2013年12月23日(月)久里浜のカワハギ
『豪華メンバーのカワハギ釣り』
エグシュンをやっつける会
カワハギ釣りにどっぷりハマりまくっているエグシュンこと江口俊介くん。去年どこかの酒の席で「トガシさんごときにオレが負けるわけ無い」って言ってたと小耳に挟んだw
※本人は知らぬ存ぜぬでしたがw
よし、だったら勝負しようぜ、って感じで時は流れ、ようやく実現の運びになったわけです。
オレがはじめてカワハギ釣りしたのが2001年。今年で12シーズン目。河口湖時代はけっこう通ったけど、まーなんやかんやで一年に1~2回しか今は行けません。
一方の江口くんは昨シーズンから始めたたけども、すでに20回以上行ってるらしい。 もちろん釣りのウマさは日本屈指の変態レベル。そんな彼が超真剣にやっているわけなので、名門カワハギ釣り船に出向いては、次々と竿頭をとっているんだそう。ガーサス!
バス釣りやっている人がカワハギ釣りやったら大概上手いです。ダウンショットですからね。あげく日本トップクラスのバスプロだから、そりゃ上手いはず。相手に不足なしw ちょっと前にカワハギ談義したけど、さすがに2年目とは思えない話の内容でした。
そんなこんなで、ようやく勝負の時がやってきました。
で、その勝負の場が超豪華。青木大介君withフレンズがやっているというmini大会が初勝負の場に。
青木くん、江口くん、河辺さん、並木さんっていう釣りビジョンのレギュラー番組をもっている4名のバスプロ、そして、まさかの宮本ヒデさんも参戦。あげく、チームステファーノなミヨシの魔術師坂井さんまで(驚)
これら釣りのプロのみなさんプラス、業界人のみなさんが久里浜に大集合でした。オレは師匠さん以外全員知り合い。和気あいあいな雰囲気で大会開始です。
ちなみに前回の優勝は並木さんだったらしいです。
アミダクジで船座抽選。右舷ミヨシをゲット。隣に本日のライバル江口くんを迎えてイザ出船!
右舷は前からオレ、江口くん、M本さん、O内さん、並木さん、坂井さんの順。左舷ミヨシが宮本さんでした。青木くんとか河辺さんは操縦席の反対側で様子を伺えずなポジション。
余談ですが、少し前は船中シェア9割がダイワの極鋭だった感じですが、シマノも勢力を伸ばし、今回は半分くらいがステファーノでした。
まわりにコマセ釣りの船しかいない40mくらいのポイントからスタート!
ヤバイ!今日はボトムのスローな日?
今回はいつものシマノのロッド+アルファスに加え、ディープ対策でダイワのリーディングX+T3のスーパーハイギア(8.1:1)の2セットです。
オレは8.1ギアで船中最速巻き上げ!って思っていたけど、江口くんは8.5:1のメタニウムXGでしたw さすが抜け目ないゼッ。あげくマイクロモジュールギアだから、すげーー巻き感も良いんだそう。バスでは使わないけど、カワハギ用に欲しくなったw
で、スタート直後はまずはボトム付近のスローな釣りでゲット。ロッキーボトムでのこの手の釣りは苦手なんですよね。苦手というか、ゲドウを相手にしなければならないから面倒。
かといって、ゲドウ避けでスーパー叩きを行っても、カワハギの活性がそんなに高くないのか、スレているのか、叩きに反応する感じでもありません。釣れるは釣れるけど、ちょっと面倒な展開だなーってのが最初の感想。
で、ライバル江口くんはこの手の釣りが得意っぽい。ヤバイw
本命ゲット率はともかく、オレよりも遥かに多くのバイトを取ってたし、ゲドウもいっぱい釣ってた。ゲドウを釣りつつも本命を釣るっていうオレにとっては最も避けたい展開。
いやでも、やっぱり上手いなー(汗)
開始30分くらいで、今日は楽な展開じゃない感じを悟る。全然釣れないって訳ではないけど、まーまー渋い感じです。
40枚がらみの乱打戦を期待したけど、15枚前後の投手戦の様相、か?
宙が効いて一時のオレ劇場!エグシュンを凹ませることに成功!
ボトムで釣れるっぽいけども、やっぱり宙でハメられれば展開が楽なので、そっちもちょいちょい試してみます。
1.5mくらい持ち上げた状態で叩きを入れずにポーズで待ちつつもティップを見ていると、波の動きのそれとは明らかに違う動きがたまに出ます。ただし、ティップが下に入るバイトは皆無。あくまでも、回りにカワハギが寄って来てて、もしくはチューチュー吸っててその水流の乱れがティップに出てる感じ?
