイトウよりはオレに向いている釣りだと思った。