"ハジロガダ"
1998年05月10日(日)八郎潟
22匹 天気:雨->晴気温17度 北西強 手段:岸
BBTIMESのバックラッシュギャルっていうコーナーの取材が八郎潟であるとの噂をかぎつけ、半ば無理矢理同行させて貰った。俺が誌面に出るとグワイワルイので(何故?)影でこそこそ釣る影武者&現地のガイドの人のなりすまして、BBTIMESの森さん、スタッフM(感じワルイ)、カミさんと俺の4人で八郎潟ツアーにゴーゴーだ。
■八郎シフトは夢がいっぱい
八郎はこれで10回目くらいか?普段は西部承水路(以下西部)のボート釣りなんだけど、今回は岸釣りのみ。んでも、ボート釣りでも岸際を撃つことが多いので西部のポイントと釣り方は頭に入っている。
で、八郎バスはグレイトなんでいつも釣行前には夢膨らませて普段使わないビッグルアーとか8インチワームとかギラギラのパドルとかテキサス用シンカーとか太いラインとかの準備が楽しい。完全八郎シフト完了したタックルバッグ(小さいタックルボックスをバッグに入れている)はもうパンパン。いつでもかかってこい状態だ。ホホホ。
■ゲロゲーロ
土曜日の23時頃東京を出てひたすら北上し7時過ぎに着きましたぜ西部の下流部へ。とりあえずスピナベとともに期待いっぱいで土手に登ってみたら....げ、げげ、水が悪い。グリコのカフェオレを更に牛乳で薄めたような濁りに出鼻をくじかれる。しかもバックラッシュギャルズ取材名物の雨まで降ってくるは気温さ低いワ....もう悲惨。
30分ほど4人で探るが生命反応まるで無しゲゲゲ。小移動しつつ北上するも状況は変わらないんで一気に五明光橋付近まで北上したらようやく濁りがとれてきた。ホッと一安心だ。
イーストワンとか八郎潟釣り具とかに挨拶周りとかそんなこんなで10時まで全員ノーフィッシュ。ダイジョウブかこの取材...
■釣れる方法発見
東部の海側で釣り再開。こそは足下から捨て石が入って背の高いアシだかヨシが生えてて、その沖に背の低いアシが5m位生えていてその先がブレイクになっている感じのポイントが永遠に続いている。
スピナベろうかと思ったが、結構人が多いのでラバジ&テキサスで探ってみることにした。沖のアシへ投げたラバジにアタリ!でも乗せられない。フォールで食っている気がするが、水深が無いので難しい。続いてエアテールパドルのテキサスに変えても乗せられない。ただ単にヘタなんだろうけど、なんかちょっと違う気がするのでエアテールパドルのヘビ常にしたらドンピシャでやっと1本ゲット。
しかしサスガにカバーが多いので投げる常はキツイ。んで試しに足下の植物のポケットにポチャリと落としたらゴン!ありゃ、こんな近くに居るのね。
水深が殆ど無いんで常を辞めてラバジのトレーラー用に持っていたゲーリー4インチのツインテールにネイルシンカーを刺して怪しいポケットにゆっくり落とす作戦に変えたらコレが大当たり。そーっとワームを落とすとラインが横に動くのだ。全部乗せられなかったけど、沖目よりは一回り大きいサイズが釣れてくる。乗ったらすかさず抜き上げるからファイトを楽しむ余裕が無いけど、豪快な釣りで結構楽しいぞ。
と、一人で楽しんでいたんだけど、そー言えば俺って今日は影武者だったんだ。主役の二人はまだ釣ってない。まずいな、これ以上釣ったらヒンシュクなんで釣れそうなピンポイントをカミさんに譲るが、そーゆー釣りは苦手の御様子。挙げ句機嫌も悪くなってきたぞ。せっかく釣れる方法を見つけて教えてやっているのになぁ....