で、今回始めて気付いたんです!その、カワハギが寄っている感じが手のひらに伝わってくる感触を。パーミングしてる左の手のひらと右手のハンドルを持っているところに「モゾモゾ」というか、言葉で表し難い感触が伝わってきます。今までアルファスだったから気づかなかったのかな?T3のザイオンは高感度なのか?
ロッドはダイワの安いやつで今まで予備としてキープしてて、使うのは2回め。いつものシマノのとはティップの挙動が違うのでロッドの違いもあるのかもですが、ともかく、手のひらにこんな振動が来るんだ!って始めて知ったわけです。
※釣行後そのことを話したら、みんな既に知ってましたがw
で、その手のひらにモゾモゾが来て、数秒以内にティップがほんの少しでも変に動いたら聞き合わせする感じにしたらゴンゴン!
キターーーーーー
なるほどっ。
そのパターンがイッときハマってオレ劇場開幕!!!
フタ流し、時間にして一時間弱ですかね。オレ劇場。一気に7~8枚まで数を伸ばすことに成功。
で、オレ劇場が開幕してる間、隣の江口くんはノーフィッシュ。てか、オレ劇場に完璧に打ちのめされてましたw
連発こそ無いけど、着実に数を重ねるオレ。リズムを狂わせられる江口くん。
いやーーーーーーカワハギ釣りたのしーーーーw
この時のオレはモッテた。聞きアワセからの本アワセでロッドを一番高く上げてる最中に重みが伝わってるけど、途中でスコっと軽くなって、あーーーバレた~~~って思っても、次のフォールでもう一回食う感じ?それともカワハギが下に泳いでる?ともかく、一回乗ってからバレたーって思っても、実は釣れてたのが何回かあって、絶好調!
今日は中型サイズが多いので、スピード7信仰を捨ててパワースピード7.5にしたのもあって、フック折れとかのミスも皆無。
ボトムメインだった朝イチの不安はここで一気に解消!
このあたりの時間では、朝イチおとなしかった並木さんも順調に釣ってます。釣るたびに大はしゃぎしてるんで目立つw オオドモの坂井さんも当然のことながら、着実に静かに釣ってます。右舷側では坂井さん、並木さん、オレのデッドヒート状態。左舷では宮本さんも同じくらい釣ってて、この4人の首位争いな感じでした。
江口くんは朝イチ以降パッタリで戦線離脱。この時点ではオレがダブルスコアでリード。
並木さんが釣るたびに英語で「エイト~とかナイン~」とか叫んでますが、並木さんよりも先にオレに10枚め!テンーーーって叫んでみました。このあたりは仕立船ならではの楽しみですね。
どうやらヒデさんもチューの釣りだったようですが、基本的に船中の8~9割はボトムの釣りをしてるわけです。だから、マイノリティーなチューマンが好釣果を続けてても、全体的には釣れていないので、移動される事が多いんですよねw
今年はその傾向が強くて、順調に釣ってる最中に移動されることが何度もw 今回もまさにそう。
で、もちろん釣りなので、同じパターンでずっと釣れ続くことはそうそうありません。特に潮の動きがある海釣りでは尚更。場所も変わったけど、潮も変わったようで釣れ方に異変がw
だんだんとチューにバイトが無くなって、再びボトムの展開に。
大失速の中盤戦
中盤は苦手なボトムの展開に。地味に拾っていってますが、なかなか思い通りのタイミングでアタリを出せない近年のオレのカワハギ釣り。
そんな中、ボトムの高さのある岩にシンカーを半スタックさせてからのフォール~着底直後にチクって入るバイト。フッキングもキレイに決まった!
