"利根川初挑戦"
2008年10月12日(日)利根川
5匹 天気:晴れ 手段:14ftFRP
S武さんが河口湖に置いてるボートを利根川に移転したい。って3年くらい前から聞いてる気がするけど。移転前に、一度レンタルボートで様子見をしたいって言うことで同行させられた。利根川っていえば、何となく、こー、スピニング不要のいかにもなバスフィッシングで出来るイメージ?S武さんは過剰な期待をしてたようだけど・・・
遅っ
そんなワケで初利根川ボート釣りです。オカッパリは40投くらいしたことある。2匹くらは釣ったことある。ボートに乗ったのは9年前。ワールド戦の取材で深江さんに乗ったときだけ。
この時、オレが彼にとって生涯初のプレスだったんですよ!ちょっと自慢!まだ彼がちょっとヤンチャだった頃(笑)。ま、そんな話はいいとして、自分でツリするのは初めて。そして、下流域はオカッパリなんかで来たことあるけど、このエリアは初体験。
そんなワケでフルデッキの14ftFRPに9.9psですよ。まー覚悟はしたけど、フルスロットルにして「え?こんな遅い?」って改めてビックリ!マジで沢村さんのエレキ艇の方が速い。そしてエレキ。ミンコタの44。ミンコタは安全装置が付いてて、スロースタートらしいのは知っていたけど、え?こんなに遅いの?フルパワーにしても超遅い。風吹いたら終わりじゃね?連休ともあって周りにはマイボート組のバスボートとかデカいアルミがビュンビュン走り回っているわけで・・・。今日ほどバスボートが羨ましかった時は無いなぁ。
そんなワケで、機動力がありません。フィールド対比で言ったら、河口湖のロイヤル前しか動けない感じ。浅川にすら行けない感じ?初めてのフィールドだけに余計、もっと機動力が欲しかった。
なんて愚痴っても仕方ないです。ある環境で釣りをせねばね。
とりあえずボート屋さんオススメの上流側にある橋方面へ向かう。んが、走っても走っても景色が変わらない。琵琶湖の北をバスボートで走ってるときみたいだ。なので、オススメ場500m手前から釣り開始。とりあえずバズ流し。一日快晴の予報なんで、せめて朝イチだけでもって感じで景気よくバズで。佐武はトップを投げていたけど、バズ流しのスピードに耐えられずクランクかなんか投げていた。で、何も起こらず。岸沿いが思いの外プアなのよね。岸にはゴージャスなカバーがあるんだけど、水位が足りない気が。岸からちょっと離れると急なブレイク。魚探にはボラっぽい映像が盛りだくさん。でも、その上の浅いところは生物の気配が無い感じ。
しばらく流してると、クイがポツポツ。岸沿いにはちょっとしたリップラップがあったりして良い感じに。でも、これまたちょっと水位が足りない気も。あと50cmあったらサイコウに良い感じなんだけど。で、先行艇がポツポツ居るんだけど、みんなステイしてる。流してるのは俺等だけ。なんでみんな止まっているのかこの時点では解らなかった。
先行艇をバイパスにするも、ヘラ師をバイパスするにも、エレキもエンジンも遅すぎでストレス!沖を滑走しまくりの高速ボートの引き波もストレス!僻み90%ですけど。
遠目で良い感じに見える乱杭があったけど、近づくとボトムまで丸見えの水位でガックリ。ブレイクをやればいいのかもしれないけど、それはそれで漠然とし過ぎで気持ちが持たない。
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なんちゃら橋の下にちょっとだけテトラがあったので、不本意なエンジン全開(でもデッドスロー)で向かってみる。1,ミノー、トップでテトラ際 2.ミノー、トップで岸沿いまでキャスト 3,テキサス、ジグで一段下、4,ディープクランクで一段下。と4往復したけど何も起こらず。テトラのインサイドにイナッコの群れが居るくらいでバスはどーなんでしょう?居ないことは無いと思うけど。ちょっと上流側に2艇浮いてた。そしてその2艇も殆どステイしてる。
段々解ってきた。ボートが異様に多いのと、思いのほかプアなので、「ここぞ」と思うところで止まって釣りをするのがここのスタイルなのかもしんない。っても、みんな結構浅い所に投げてる割りには粘っているのが不思議。まわってくるのを待っている感じ?
