"マッチプレイ"
1998年06月12日(金)芦ノ湖
15匹 天気:曇気温20度水温18度 手段:ボート
今日は佐武とのマッチプレイ。場所は去年のこの時期、結構良い思いをした芦ノ湖。
ルールは、キーパーリミット500gで5匹の総重量で競い操船は1時間交代。
トーナメンtでは好調の佐武も、何故か俺には勝てないという状況が去年の12月から続いていた。果たしてマジメに戦ったらどうなるんでしょうか....
■奇跡を見た
朝4時に芦ノ湖に着いてみると濃いガスに被われてて結構寒いぞ、やばいねこれ。先週のチャプターでは結構渋かったらしいし...ちょいと不安だ。とりあえず、14フィートくらいのデカイ和船+9.9psを借り、柄にも無く、どーせ常吉しかしないくせに、2人ともロッドを6本も積んで湖上に出た。
時間が中途半端なんで、勝負の前にペンシルで遊ぶ。場所的にあんまり良くなかったけど、フラフラしていたと思われるアホなバスが佐武のデカ犬ペケにバイト。コレは奇跡だ、佐武がハードルアーで釣った!トップニュースネタだねこれ。彼とは何度も釣りに行ったけど、ハードルアーで釣ったのを見たのは、3年ぶりだ(マジで)。
■第1ラウンド
5時になり第一ラウンド(佐武操船)開始。
この時期にベイトが多いというプリンス前へ行こうとしたが、濃霧でどーにもならず、神社下(多分)へ入る。ブレイクとウィードがらみのポイントだ。
4mあたりでちょこちょこ釣れはじめるが、30cmちょいが多くキーパーの500gには遠い。なんとか俺が6mラインで630gのキーパーをゲットし1歩リード。ここはちょっといい感じだったけど、「俺が釣ると移動」の法則にのっとり、佐武はさっさと移動しやがった。ケ。
■第2ラウンド
6時になり第2ラウンド(冨樫操船)開始。
ちょっとずつ北上しめぼしいポイントをチェック。桟橋+ウィードでは大体1本取れるが、みんな30cm前後のノンキーばっかり。キーパーはどうやって釣るんだろう?謎だ。
去年は岩場に見えバスがわんさかいたけど、今日は見えないしシャローで釣れる気配は薄い。ここ数日の冷え込みのせいだろうか?
ぺんぺん草が得意とするベイトがらみの釣りも、肝心のベイトを探せないしなぁー。あーどうしよう....とりあえず、ウィードに魚は着いている様だけど。
■第?ラウンド
実は今回借りた船、大きい和船なんだけど、佐武のエレキではペダルのコードが短くてセッティングが悪くエレキを踏むのがスーパー大変。とてもしんどい姿勢で踏まなきゃならないので、操船権を持っていると落ちついて釣りができず逆に不利になるのだ(笑)
そんなこんなで、お互いエレキを踏みたがらず譲りあっているうちにラウンドなんてどーでも良くなった。っつーことで、第何ラウンドか忘れたけど、ウィードには確実に魚が着いているっぽいので、湖尻のウィードエリアへ向けて大移動を決意。
9.9馬力とは言え、船がデカイのでブィ~~~~~ンって感じでゆっくり進む。だんだん操船に飽きてくる....あぁ遠いぞ湖尻....あぁ。
ゴールを目の前にしたものの神宮の沈木エリアへちょっと浮気。ここでは佐武だけが連発。おいおい、釣りすぎだよアンタ..あーまた釣っている...俺は?
