"アホ"
1999年08月14日(土)霞ヶ浦
3匹 天気:激雨 水温:体感気温15度℃気温:水温30度(推定)℃手段:FRP16ft
■アホだ絶対に
話が前後するが、釣りを終えて家に帰ってからTVを見た。今日は関東各地で大雨による被害がアチコチで。この大雨の中、川の中州にテント貼って流されるキングオブ、、、の他、100人近いキャンパーがなんらかの事故に巻き込まれたっちゅーくらいの大雨だった。そんな雨の中釣りしていたアホ中のアホはこのオレだ。しかも風が強くてもう死ぬかとは思わなかったけど一歩間違えたら死んだかも。アホも程々にしないとなぁ。
■アシの釣り
4時過ぎに大山スロープへ到着。時々雨が強くふるものの船が出せないほどの波では無い。ただし本湖へ出るにはちと辛い感じ。なので、古渡の中で釣り開始。今回雨降ることは解っていたので短パンにビーチサンダル。んで、蒸し暑くなるだろうと思ってカッパは上だけ持ってきた。下はどーせ濡れるんだろうと思いカッパを着なかった。
さて、釣りの方はというと、とりあえず風裏を求めて船を走らせアシとかクイを撃ってみた。はじめにマメさんがヒットしたけど後が続かない。
風向き的に風裏っていっても、そんな無い。ちょっと弱まったのを見計らって対岸のクイ地帯へ。
■50アップ!?
いい感じのクイの束へヘビツネをキャストしポーズ。ロッドがこんこんと持って行かれる。バイトじゃなくて、ボートが動いててラインがクイに引っかかっている感じ。と思っていたが、、あれ?バス?あ、バスじゃん。ボートまで寄せたらJIMIちゃんが「それデカイ」と言ってネットを用意。え?デカイのコレ?そんな引かないんだけど。余裕でやりとり。一瞬魚体がヌルって見えた。あー本当だデカイ。ビッグフィッシュに縁が無いオレとしては目測が苦手だが、JIMIちゃんは40後半という。ならば、自己最高じゃん。ぬはは。嬉しい。
だいぶ弱って来たっぽいのでランディングしようとした瞬間、一気に沖へ走られた。う!クラッチを切ろうとしたが間に合わず、ロッドが一直線になっちゃってラインブレイク。くーーー。バスでクラッチを切ろうと思ったのは初めてだ。シイラかライギョでしか経験したことない。っていうか、ロッドワークを誤った。そう、つまりは下手ッピなのだ。あーあー残念。そして、、バスさんごめんなさい。
■小野川
風が一向にやまないので小野川へのぼる。川岸屋っていうボート屋まで行く。あーここ来たことあるぞ。バス始めた年に、霞ヶ浦へ初めて来た時に寄ったのがこのポイントだ。うおー懐かしいな。あん時はもちろん釣れなかったな。あん時はトレーラーを引いたでっかい車をいっぱい見て「バスって金持ちの遊びなんだ」って思ったっけ。そんで、レンタルボート屋のボートには当たり前のようにエンジンが付いていて「バスってエンジン船じゃないと釣りできないのか」って思ったっけ。そんで、その後すぐに、4級免許の申し込みに行ったんだっけ。などと、ノスタルジックな気分に浸る。
まーそれはおいといて釣り。ボート屋の対岸のブッシュを撃つ。ラインブレイクを機にテキサスリグに変える。JBワールド第3戦の深江さんの釣りをしてみる。ボディーワームのテキサスリグのマシンガンキャスト。ウナギカゴかなんかの奥へキャスト。で、ヒット!いい感じで引くぞ。嬉しいな。で、一瞬見えたその魚体は茶色!「うぉーなにこれ?ナマズか?キャットフィッシュ?触りたくねー」と叫ぶ。
でも、あれ?バスかこれ?なーんだバスか。しっかし凄い色だにゃー。ブラウンバスか?背中が高くてプロポーションが良い。新種のバス?
■サムイっす
さて昼になり風はまるで止まない。雨もぜんぜん止まない。もう全身ずぶ濡れでツーケーのナーアーまで濡れっぱなしで、ガタガタ震えが止まらない。指も感覚が麻痺している。もう上がりたいにゃー。でも、船頭さんのJIMIちゃんは真冬の河口湖で氷を割りながらでも釣りをするゴクドー釣り師。これくらいで辞める訳がない。「もう上がろう」って言うのも悪いんで、決して口には出さない。けど態度で示す「もう上がろうにぁー」
腹が減る。パンでも食べようと思うが、袋から出した2秒後には「水」になったりオニギリがお粥になほどの雨。アホだよねーこんな中で釣りしている俺ら。
■遭難
雨はいいんだけど、風がね。ここは古渡の奥だから気づかないけど、大山は凄いことになっているカモ。ってことで、とりあえず一回上がることに。
船を大山方面へ進める。風をブロックしている岬を越えた瞬間、霞は冬の日本海だ。波の高さ3m?すごいねーカスミって。
JIMIちゃんは大山まで行く自信があるそうだが、、、、オレは嫌ニャー。ビルジが負けたら水船ニャー。3人乗っているしニヤー。
っちゅーことで、近くの漁港へ避難。
しばらく様子を見る。が、風は止まない。さてどうしよう。俺らに残された道は。
- 強行突破
- ボートをここに置いて車を取りに行く
- 波が収まるのを待つ
の3つ。1は嫌だなーオレ。2がいい感じ。でも、ここのスロープまで続く道が狭くてトレーラーが入りそうもない。3は下手したら明日まで待つことに。ムムム。どーすんべ。そこでJIMIちゃんが言う「オレは行く自信ありますよ」って。ヒエーさすがゴクドー。3人だと重いし気を遣うが1人なら大丈夫だと。うーむ。まー大山はそんなに遠くないけど、ボートを桟橋に付ける時とか、ランチングするとき、大変そうだけどなー。しかし、ゴクドーなんで笑顔でボートを出していった。
カミさんと漁港で待つ。堤防で風雨を避けながらひたすら待つ。雨が一瞬やんだら、ちょっと釣りをしたりして待つ。
しばらくしてJIMIちゃんから電話。YASUさんという方に手伝ってもらってなんとか無事にあがれたそうだ。ふー。その後、YASUさんが我々を迎えに来てくれた。いやーどうもありがとうございますー。本当に。すみません。
カスミで遭難はこれで2回目にゃー。無事で良かった良かった。一歩間違えれば冒頭に書いたアホキャンパーと同じだもんなー。っていうか十分アホだけどねーオレ。
本日の釣果:3本
本日の仕掛け
ハートランドZ601MFB+TD-X105HV+DAIWAフロロ10lb+ボディーシャッド5インチのツネ×2
ハートランドZ5111MHRB+TD-X105HV+DAIWAフロロ10lb+ボディーワームのテキサスリグ