よくあるんですよね。このタイミングでのバイトって。
会心の一匹!あーーーーー気持ちいーーーーごんごん引く~
なんて巻いてきたら、まさかのキュウセンwww
終わったw
オレなりのジンクス。ドヤ顔で巻き上げベラだったら釣れなくなるの法則w
あーあーああーーーーその法則が発動され14枚で完璧にストップ。
中移動のタイミングで船中パトロール。
並木さんは釣るたびに騒ぐのでだいたいの数は解ります。たぶんオレと同じくらい。ただ、並木さんもオレと同じで、さんざん騒いであげたらデカいベラで、そっから釣れなくなったそうw
オオドモの坂井さんがこの時点で16枚。左舷で一番釣ってるヒデさんも12~13だったかな。
で、オレのライバル江口くん。「口ほどでもねーなーw」って言ったら「なに言ってるんですか!オレトーナメンターですよ!」って。ごもっとも。続けて「オレに負けたらMichiにバカにされるよ!」って言ったら、その一言で火が着いちゃったwww
ベラ事件で終わったオレを尻目に、着実に数を重ねまくり!ヤバイww
こっからは完全にエグシュンターン突入。
これがカワハギ釣りの楽しさの一つです。罵り合いながら勝ったり負けたり。エリアトラウト、カワハギ釣り、へらぶな釣り、ワカサギ釣り、いずれも横に並んで数を競う釣り。隣入れ食い、自分ノーバイトなんてザラ。釣技を争う楽しさ♪
いやでも、オレマジでツレネw 朝とは真逆の展開で完全にオレがヤラれっぱなしです。
数も並ばれ、、、いや追いぬかれたw
ちょいと盛り上がった終盤戦
ラスト2時間くらい。干潮から上げるタイミングですかね。今回の船長は船団が嫌いなのか、ひたすらコマセマダイポイント?を回ってる感じでした。まわりに、見える船がみんなコマセ釣り。でも、ラスト2時間は岸に寄って見慣れた感じのカワハギポイントへ。周りにカワハギ釣り船がチラホラ見えはじめました。
少しだけ水深が浅くなって、ワッペンも交じるように。ワッパーなオレなので、ここは頑張って数を伸ばさなければっ!
大会全体では坂井さんが独走態勢だけど、江口くんに負けるわけにはイカン!あと出船前に「カワハギは負けませんよ」って伝えた並木さんにも負けたくないw
まれに魚影濃厚なスポットに入る感じで、右舷側では大盛り上がり。誰かしらのロッドが常に曲がっている場面も。で、ワッペン場かとおもいきや、グッドサイズも混じって、江口くんは本日MAXの27cmもゲット!すごっ!デカっ!
フックをスピード7にしたけど、慌ててパワースピード7.5に戻したり。
ここのポイントもボトムのスローな釣りが有効。しかもライン張っていたら全く食わない。叩きにも殆ど反応なくて、軽くシェイクしてからの、ゼロ~弛ませ気味に高反応。オレは朝イチと同じ感じで、釣れはするけど、苦手なパターン。
この前のNCFの時も最後にココらへんのポイントに来たんですよね。で、叩きからの弛ませがハマって入れ食いに。今日も同じようなタイミングで食っているっぽいけど、バイトが殆どわからない。前回は弛ませ中でもトゥっていうバイトがわかったけど今回は殆ど無し。
それでも、3連発ゲットがあったり江口くんはダブルヒットがあったりと、まーまーいい感じ。
ただし、群れがいるスポットがとっても狭い印象で、一瞬だけバタバタって釣れて、しばらく「無」な状況です。
でも、そんな「無」でも、一人だけ着実に数を重ねていたのが並木さん。世界は違う!いや、まじで、周りが沈黙する中、終始ペースを乱すこと無く1匹、1匹釣るんですよ。お見事でしたわ~
前回のNFC大会どうよう、それは突然訪れた。プーッつプーッ。はい今日はこれで上りましょう、っていう船長のアナウンス。え?また前触れ無く終了かよ!w せめてラスト10分とかのアナウンスは欲しいもんですw
最終成績
数釣りで競う今大会。上位5名の結果は以下のとおり
1位 坂井さん 37枚
2位 並木さん 34枚
3位 江口くん 31枚
4位 オレ 26枚
5位 宮本ヒデさん 25枚
坂井さんはいつものキャストの釣りで貫禄のトップ。元バスプロで現在チームステファーノですからね。ちょっと格が違った。
坂井さんに後に「終盤、追い越されるかと焦った」と言わしめた並木さん凄い!基本、ボトムのスローなフィネスの釣りで34枚。
中盤~終盤安定して釣りまくった江口くんも凄い!終わってみればこの上位3名のデッドヒートでしたね。結局5枚差で江口くんに負けたオレ。ださいw
いやでも、楽しい大会でした。江口くんに大逆転されたのがちょっと悔しいけど、次は負けない!
たぶん
ぜひ次回も呼んでくださいね関係各位(・ω・)ノ
オレメモ
- もっといろんな釣りを練習しないとダメっすねー。大会じゃない時に釣りに行かねば
- 色んな針を買ったけど実戦投入する勇気なしでした。大会じゃない時に釣りに行かねば
- 次はハゲ針も使ってみよう。パワーワイドの4.5を試す
- 宙釣りのあのバイトからの食わせ方をもっと練習したい
- リーディングXロッドが思いのほか良かった。
- ゼロ~弛ませ釣りは今後の課題。嫌でもヤラないとね
- ってか、冬のカワハギ釣りは難しい!
- 坂井さん家まで25分
- 三連休最終日の首都高は空いていた
お仲間ブログ
- 宮本さんの『バスプロカワハギ釣り大会~』
- 坂井さんの『バスプロ達とカワハギ』