"6月のGo86ツアー2016 3/3"
2016年06月23日(木)八郎潟
6匹 天気:曇り 水温:20℃手段:岸
最終日です。前2日と同じ天気なら朝イチだけやって早退するつもりだったけど予報は微風の曇!遂にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これなら一日トップで遊べちゃう?それともスピニングオンリーで遊んじゃう?ワクワク でも、東北の梅雨は寒かった・・・
とりあえず朝はバズ(お約束)
Yahoo!系の予報では9時頃から曇り、午後から雨。終日無風~微風。
が、しかし、現場についたらサザナミ・・・。前二日間朝イチは完全ベタだったのでちょっと拍子抜け。
ま、でもこれくらいの波ならバズベイトはOKでしょう。ってことで出船!とりあえず朝イチだけのバズタイム。
そして本日もまた音楽家Kさんと朝イチのバズストレッチがバッティングw 北風なのもあって南端まで走って北上する感じで釣り開始。
OSPゼロワンバズのライトターンは静かバージョンしかありません・・・・。モコモコ波紋は出せるけどほぼ無音。ちょっと波があるんで、もっとヤカマシイ系も欲しいところですがゼロワンバズの快適さを知ったら他のに手を出せないんですよね~。
んで、開始早々バイト!昨日までのとは違ってちょっと沖へハミ出したアシ束の角っこから出てきた!!!
いかにも、通りかかるベイトを狙ってます!的なポジションからのバイト!今日はイケそうな気がする(-ω☆)
って思ったけどそう甘くは無く・・・
前方にKさん艇が見えてきた。あ~~ん、もうバズタイムが終わっちゃう(´・ω・`)
そしてKさんからハッキリ見える距離でヒット!
Kさんいわく「今日はイマイチ。雷魚も全然居ない」とのこと。ですよね。ちょっと寒いのと北寄りの風なので雷魚は沈んじゃっている感じです。鯉も全く見えないし。
昨日までちょっと上流にあったバッドウォーターが今日はここらへんまで下ってきてるもよう。ゆるいカーブを超えたらいきなりアワアワが残るように。
そして今度は登山家のOさん艇と遭遇。こんなボート少ないのによりによってみんなここに集結w
はい。そんな訳で朝イチのバズベイトタイムは終了。本日のメインテーマである「スピニングだけ」展開にシフトです。腹くくってね!
ミドストとかJHWを試してみよう(-ω☆)。3投以内に反応あればいいんですけどねー。あ、そうだ。数年前にソウルシャッドの速巻きで怒涛の連続バイトに遭遇したことあるんです。6月半ばに。
なのでオレの(バーチャル)引き出しには「ソウルの速巻き」ってのが持ち駒としてあります。
が、(リアルな)引き出し(タックルボックス)にソウルシャッドが入っていませんw なので、SKTminiの速巻きも試してみよう。
んでですね、例年この時期は30cmクラスがちょいちょい釣れるはずなんですが、今年は皆無。よってミドストで遊んでくれる魚がいません(´・ω・`)
うーん・・・。どうしよう。次にここに来るのは夏。夏こそスピニングがメインになるはず。だったら、今回無理にやらなくていいっかー(-ω☆)
てことで気になる凹み部にバズベイト投げたらまた釣れた(-ω☆)
やっぱし今回はバズがハマっているんですね。
てことで風裏ストレッチは終了。北風が吹いてるんで、ほぼ全域風があたっている状態。予報では9時に風が収まるらしい。あと1時間なにをしよう?
カレントパターンで休憩&時間つぶし
風が止むまでちょっと休憩フィッシング。今日もポンプが稼働してるんでカレントパターン場へ。幸い誰も浮いてません。ここは安定の釣果。一投目からココっと触る感触があって2投目でヒット!
