"今年初の一日2桁!(除く琵琶湖)"
1998年05月05日(火)山中湖
18匹 天気:曇気温14度 水温14度台 風穏やか 手段:ボート
去年のGWは北浦爆発・山中湖沈黙だったけど、今年は逆の様子。
ソノでは野本さんが一日60本とか景気のいい話が続出しているんで、常吉セットだけ持って昨日に引き続いて桂川プロと一路へ山中湖へ向かった。
桂川プロと一緒に来たけど今日はTeamぺんぺん草の植村さんと同船。植村さんは28日に22本取っているので「スランプから抜けたよ」との事。俺は、昨日の北浦でマサカの2本でスランプの真っ最中。さてさてどーなる事やら。
■またしても沈黙?
6時半にポートビラに到着し、さっそくボートのセッティングを開始。銀座並みの混雑が予想されるゾノに一番乗りしてマーカーを打っておく作戦だ。
釣りっ子太郎号に植村・冨樫コンビ、佐武のアルミに佐武・桂川コンビに分かれてゾノへ直行。早めに着いたんだけど既にボートが4~5ハイ浮かんでいてマーカーも打たれていた。あーあー。でも、前日なんて30パイは浮いていたそうだからまだましな方かもね。
で、釣り開始。最初はベイトの常を試したが...一日60本には程遠い感触...釣れない。またしても「俺がが来たら沈黙」か?と思ったら佐武が3連ちゃんし相変わらず感じ悪いヤツだ。とは言え周りは全然釣れないので、ちょいとイヤな予感。植村さんは「冨樫の前にはぺんぺん草がボーボー」と訳のわからん言いがかりをつけてくる始末、俺が悪いの?
で、あまりにも釣れないので周りのボートがどんどん帰っていく。シメシメ彼らはゾノの爆発力を知らないようだな、ひっひっひ。
■飼い主登場
ゾノの魚を飼っているという噂の野本プロがやってきた。今日もガイドサービスみたいでお客さんを2名乗せている。で、案の定飼い主の船はポツポツ釣れている...何故?「ボートの下にフォーミュラ塗ってないか?」と訊いてみたが塗ってないらしいが(笑)とにかく良く釣る。何故野本さんにだけ釣れるのか不思議だが、植村さんの説によると「空のジグヘッドを落としてワカサギを引っかけてからバスを釣っている」との事。って冗談だよ!冗談!
真面目な話、野本プロは急に上手くなったぞゾノの釣り。もうなんか「神」の領域に達している感じ。本人も「漁師を越えた」って言ってるけどホントそんな感じ。去年トーナメントで佐武に負けたのがそーとー悔しかったに違いない。俺も去年までは勝率3割はあったけど、もう絶対に勝てないな、スゲー上達している。一日60本なんてそう簡単には釣れないよいくらゾノでも。
で、その野本プロの話によれば、60本釣れた数日前と比べてベイトの量が圧倒的に少ないとの事。あーあーあーやっぱり今日はダメなのか?
■なんとか釣れだす
野本さんはジグヘッドを落として殆どノーアクションに近い釣り方だ。んで、超ショートバイトっつーか、バスがワームをくわえる直前の前アタリを感じているという。それがホントがどうかしらないけど、そんな高度な釣りは到底無理なんで、とりあえずベイトを辞めて3ポンド+1.5号ナスの標準タックルにアライブシャッドを付けてみた。
また、どーみても野本さんはボトムに落として釣っている様に見えるので、常吉のリーダーは極端に短くしてみた。
んで、以前はシェイキングしていたんだけど、野本さんの様にノーアクションでアタリを待ってみた。ノーアクションとは言え、ちょっとだけ秘密があるんだけどそれは内緒。その方法が見事に的中した!とまでは言わないがなんとなく感触は掴めてきてちょろちょろ釣れ出す。
たまにアタリが遠のいたときには琵琶湖で吉田プロがやっていた「手釣り」で遊んだ。手より好感度なものは無いって言われるくらいだもんね。微妙な違和感を感じたらスグにアワセを入れてみたら見事釣れた(笑)しかもデストロイヤーの佐武とPro4の桂川プロの目の前だったんで「プロ4とデストロイヤーに勝ったぞ」と威張ってみた。
そんな感度抜群の手釣りも釣った後にラインがゴチャゴチャになるのは改良の余地有りだな。と思っていたが、バスが掛かったらロッドを持てば良いことに後で気づいた(笑)
結局午前中で8本(うち手釣りで2本)。午前中で早上がりの佐武は7本だから、またまた佐武に連勝だ。ほほほ。
■ひさびさのぺんぺん草状態
午後はちょっとだけシャローを撃ってみたが、今日は常吉セットしか持ってないのと、昨日からの冷え込みでどーも釣れる気がしないので再びゾノへ行ってみた。珍しく誰も居ないゾノにマーカーを打って「わーいゾノ貸し切り」と喜んでいたのも束の間、まわりでウロウロしていた船がいっぱい寄ってきた。トホホ。
さぁて釣り開始。魚探を見ているとボトムから1mくらいんとこに魚マークが出ているので常吉のリーダーを長めに取り、更に保険として超ショートリーダーの2本針にしてみた。え?卑怯モノ?いーじゃん別にトーナメントでもないし。
で、ロングリーダー作戦が当たったのか結構調子良く釣れ出す。殆どが上の針に食ってきた。午前中絶不調だった植村さんにもアタリだす。
魚探に魚の反応があればアタリがあるというゾノらしい釣りになりスーパー楽しい。挙げ句、釣れるのは俺らだけで、まったく釣れてない周りのボートはいつの間にかフェードアウトしていく。ひさびさのぺんぺん草状態に突入!あー楽しい
■最後の1匹大会
17時なりそろそろ上がりの時間。アタリも遠のき「じゃ2人で最後の1匹釣るか、17時20分になるかしたら上がりましょ」って事で、ラストスパート体制。あと20秒ってとこで俺にアタリ!「にはははは来たキタキター」有頂天になって喜ぶも水面ジャンプでラインブレイク!ガーン(涙)その直後植村さんにもヒット!しかーしこれまた水面でバレる(涙)
なんとも間抜けな結末だったけど、久々のぺんぺん草状態&アジ釣りメソッドが通用して久々に楽しいゾノの釣りを味わった一日であった。ちゃんちゃん。
本日の仕掛け:アライブシャッド常が9割
本日のオマケ:ゾノとは言え釣れるレンジとかが結構狭いのでボートポジションの取り方が釣果を左右する。また当HPでも紹介しているアジ釣りメソッドが有効。アライブシャッドが絶好調。リーパーはイマイチ。