仕方ないのでラバジを結んで沖目のブレイクにポートビラオリジナルラバジを撃って2本釣った。今年初ラバジだ。ちょっと嬉しい。
■漁港でぺんぺん~俺はヘチフェチ~
昼になりBBチームがミニトーナメントの撮影に行くっていうんで、一人で漁港で常ってみた。ギョコーといえば常、常といえばギョコー。まぁ俺はドコでも常だけどな。
さすがの八郎でも漁港は大人気で北浦並みの混雑。でも、みんなテキサスとかハードプラグを沖にキャストしてる。ニヒヒヒ。シメシメ、ヘチフェチの俺には絶好のシチュエーション。周りが沈黙する中、一人フィーバーだ。
あー視線が眩しいぜ、そんなに見るなよ、照れるぜ、あー気持ちいい。一年前の北浦ドック状態だ。
横にいた子供に色々教えてやったら「ありがとうございます」の連発。いやー可愛いな。是非とも釣って貰いたいな。がんばれよ、いいか「漁港では足下のヘチだぞヘチ」ね忘れるなよ!じゃーなバイバイ。
■自己最高フィッシュ!
午後はまた西部に戻って五明光付近を探る。この辺はボートでよく来るので釣れる気マンマン、とは言え釣れるのは2回り小さい30cm前後のバス、ダメだなコレャ。
んで、ちょいと移動し本命ポイントへ。そこはボート釣りでも絶対にアブレ無いナイスエリア。岸際から割と水深があって人造物も多い。もう余計な事は一切考えず常吉セットだけ持って釣り開始。
船の横に常を通しで37cm、小さい流れ込みの河口で44cm、アシのポケットで37cmとまぁこんな感じで小さい地形の変化では必ず反応があるのだ。さすがは八郎、これぞ八郎。あー楽しい。
流れ込みには比較的いいサイズが居るのを掴んだんだけど、歩いていける最後の流れ込み(川幅が広くて渡れない)はヌカルんでて大変そう。
でも最後のチャンスなんでスニーカーをドロドロにしつつも水際へ行く。ロボワームの7インチストレートの常をそっと河口に落としてみると、ラインがちょっとだけ動いた様な...いないような...半信半疑でアワセたらゴン!しかも予想通りのビッグフィッシュだ。途中枯れアシにシンカーが引っかかって焦ったが、上げてみればデカイし重い!キャー。
カミさんのいるトコまで走って写真撮影後メージャーを当ててみる。口を開けてメジャーを魚体に乗せて計ると50cm(笑)でも、正確に計ると47cmだ。50には届かなかったけど紛れもなく自己最高記録。あー最高。
で、相変わらず、俺だけ釣っているので、ちょっとヤバイ感じになってきたので、カミさんに撃つべきピンポイントを教えながら歩くが....釣れるのは後にキャストする俺だけ。あーヤバイ、影武者なのに余計なとこでぺんぺん草しちゃってる。ナニが違うんだろうと落ち込むカミさんに「それゃぁTeamぺんぺん草かそーでないかの違いだよ」と訳のわからん答えを出してやる。
■会心の釣り
という事で最近のスランプのウップンを一気に晴らした楽しい釣りができて、しかも自己ベストまで更新できて、あー楽しい。
八郎ってなにが楽しいって「釣れる方法」を見つければ連発して釣れる事。本当に絵に描いたような場所で教科書通りに釣れるから楽しい。
本日の釣果:22本 47cm 44cmを筆頭に30cm後半多数、30cmクラス4本
本日の仕掛け:ダイワFT12lb+ナス3号のヘビ常のボディーシャッド5インチやらロボストレートの7インチやらエアテールパドルなんかで15本、「しろうシャッド」で1本。ネイルシンカー入りゲーリー4インチで4本、ポートビララバージグ+エアテールパドルで2本
本日のオマケ:同行者(主役)数本。八郎でも常吉は強いぞ。