釣り堀かっ!っていうくらい凄いです。
ちょっとしたらオレの3倍釣る男でおなじみのTさん登場((((;゚Д゚)))) 今回も日程バッティングw てか、KさんにOさんにTさん。数少ないオレの八郎遠征仲間が全員揃った3日めでした。
Tさんはオレがここに入る前にさらっと5本くらい釣ったそう。また今年もそのパターンかよw いつも彼の後塵を拝しておりますw
そうこうしてたら風が収まり傾向に。
ちょっと上流の浚渫をチェック。けど、案の定なにも起こりません。釣り堀状態のあの場所にあんだけの群れが残っている時期なのでまだ本格的な沖のシーズンには早いと思われます。
バズベイトマラソン
元々3日めは朝だけやって帰ってもいいや、くらいなノリだったけど、せっかくの曇天・微風なのである案を思いついた。「せっかくの機会なのでバズベイトだけを永遠に投げてみよう(-ω☆)」題して「バズベイトマラソン」
よく言うじゃないですか。一つの釣りをやり続けると見えることがある、と。先人の偉人達がよく言ってました。「やり続ける」の単位が時間なのか年月なのか謎ですが、とにかくひたすら投げてみようと。
条件
・バズベイトのみ。
・ダメダメポイントもバイパスしない。一定のペースでひたすら流す
・スタートは五明上流の鯉生簀跡地対岸。ゴールは野石橋まで。東岸をひたすら流してみる
・たぶんそんな釣れないけど諦めないw
っていう感じでスタートです。時刻は11時25分。
タックルは定番のスタリオン+TDジリオンSH+フロロ16lbs+OSPゼロワンバズ(LT)。で、開始直後にバイト!
が、しかし。ボートっぺりで強烈な引きに怯んでアミ使おうとしてバレるw
なーにやってんだよ~オレw。 っても、このストレッチ今回初だけど、魚いるのね~。心を乱さず平常心で続行。
邪念を捨てるため他の道具は全部片付けました。
あ、1本だけデス5NSは残してます(*´ω`*)
マイブームのiPhone高速連写によるルアーアクション撮影をしたり。(ローライト故にちょっとシャッタースピード遅め)
関東のそれとは全然違う、北日本の梅雨時の空気。
お昼にはほぼ無風に。最高のバズベイト日和に写真では見えると思います。
が、実際は違うんです。何故なら寒いから。これが八郎潟の水温20度トラップ。何度もこの罠にハマっておりますw 近年のオレはほぼトッパーに近いんで、誰よりも浅いところ・浅いレンジばっかで釣りしてます。「トップはツライぜ」って名言の通り、上にでる魚の気分はコロコロ変わります。誰よりもそれを肌で実感してますw
初日に「生き物の気配を感じるフィッシャーに転向した」って書いたのも、この時期のドシャローのバスは小魚よりもエビハゼ系のエサの動きに左右されるからです。んで、この日のように水温20度の頃の6月の曇りって「暖かい日」「寒めの日」があって後者だとシャローから生き物感が無くなります。これが7月になって水温25度くらいをキープするようになると、また状況が変わるけど、とにかく「6月の20℃+寒めの曇り」はシャローから生き物が消えます。なんどもこの罠にハマっているオレなのでそんな間違ってないはずw
っていう長文の言い訳を書いてるように、まーー釣れないw
釣れない以前に生き物感を感じません。初日の晴れたタイミングが今回のMAX生命感だったなー。
って心の中で思いつつもひたすらバズベイトを巻いてます。
62M+PEセッティングにトライ
ってことで前に書いたスタリオン+ジリオンSHのセッティングは我ながらパーフェクトで、ランディングネットでアタフタしない限りほぼミスはありません。ただ2つの問題があります。
(1)6.8フィートの取り回しの悪さ
基本はオーバーヘッド気味にまーまー飛ばしてますが、ボートを岸スレで流してるんで、必要に迫られサイド~アンダー気味で投げるときに横の葉っぱを叩いたり、水面にティップが当たったりすることも。また、アシガマが張り出してるところの角っこをピッチング気味に投げる時も6.8の長さとMHっていう硬さは快適じゃないんです。
問題その(2)は後回しで。
そんなワケで今回は62Mのロッドにトライしてみました。具体的にはテムジンクロスファイヤのパンテラ62Mです。まーまー遠くで掛けるんで68の長さ+MHの硬さ、そして7.1ギアの巻き合わせでフッキングしてる訳なので、62Mってのはめっちゃ不安な訳ですよ。けど、それを補う意味でPEラインのセッティングにトライです。リールはダイワT-3ハイギア(非スーパーハイギア)のやつ。今ググってみたら初代ジリオンSHが1巻取り80cm、T-3の1016Hは67cmなんですね。ロッドもリールのギア比も全然違うけどPEの初期伸びの少なさに期待!
で、実際に投げまくってみると先ほど書いた(1)の問題は完璧に解消しました。サイドキャストで横の草を気にすることが減り、アンダーキャストでも水面を叩かない。そして何より身体への負担が少ないw。特にキャストの時にそれを実感します。振りかぶるだけでロッドが曲がるんで、めっちゃ楽。ってことで、ここでスタリオン68MHの問題その(2)が浮上です。振りかぶっただけでは充分にロッドが曲がらないんで、ダブルハンドで勢い付けて投げてます。普段は気にならなかったけど、さすがに何百キャストも続けてると、けっこう手首に負担が掛かるんだなーって解った次第。
なーんて思いつつ投げてたらバイト!