地図を見る。ちょっと上流へ良く耳にする「水中堤防」があるらしいので、向かった。んが、あまりにもボート遅すぎで途中で断念。協議の結果、ちょっと下流にある水門&テトラへ。んが、これまた遅すぎで我慢出来ず。ちょうど風が吹いてきたのもあって、さっきのチョイゴロタへ。途中、一箇所で粘っている人に佐武が声を掛けた。ら、「小さいセンコーで小さいの1匹」って言ってた。やっぱりそーゆー釣りなの?ちょっと不安。
ゴロタも結局なにも起こらず。ちょっとだけ水深のありそうなカバーを割とちゃんと撃ったけど駄目。カバーの感じ、水深の無さ、ボトムの感じ、魚が居ない感じまで近所の川にソックリだ。
初バイト
ちょと下流へ行ってみる。沖へ伸びるクイがいっぱい。
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クイの沖側はかなり流れが当てって水もキレイ。そんで、岸近くは流れが緩い。真ん中くらいにブレイクが絡んでいて、流木が絡まっていたり。そんで、一番手前のクイ群は岸に大きな木があったりなんだりで凄くゴチャゴチャしてた。そのあたりにダムダムホッグのテキサスを落としたら本日初のバイト!スコココって感じの変なバイト。ギルっぽかったけど、子バスかもしれないけど、ちょっとヌルイ感じだったのでニゴイ?ま、いずれにせよフッキングはできず。ってことで、佐武にライトリグを落として貰ったらすぐにバイト!ロッドがキレイに曲がった!その曲がりはバスじゃないの?って言った瞬間バラしてた。あーぁ。貴重なバイトを・・・。
ま、まだまだクイはいっぱいあるからそのうち釣れるベ。と思ってたら、2つ先にボートが入ってきたorz。こんなに混んでるんでしょうがないですね。ってか、そのボート、すぐに釣ってた。しかも良いサイズ。羨まし~。そのボート滅茶苦茶盛り上がってて、見て見ぬふりして釣りを続けるも、落ち着いて釣りできない(笑)んが、俺等にもバイトあったし、釣ってるところ見たし、この場所は良い場所なんだなって解った。混んでいる釣り場はそれはそれで大変だけど、こういう情報源もあるわけですよね。いつも人の居ないところばっかり行くオレなので、ある意味新鮮。
で、そのボート、なかなか動かないので迂回して先へ我々もやむを得ず割り込むカタチになりつつ、同じようにクイを狙ったけども、下流へ行くほど、絡まった流木なんかが無くなってきてダメダメな感じ。もう一回オレのテキサスにバイトっぽいのあったけど乗せられずでした。その先はヘラ師がいっぱいなので迂回してテトラ帯へ。
3連発
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結構奥行きのあるテトラ帯。水門も絡んでいるけど、テトラがあって奥へは行けない。最初は浅い側を高比重ノーシンカー系とかミノーでやっていたけど、なんにも起こらない。佐武はさっきのイチバラシ以降ずっとバレットワッキーばっかりやっているし。こんなにゆっくり落とす系やってもダメなので、釣り方を変えてみる。保険で1パックだけ持ってきたボディーシャッド5インチをヘビツネにして、テトラのショルダー部を狙ってみる。一流ししたけどダメ。で、下流側の角は4mラインが寄ってて良い感じ。しつこくショルダー部を狙う。でも、なーーんにも起こりません。もうダメだ・・・・
エレキのヘッドを沖へ向け、エレキのスイッチを踏む・・・・アレ?
あーまた間違えた!!!!
ミンコタはスイッチが右にあるのよね~
んな事を一日に何度もしつつ、振り向きざまにテトラのちょっと浅いところへ捨てキャスト。視線は沖へ。そしたら着水直後ゴゴゴン!ってバイト!慌ててリールのクラッチ入れたけど間に合わず。
あーーーーー初の明確なバスバイトがorz。ワームがUの時に曲がって帰ってきた。ってか、食い方が激しかったので、まだバスが興奮してるかも?ってことで間髪入れずにもう1回投げたらフォール中ヒット~
佐武が嘘だろ?って顔してますが、オレもビックリ。まさか二回喰うとは。
佐武に賞賛される。いや、ってか、マグレなんで。これで2~3匹釣ったら威張るよ。
で、その5分後またヒット!でも、今度はちょっとだけ深いほう。切れ目へキャストしてシンカーをテトラに当てないくらいのスピードで斜めに落としている最中にグっと重くなった感じ。
釣れた深さが違うけど、ノーシンカーゆっくり落としではノーバイトだったけど、重めのツネでクイックに動かして2匹釣れたんで、これはこれでアタりですかね?
佐武も慌ててヘビツネをキャストし始めた。けど、ボトムをとってじっくり狙ってた。その釣り方じゃないのよ。飾りじゃないのよ錘はハッハー。この釣りはオレがハチロウのリップラップでやっている釣り。アクションどうやるの?って聞かれても、体が勝手にやっているので説明しがたい。でも、テキトウにティップ振りながらシンカーを底に当てないように泳がせてるだけです。
いよいよ焦った佐武さんと船首交代。彼の釣りを見てたけど、まだ違うんだよね~、ってか、ロッド硬すぎだよね~、って思いつつ、あれで釣れたのならば、これでも釣れるだろう、ってことで、ジグヘッドの斜め落としに。スピニング用のワームは持ってきてないので、佐武にアライブシャッド4インチを貰った。で、後ろでテキトウにショルダー部分に斜め落とし。でもちょっと1/16ozだと遅いかも。3/16ozくらいのスピードがあってるか?それよりも、1/2ozFB+スピードクローでも良いかも。そろそろリグを変えようって思ったらグーって重くなってた!
