"並木モード"
1999年12月27日(月)北浦
2匹 天気:晴れ 水温:気温10度℃気温:水温5~6度℃手段:
カミさんと釣り納めに行ってきた。場所は北浦。冬型の気圧配置がゆるみいい感じの天気に。
昨日一昨日も良い天気だったし、期待大。去年の釣り納めはノーフィッシュを食らったけど、今年こそは。
■ハイドロE450その2
家を3時半に出るとさすがにまだまだ道路も空いていて前回と違ってバリバリ快調に北浦へついた。
吐く息は真っ白。んでも、今日、下はモモヒキ3枚+チノパン+スノボ用ズボン、上はラクダ+薄いセーター+パーカー+ガマカツの防寒ウエアを着ているからバッチリ暖かい。 一つ残念なのは前回の帰りにポパイで購入した手袋を忘れたこと。くやしー。
今年最後だし豪勢に行きますかってことで、今回もナロー&スローでお馴染みのハイドロ450(運転席バージョン)をレンタルした。
夜明けとともに準備開始。ボートは相変わらず霜が降りまくり。真っ白け。エレキのシャフトも凍っててトランスデューサーのケーブルをビニールテープで貼ろうとしてもくっつかないぜベイべーって感じ。
そんなこんなで6時半頃出船。で、実はこのボート、2人だとちょっとはまともに走る事が判明。普通にプレーンしてまぁまぁ快適に走る。一人乗り9.9のアルミには到底及ばないスピードだけど、前回よりは相当マシだ。でも、デッキは相変わらず狭いけどね。
■ステイシーが火を噴く(予定)
朝はやっぱり寒くボート上の全てが真っ白。レベルワインダーもガイドも凍りまくり。いやぁ冬だねー。
冬はサスペンドミノーの出番という情報を鵜呑みにしたオレはステイシー60SPをキャストしまくる。鵜呑みっていうか、実際それで釣れるとこを何度か見ているし、今年のオレの初バスもそれで釣ったから、割と信頼しているんだけどね、でもやっぱり釣れないねそう簡単には。
貸し切りの帆津倉とか猪ノ鼻とか白鳥ドック周りをしつこくしつこく攻めるが反応なし。 最近毎日の様にミノーの名手大塚茂プロと電話で話しているけど、そーいえば釣りの話はしてないもんな、勿体ないよなオレ。今度じっくり「オレのミノー論」を訊いておこう。
前回カミさんが釣ったエリアも沈黙。「釣れないねー」船中にダレダレ菌が.....
このボートでは山田ワンドまでOKなので、思い切って北浦ドックへ行ってみる。ここは今年の3月にオレのクランクが爆発したとこだ。石積み周りもこぼれ石あり、水深ありで好条件。堤防もL字型だし言うこと無し。
石積みの際と平行にステイシーをキャスト。ビュッビュ、ポーズ、ビュビュ、ポーズ、でヒット!思わず叫んじゃったよ。でもね、3秒後にバレた。くそー。
しかし、なんか暴れっぷりがギルっぽかったんだよねー。
対岸へ渡り元祖とがゾノ近くの水門へ。風もなく日差しも暖かくシャローは釣れそうなんだけど、反応といえば捨てラインのみ。
■白鳥・札
船をちょい上流へ進め札ドックへ。この辺は今だから言うけど、TEAMぺんぺん草が全盛期の頃、すげー良く釣れたとこだ。まだツネキチが流行る前、俺等だけイレグイ、朝だけで10本は当たり前、もちろん真冬でも良く釣れたとこ。なーんて「昔は良かった自慢」をしても仕方ないんだけど、この辺は条件が良いのか冬でも実績バリバリなとこ。
で、その札ドックの上流側の石積みへボートをつけてじっくり狙う。ここもいい感じで石が落ちてて水深も3mあり最高のロケーション。キワをテキサスリグで何度か流す。カミさんもツネでタイトに狙う。でも釣れない。あーあーバスは居るはずなんだけどねーやっぱりワームじゃ食わないのか?って思った瞬間、足下でいきなりロッドを持って行かれるバイト。あービックリしたー。並木ロッドでの2本目の釣果は40cmのナイスバス。いやぁ嬉しいなぁ。
札を打ち終えて白鳥ドックへ。ここもね、冬とか春先は良く釣れたとこ。さっき釣れたとことかなり似ている条件の石積み外側の3mラインにこぼれている石をピンで狙う。あそこに居たんだからここにも居るといーなー、でも、そんなに甘くないのかーって思った瞬間「コン!」って。糸フケとってからフッキング。乗ったぁ。嬉しいー。ちょっとちっちゃいけど。狙って釣れた感じが素敵だ。ちなみにこの時点で10時過ぎ。やっぱり冬は10時を過ぎないと釣れないのか?