62M+PEセッティングでの初バイト初ゲット(*´ω`*) あ、そう、途中から完全無風になったのと左岸流しなのでで、このロッドにはゲーリーバズを結んでいます。
そんでですね、この1匹が釣れたのは・・・↓
自船アイコンと重なって見づらいですが、マーカーが2個打ってあるドンピシャなスポットです。菱型マーカーは過去に釣ったことがあるスポット。ここには既に3つマーカーがあります。そう、やっぱり釣れるスポットでいつも一緒なんです(*´ω`*) 写真の下にはしばらくマーカーは打ってありません。あげく、ドクロアイコンも打ってあるところ。ドクロアイコンはリップラップが激しく沖に張り出しててエレキのペラが当たる危険スポットです。やっぱり、こーゆーことに魚は溜まるわけですね(*´ω`*)
ゲーリーバズのハイスピード写真もパチリ。
オレが語るまでもなくこのバズもとても優等生ですね。ライトターンがあったらなー。
しばらく流してると、チェーンソー的な騒音が・・・。なになに?作業服来たおじさん3名が整地してました。なになに?何ができるん?まさかのヘラ台?にしては大胆過ぎる工事・・・。
ちなみに、上写真の左の死魚の手前に細かい粉がたくさん浮いてるのがわかるでしょうか?この粉が沖まで広がってて、オイカワっぽい小魚がめっちゃ集まってました。生き物って凄いなーって。
そんなこんなのイベントがありつつも、ひたすらキュルキュル、キュリラ~って投げては巻いて投げては巻いて。あーーーつれねーw
ま、ここらは3日間ずっと水が超悪かったんで、ダメだろうなーって思ってて、やっぱりダメでした。
ちょっとしたカーブを過ぎると水が一気に変わるのもこの3日間同じ。ちょっとクリアになって、ボトムの岩が見えるように。
そして、ここらから鯉が見え始めた(-ω☆) そして本日初のブラックバスの姿も! 咄嗟にノーシンカーでも投げ・・・ませんよ~。バズベイトオンリーです(-ω☆)
でも、ちょっと進んだら前方でバイト! 実績無しポイントだったけど、水がキレイになったとこには居るんだなーっていう。
さてさて、この時点でかれこれ3時間経過です。まーまー肩というか、背中が痛い感じに。
この先は超危険地帯。エレキのペラもエンジンも、なんなら船底もヒットしちゃう激浅リップラップ地帯が続きます((((;゚Д゚))))
航跡のとおり、ここを流すことはまずありません。なんせ怖いんで。でも、そんだけ浅いリップラップなのでトップには良いのかも?って淡い期待を寄せるも・・・なにも起こらずでした(*´ω`*)
というよりも、結果的にこのあとゴールまでノーバイトでした(´・ω・`)
なので、端折ります。
16時38分にやっとこさゴールが見えてきました!!!で、超皮肉なことに、ラスト30分で急激に雲が無くなって青空に!それとともにシャローに鯉をはじめとする生き物感でいっぱいにw
まじかよぅぅう。あと1時間早く天気回復してれば、もう1匹くらい釣れたかなーー。
バズベイトマラソンの結果は以下のとおりです。
- Googleマップで後で測ったら流した距離は6.6キロ(山手線でいうと池袋~原宿くらい)
- 掛かった時間は5h30m
- だいたいワンサイクル15秒だったので5.5時間で計算すると1500キャスト
- 3バイト2キャッチw
バスベイトマラソンで解ったこと1
ってことで5時間半かけて1500キャストした結果、一番実感したのは・・・・
背中がバッキバキに痛い(´・ω・`)
よく「背中バキバキになる」っていうじゃないですか。人生初でした。本当にバキバキになるんですね。完璧に板のように固まったw
途中から62Mにしたので手首~肩への負担はあんまり無かった。けどこんなに背中が痛くなるのは想定外!