佐武はたまに良いサイズを釣るも、499gとか490gで自ら決めた500gというリミットを越えられない(笑)。「キミは所詮、そこまでの人間さ」と、今の所630gで勝っている俺は偉そうに言うも、俺には子バスさえ釣れずちょっと悔しい。
常吉やってたら絶対勝てないので、テキサスを沈木に沈めたり、岩の間にラバジを撃ったりしてビッグフィッシュを狙うが、アタリもない。あーぁ。あまりにも釣れないので携帯フィッシュを狙って、琵琶湖でプラ中の到さんへ電話してみる....コツン!ヒット(笑)携帯フィッシュがバッチり決まった。到さん邪魔してすみませんでした。(でも、釣れて嬉しい)
神宮エリアは一通り撃ったので、本命の湖尻ウィードエリアへ到着。開始早々佐武にヒットする。おーやっぱりウィードね。とか言ってるうちにスーパー眠くなってダウン.zzzzzzz.......2時間熟睡で起きたら2時をまわっていた。
■芦ノ湖フィーバースタート
今回同行している佐武の同僚の小池さんのから電話があり白浜で数が出ているとの事。こっちはパッとしないので白浜方面へ大移動。
湖尻~白浜って一番遠いので、またまた途中で挫けて百貫ノ鼻の南側のワンドへ入ってみる。水通しの良い岬の横のワンド、ブレイク近し、風裏、湧き水。こんな条件が揃ってからか、ただの偶然かマグレか回遊か?なんだか知らないけど、ビッグフィッシュフィーバースタート!
とは言っても、フィーバーしているのは佐武のみ。俺にはバイトも無い。何故?いきなり800g、600g,550gと連ちゃんする佐武。これで一気に差を付けられる。あーあーあー。
操船を交代し、ようやく俺にもヒット!ナイスサイズだ。ひっひっひ。ベイト常だから憧れの抜き上げを決め630g。あーやっと釣れた。
計量と撮影を終え、再びキャストしまたヒット!今度も良いサイズだ、あー楽しいぃ~~。佐武に写真を撮ってもらおうとデジカメを渡したら、佐武にもヒットのダブルヒット!しかも、俺のは、またまた630gなのにヤツのは1150gだ。オイオイ参ったね。そんで最後に俺に来たのは、ニューベイトロッドを見事に曲げてくれた43cmの800gフィッシュ。あー芦ノ湖楽しいぞ。
距離にしてわずか数十メートル、時間にして40分ほどだったけど、怒涛のキーパーラッシュも一段落。あー楽しかった。
■去年のフィーバーよもう一度
ボートの返却時刻が迫ってきたので、去年、夕方だけフィーバーした三石へ急ぐ。
去年は岬の5~6mにベイトがいっぱい映ってて40cm前後がイレぐったんだけど....今年はベイトの気配が無い。それでも、30cmクラスをちょっと釣り、最後の1投フィッシュを狙ってラストキャスト。
釣れろ釣れろ釣れろ.....祈りが届かないので、ライターフィッシュも狙って見ようとタバコをくわえる。佐武が「携帯に電話してやろうか?」って言うけど、ライターフィッシュと携帯フィッシュじゃロッドを持てないいので断る(笑)
電子ライターをカチカチやってたらアタリ!ぬひひひひひ。最後の一投フィッシュ&ライターフィッシュをゲットし去年のようなビッグフィッシュは出なかったけど、もー満足だ。
■完敗
16時競技終了。結果は5本揃えた佐武選手3900g、キーパー4本の俺2690gで完敗だ。しかも、数でも倍の差をつけられたしな。ウエイトでも数でも内容でも完全に負け。さすがトーナメンター佐武しんいちろうだ。
最近、ぺんぺん草内に漂う絶不調ムードは全部佐武のせいだと判明。植村さんも上原さんも、佐武と一緒にトーナメントに出ているからだなキット。やつと一緒に釣るすると本当に「俺ってダメなヤツ?」「釣りこんなにヘタだっけ?」と、どんどんブルーになっていくのだ。
でも、まぁ勝負はともかく、シャローで釣れなかったのは残念だったけど、百貫ノ鼻のフィーバーは楽しかった本当に。来年また来るぞー
本日の釣果:15本本日の仕掛け:リーパー常吉100%
本日のオマケ:佐武30数本、小池さん20本以上。平日だからノビノビできてとても良い。でも、ちょっと寒かったな。