釣れた2本と同じ様なロケーションを狙いたいが、もうネタ切れ。他のドックは水深がなかったり石が落ちてなかったり。あーあ。猪ノ鼻ドックに再挑戦するもノー感じ。仕方ねー猪ノ鼻ブレイクでも行くか。
ブレイクに沿ってテキサスを遠投しズル引き。コン!って明確なバイト。でも乗らない。うげー。ワームがいい感じでズレている。くやしー。で、このワンバイトのせいでハマっちゃったのよ。30分ほどあれこれね、スピニングまで投入したのに結局釣れなかった。でも前回2匹釣ったとこにしっかり魚探かけた。なんかスゲーものが映ってた。もわーっと。硬いものじゃないんだけど、高さがある巨大な物体。捨て網なのか?それともデッドレンギョが20本くらい固まっているのか?
■並木モードスイッチON
カミさんのスクリーンセーバーが起動し爆眠しているので、ここから並木モードに入る。
並木モードとは、速い釣りの事。ルアーじゃなくて、行動が速いことね。5mラインの竹ボウキをハイペースでランガン。一つのホウキに3キャストのペースで走りまくる。途中、エレキで行くにはかったるいけど、コンソールまで行くのも面倒ってな距離の時はフロントデッキから立ったままエンジンを操作。で、技術を伴っていない、偽モノ並木なので、 エンジンを切るタイミングを間違え行き足で竹ボウキに突っ込んじゃったさ。カッコ悪ー。で、これは危険だね。もうしません。すみません。
帆津倉のクイ群も並木モードでランガン。いやぁ楽しいな並木モード。ちなみに並木さんはエンジンを止めてからフロントデッキまで0.5秒で飛んでいき、右手と足を使って0.3秒でエレキを降ろすと同時に左手でロッドを持っててすぐキャストするんだよね。エンジン止めてからキャストまで1秒くらい(かなり誇張)。それを意識しているんだけどね、オレは5倍はかかるね。とほほ。
14時まで並木モードバリバリで釣りをしたけど結局ダメだった。でも、今年一番集中して釣りをした時間かもしれない。こんなに集中して釣りをできるんだオレ、ってかんじ。あー楽しかった。
■最後はオダ
カミさんを起こしてボート屋近くのオダ群へ。最後の2時間はここでがんばろう。
でね、今日はテキサスで2本とったもの、やっぱりいつものヘビ常で釣りたいのよねん。去年の夏からコレばっかりだったからね。これで最後を締めくくりたいじゃん愛着のあるセットでね。しかーし釣れない。カミさんがなんとか1本釣ったものの、結局オレはバイトも無し。このエリアは保険みたいなもので、なんとか釣れると思っていたんだけどね、ダメだった。でも、そのぶん頭の中でいろんなアイデアが浮かんだ。浮かんだだけで実行はしていないけどね。まぁ次回はなんとか釣りたいな。
そんな訳でボート返却時刻がせまり「1999年もありがとー」って言いながら99年ラストキャスト!でも相変わらずラストキャストが何度も繰り返される。これが本当の最後!って言いながら何度も何度も。結局、ボート屋があるドックの中までピッチングを繰り返したオレであった。
本日の釣果:2本
本日の仕掛け:ダイワTDバトラーHarrier TD-BA 7011HFB +TDX105HV+FCスナイパー14ポンド+バークレーパルスワーム4インチの3/8ozテキサスリグ×2