"梅雨時の桧原湖Day2"
2020年07月28日(火)桧原湖
27匹 天気:雨 手段:イーグルA616
洋平くんにお呼ばれしたので桧原湖に行ってきました。これ書いてるの8月19日ですが、釣りしたのは梅雨明け前の7月28日です!めっちゃ雨降ってたあの頃・・・
南部でラージの調査
洋平くんは普段桧原湖でガイドを行ってますが、それはお客さんへ釣らせることが仕事です。でも、本人には「南部のラージマウスの四季の動きを知りたい」という欲求があるんだそう。春の動きは知ってても、産卵後にでかいラージ達はどこへ移動してるのかを知りたい、とのこと。ってことで、その調査をしてる図↓
南部エリアの複雑な地形のシャローを羽根物で探っている感じ。
オレはバックシートでキイロイノを投げて小バス達と戯れます。
初心者にそこ小バスの数釣りをして欲しい
度々書いていますが「小バスの数釣り」って虐待と叩かれることもありますが、たまにやるのは凄い勉強になるとオレは思っています。なぜなら小バスといえど、居場所は基本に忠実だからです。
ルアーにスレてないやんちゃなサイズなので、ルアーの動きには凄い素直。
ブラックバスって基本的にはめっちゃ好奇心が強くて、スレていなかったら正直なに投げても釣れます。それは過去にプレッシャー皆無の野池とか禁漁期間明けの管釣りとかで何度も釣りをしたのでよく解ります。言い方悪いけど「バスってアホだなー」って思います。でも、そんな状況に当たることは極めてレアで、基本的には何度もルアーを見て何回か釣られてるバス達を相手に我々は釣りをしてるわけですよね。日本中のバスが一度もルアーを見たこと無いのなら、ここまで面白く無いと思います。何投げても釣れるのならすぐに飽きちゃう。難しいからこそ面白いのがバス釣り。
それを踏まえると、小バスってルアーにまだスレてないので、ブラックバス本来の「好奇心」を全面に出してきます。動いてるルアーがあったら、ついつい追ってきちゃう。そこからバイトまでいかせるのはそれなりの技が必要だけど、とりあえずチェイスはしてくる。
で、話をこの日の釣りに戻すと。
桧原湖の南部はとても水がクリアです。なので、キイロイ3インチアダーを岸側へ投げてピュンピュントィッチしてると「いい場所」では必ずといっていいくらい数匹がチェイスしてきます。
ここでいう「いい場所」が大事です。
例えばショアラインが単調でなにもないところはほぼ居ないのでチェイスがない。けど、そこにちょっとした崖崩れ的な小さい張り出しがあれば100%その付近からバスが湧いてくるわけです。バスは変化を好むので、常に周囲の地形とか風景をチェックしてると、バスが居るところと居ないところの差がよく分かると思います。
この日は、すごく入り組んだ地形のところをやってて、さっきまでいっぱいチェイスがあったけど、急に減った。これはなんでだ?って周りを見ると、入り江の奥へ行けば行くほど小スモール達が消えてました。それは如実にわかる。ボートをUターンさせ、小さいワンドの出口付近に「角」まで進むと突然チェイスが増加っていう感じでした。雨がすごくてフード被ってて周囲がよく見えないんで、バイト減ったなーって思って周囲を見ると「ワンドの奥にボートがいた」ってことが何度もありました。あとワンド奥はなんとなく水に粘度があったり、水面に細かい葉っぱとかが浮いててそういうところは、この日はチェイスが皆無でした。
無数の小バスがいる桧原湖なので、そういう傾向ははっきりわかるわけですね。これがもし、一時間にワンチェイスあるかどうか、みたいな状況だと「いい場所がどんなところか」ってのは分かりづらいですからね。
んで、こういう「いい場所」って子バスでもそこそこ大きバスでも、好みはそんなに変わらないはずです。そこそこ大きいバスは警戒心が強いので、そうかんたんにチェイスとかはしないので分かりづらいけど、バスはバスなので好む場所の傾向は一緒なはず。
で、気象の変化とかベイトが回ってきたとか、なんらかのタイミングでオトナのバスも捕食スィッチがはいるタイミング、ちょっとアホになるタイミングがあって、我を忘れてルアーを追ってきたりします。そういうタイミングに「いい場所」にいることが大事ですからね。
でかいバスは行動が違うと思うけど、レギュラーサイズ~40弱くらいなら、おおよそそんな感じの場所にいると思います。なので、初心者でバスが釣れ無いっていう人は、まず一回くらいは小バスの数釣りをしてみると良いと思いますよ。バス釣りにおいて「場所」って本当に大事なので。
っていうのをバックシートで子バス戯れてて「やっぱり教科書どおりの場所にいるなー」って思ったので書いてみました。
そんなこんなで朝の3時間で20匹くらい釣りました。ラージも3本!
洋平くんは羽根モノでビッグバイト!狙いのラージじゃなくてスモールでしたが。
デスアダーノーシンカートィッチの釣りはルアーフィッシングの醍醐味が凝縮されてる
この日は、ってか、この日もオレはキイロイのばっかり投げてました。ずっと雨だったので。
で、改めて思ったのはこの釣りはルアーフィッシングの醍醐味が凝縮されてると。
(1)狙い通りの場所に投げる楽しみ
まずはキャストです。沖のダウンショットとかは下に落とすだけだったりしますが、この釣りはちゃんとロッドを振って岸の方にキャストする楽しみがあります。
(2)ルアーを自分で操作するという楽しみ
i字形の釣りでなく、トィッチの釣りなのでロッドをちょんちょん操作してデスアダーを左右にダートさせます。4インチはテキトーに操作してもキレイにダートするけど、3インチの場合はちょっとむずかしいんです。でも、それはそれで、ロッドの振り幅とかラインスラックの出し方とか工夫する余地があるんで楽しいんです。
(3)魚が見えるという楽しみ
桧原湖に限れば魚影がとても濃イイのと水がキレイなのでバスが水面まで追ってくるのが丸見えです。しかもスモール動きが速いから余計たのしい。シイラ釣りみたいな楽しみがあります。
(4)食わせる楽しみ
テキトーにトィッチしてると凄い数でチェイスしてくるけど、口を使わせるのはそれなりのテクニックが必要。それは「動から静」の「間合い」だったり、スピード変化だったり、時には沈めることもあるし、バスの顔色見ながら操作して食わせるという楽しみが最高です。
(5)フッキング動作
トレブルフックものとか細軸マス針の沈める釣りとか「向こうあわせ」的なのもあるけど、この釣りの場合はちゃんと「フッキング」の動作もあります。バスが食ったのを確認し、高速巻き合わせて「掛ける」っていう楽しみがあります。
(6)ファイトの楽しみ・・・?
スモールは30cmくらいのでもめっちゃ引く(というか、弱るのがラージに比べて遅いのとスピードがある)ので、魚とのやり取りも楽します!この日に限れば基本小バスなのでファイトの楽しみはありませんでしたが。てか、もともとファイト自体嫌いなのでいいんですけど。
ってことでデスアダー、、に限らずですが、ノーシンカーのトィッチの釣りは本当に楽しいです。ルアーを操作して釣るっていうルアーフィッシングの醍醐味が詰まっています!おすすめです!
そんな訳で当日の話に戻すと。予報ほどではなかったけど、それなりの降雨でした。隣県では災害クラスの大雨だったりも。
午後もポロポロと釣って合計27本でした。
釣ったのは100%3インチアダーでした!
そんな感じの梅雨時の桧原湖2日間。やっぱり桧原湖は楽しい(・ω・)ノ