バスベイトマラソンで解ったこと2
やっぱり状況を無視した釣りは釣れないんだなーって実感しました(*´ω`*) この3日間の写真だけみると「バズベイトでめっちゃ釣ってるやん」って思われるかもですが、現実は朝イチだけです釣れるのは。日中はそんな感じは皆無。3日めは曇天・無風だったとはいえ、何度も書いてるようにドシャローから生き物が消えた感でいっぱいだったので、やっぱりバズベイトがハマっている状況では無かった。というより、シャローに魚が少なかった。午後からオレ以外のボートはみんな沖の浚渫やってましたからね(-ω☆)
そして釣れるにしても、やっぱり「いつものところ」。線の釣りなので、たまにポロっと想定外のことでも拾えますが、やっぱしブラックバスって魚は地形変化に着く・立ち止まる・そこでエサを待つっていう習性の魚なんだなーって実感しました。
バスベイトマラソンで解ったこと3
投げ続けるにはストレスがないことが最重要。これに尽きます。今回と同じことをクランクベイトでやれって言われても100%無理。何故なら「引っかかるから」。水面に対して垂直方向に倒れている草が多いので、スピナーベイトでもまーまーストレスだったでしょう。そしていくらスナッグレス効果の高いワーム、たとえばシャッドテールのオフセットノーシンカーだったとしても何十回もキャストしてたら自然にズレたりフック出てきて引っかかったりしてストレスだったでしょう。つまり、なんでもすり抜けてくるバズベイト故に完走できたマラソンだったと思います。
バスベイトマラソンで解ったこと4
その3に近いことですが、バズベイトの多くは飛行中に回ります。キリモミっていうのかな? ねじれる。それを何度も繰り返すとラインがヨレるー>ティップに絡まるー>うざーーってなります。でも、オレの愛用するOSPゼロワンバズはかなり飛行姿勢が安定してて、ロッドの振り方にもよるけど、ほぼ回らない。多少の横風受けても平気。だから永遠に投げ続けられます。そして、比較的コンパクトなのでミスキャストでアシの葉っぱに突っ込んでもスルリと抜けてきてくれます<ーこれ意外に大事です。
ちょっと話逸れますが、八郎で最高に釣れると言われるスピナーベイトがあるんですが、それは地上でめっちゃ根掛かりします。岸スレキャストばっかり狙っていると、どーしても岸に乗っちゃったりします。その時(スピナーベイトが倒れてる時)地上の草・葉っぱにめっちゃ引っかかる。もちろん水中で泳いでる時はキレイにかわしてくれるけど、地上ではダメ。「ミスキャストするお前が悪い」って言われればそれまでですがw それがネックでいくら釣れると言われてもオレはそのスピナーベイトは使いません。それよりも、地上根掛かりを恐れずにキワキワに投げることが大事だと思ってます。
ってことで、話をバズベイトに戻すと、ゼロワンバズはミスって地上の草にあたっても深く引っかからないのが素敵です。なお横風が弱い・無しのときはゲーリーバズもめっちゃ使いやすいです。
今回アメリカもののペラがでかくてうるさいやつともかもちょいちょい投げたけど、やっぱり投げ続けるのはストレスで無理でした。たぶんアメリカ人はピンスポットをちょい投げで使うんですよね。そもそもの用途が異なる感じなので仕方ないです。
バスベイトマラソンで解ったこと5
些細な突起が痛い。
グリップエンドにルアーキーパー付けてます。めっちゃ便利。けど、ダブルハンドで投げるとき、ここに右手添えるわけですが、何百回も投げると、指が当たり続けて痛いですw 数十回じゃ気づかないけど数百だと痛いんですね。同じくダイワリールのオフセットハンドルも痛いです。右手の人差指のどっかがハンドルのどっかに当たるんですよね。これは元祖オフセットハンドル採用のアルファスRからそうでした。
ってことで、ちょっとした突起も数時間やり続けると、低温やけどみたいな感じでちょっと痛くなるなーってのがわかりました。
と、ま、色々書いてみましたが、
・背中痛い!
ってのが一番でした(-ω☆)
冗談はともかく・・
「自分が釣りたい釣りに魚は合わせてくれない。魚の状態に合わせるのが釣り」っていう基本を体を張って実感した、、、ってのがバズベイトマラソンの収穫でしたかね(*´ω`*)
つまらいない結論ですいません笑
今回のまとめ
- 6匹
- 6月トラップ!曇天ウハウハには程遠く
- ってもこの3日間でバズベイトと葉っぱ撃ち、カレントパターンっていう3大王道でそこそこ釣れたのでヨシとしよう(除く3日め)
- あ、オレの3倍釣る男はやっぱり3倍釣ってました(*´ω`*)
- 来年への課題:ファットイカでミスを減らす・DEPSのリザードで釣る!・ゼロワンバズをなんとか補充したい!(特にライトターン)
- 沖の浚渫もポツポツ釣れてたようです。