段々サイズダウンするけど3匹目。
良い感じになってきた。んが、その先のテトラ帯はダメでした。際よりちょい沖が2mくらい。さっき釣ったのは4m。その違いかな?それともたまたま群れがまわってきた?あと、さっき釣ったのは、流れが無くて水面がアワアワしてた。最初にバイトあったクイもアワアワ。アワアワデーなんですかね?
しばらくこのストレッチをやったけどその後は何も起こらず。昼からは支流へ行ってみることに。ここでオレは昼寝。
長門川へ
支流へ到着したらしい。佐武に起こされる。いや、オレは寝てるから勝手にやってて。って言ったんだけど、話が通じない。だからオレは寝るってば!
って体を起こした。
あ、オレ、フロントデッキに寝てた(笑)
このまま後ろで寝ようと思ったけど、猫の治療費で破産寸前なので、もう今年最後のボート釣りかもしれないんで、寝ずに頑張るぜ!
で、この川もまた、岸沿いはゴージャスなカバーが盛りだくさんなんですが、なんせ水位が低い。あと、もうちょっと硬いボトムが欲しいなー。ボラが24000億匹くらいいるんだけど、バスは居るんでしょうか?ってか、ここもボートがいっぱい流してて、プレッシャーも相当高いぜ。結構バス釣り人口って多いんだなーって思った。
で、とっても釣れる気がしない。でも、オーバーハングがいっぱいあってキャストが楽しい。ジャバロン+ウエイト付きオフセットだとスキッピングが決まりまくり。ま、奥へ入れても入れても釣れないんですが。あまりにも後ろからズバズバやるので、佐武が「オレもやりたい」って。しばらくスキッピング講習会。ま、奥へ入れても釣れないんだけど。
そんなわけで生命はボラしか居ないと思っていたけど、ナニゲに岸沿いの沈み木の周りにはエビがいっぱい居るみらい。ルアーが飛んでいくとビックリしてピチャピチャ逃げるのを何度も見た。ってことで、エサはあるようなんで、バスも居るんでね?ちょっとだけやる気アップ。
ちょっと進むと丸い大きい石のエリアへ。こりゃ釣れるべ!ってことで、佐武にエビっぽいセンコー3インチスモークカラーを貰って岩陰へキャスト!なんと一発でヒット!
ちょっとオレ、カッコイイ~って自惚れたら巨ギルorz
でもさすがセンコーだぜ。世界で一番オレにだけカットテールはつれないけど、こんなオレにでもセンコーは釣れてくれる(嬉)
ちょいと進んだら橋脚に沈船が絡んだスポット。センコーを遠投。フォール中にラインが斜めに。ヒット~。またギル?
いや、今度はバスでした。マジカヨ~4匹目かよ~と焦る佐武。段々無口になってきた。「カットテール投げれば釣れるってば、オレには釣れないけど・・・」
で、次の橋脚へ投げた佐武のカットテールをバスが食べた!「これで帰れる~」って。いや、オレも嬉しいよ。帰りの車内ムード考えると。
15時を過ぎちょっと曇ってきて風も出てきた。ってことで、ここからはひたすら遡りながらスピナーベイト、バズベイトを巻きまくり。でも、ダメですね~。良い感じに見えるんですが、なかなか。プレッシャーもキツク、みんなスピナーベイト投げているし。簡単ではありませんねぇ。
これ以上遡ってもイマイチな感じなので、Uターンして対岸を下る。こっちも3艇流した後だし、スピナーベイトはダメっぽい。なのでワームで流す。
佐武に2回目のビッグバイトが!でも巨ギル。そしてオレにスモールバイトが!15cm!お友達こんにちは!
再び巻物でボート屋付近まで流したけどなにも起こらず終了でした。
初めてのフィールドなので、他の状況は知らないけど、今回はちょっと水位が低かったように思います。水の跡見てももう30cmは高いときもある模様。70cmくらい上にも大水の痕跡あり。本流もあと30cm水位があったら結構楽しそう。それもこれも含めての川の釣りなんですけどね。あと愚痴っても仕方ないけど、もうちょい速いボートでもっと色々回ってみたかったなぁ。
そんなワケで、結論的に、佐武は移転はしない模様。ってか、フレーニングする普通のアルミなら楽しそうだけども、釣り云々もあるけど、家から近くない・渋滞がある等々色々総合するとやっぱり河口湖でいいやって感じみたいです。
それはともかく今回はダメダメだったけど、いわゆるハイシーズンにもう1回行ってみたいな。