"記録途絶えた..."
1998年10月17日(土)牛久沼
3匹 天気:雨気温朝18度?水温21度 手段:
■ここが牛久沼
牛久沼と言えば、、、高校生の頃好きだった爆風スランプの2枚目のアルバムに「う、っし、っく」って始まる牛久にある高校を舞台にしたthe Goodbyっていう歌がある。だから、こころの中でそのイントロがくり返されてた。あとは、あれだな、今年の初めに同じく佐武とレンタルボート借りに来たのに「臨時休業」だったという思い出。
あ、前置きが長いな。
金曜日の夜2時に中野を出て5時頃に現地到着。まだ周りは真っ暗。気になる台風は...風は割と強く雨はずーっと降っている。ムムム。今回は佐武のアルミで出るんだけど、本人はすっかりヘタレモードでボートを出そうとする元気を失いグーグー寝ている。仕方なく夜明けを待って岸釣り開始。
準備をしていると、後ろに車を止めていたアングラーに声をかけられる。凄く明るくフレンドリーに。その人の話ではどーやら、台風の為、今日もレンタルボート屋は休みらしい。ううう、これで2回目じゃ。
とりあえずポートビララバジにZOOMのツインテールグラブで稲荷川を撃つ。雨が酷くなったんでレインウエアのフードを被ろうとしたとき、ココっとバイト!ぁーーぁ。乗せられない。ケ。
そーこーしてるうちに佐武も起きてきて2人でとりあえず岸釣り。
こーゆーフィールドはあんまり経験がないんだけど、八郎潟に似ているんで、その経験を活かして釣り歩く。
アシが変化してるとこを重点的に攻める。そして30分後待望のヒット!ウゲ、重い。ビッグフィッシュ?バレちゃ困ると強引に足下に引き寄せる....つもりだが、ドラグがちょっと緩い。あー巻けない,,ドタバタしつつもようやく足下まできた。一瞬見えた魚体は40アップ間違いなし。ホッホッホー。心の中で「あーデジカメ置いて来ちゃった」「佐武の悔しい顔が見れる」とか思いつつ、抜き上げた瞬間、、、ポロッ。ガーン(涙)
あーあーあーコレだからラバジは難しい。今の常吉なら取れてたよなぁ。
7時になり雨はいっそう激しくなる。風も強い。佐武はヘタレてまた車で寝るというが、魚が居ることは解ったんでやる気倍増だ。ラバジは難しいので、テキサスとゲーリー8インチのノーシンカーをアシ際に落とす作戦に変え、内心「あー常りてー」と思いつつ2時間ほど真剣に釣る。
しかし、結果は...
途中またまた声をかけられる。もの凄くフレンドリーに100万ドルの笑顔で声を掛けられたので、あれ?知り合いか?誰だっけ?あーあーと悩みつつ受け答えする。どーやら知らない人の様だ。しかし、ここはみんなフレンドリーだな。北浦の様に混雑してないから釣り人の心にも余裕があるのか?とにかく気持ちよい釣り場だな。
最近の佐武は、ちょっとでもコンディションが悪いと「もう帰る」とスグにヘタる、ぺんぺん草流に言うと「ウエムラ」なので、今日もハラハラドキドキものだ。このまま1バラシで終わるのか!?ヤバイぞ。ってことで、一旦車に戻り常吉セットを準備する。
冨樫「おい、オレは常るぞ」
佐武「え?裏切り者?卑怯もの?うそつき?」
冨樫「やかましいわ。文句あるなら起きて釣りしろよ」
と捨てぜりふを吐いて常吉開始。
3号ナスのヘビ常八郎潟スペシャルでアシ際を撃ち歩く。で9時半過ぎやーーーーっと1匹目。30cmチョイだったけど、ウレシーーーーー。こんな嬉しい1匹は久々だよ。ここのバスは割とキレイだな。緑色でバス模様が無いけどヒレとかはキレイだ。ほっほほ。
さて、この1匹は何故釣れたか考えよう。あ、そーいえば、今、雨は止んで風もおさまっている。そのせいか?それとも場所?それともマグレ?とりあえず、釣れた場所へもう一度キャストして深さと底質とストラクチャーの有無を調べよう。ってことで、もう一度同じとこにキャストした瞬間「コツ」はっはっは2匹目。でも25cmくらいのマメ。何だ何だ?回遊か?それとも風が収まって一瞬だけ活性が上がったのか?
5メートルほど進んで、またアシの変化してるキワを撃つ。と、ラインに変化、、ビシッ、乗った。嬉しい~3匹目ゲット。今度はパッと見40cmくらいだ。ほっほっほ。でも、指で計ったら40cmには遠く及ばない(笑)でも嬉しい。
勢いに乗って上流へ向かって釣り歩くが、その後マメっぽいアタリが3度ほどあったのみ。ギルかな?硬めのロッドでラインもほとんど出してないので、あーゆーアタリは乗せにくい。スピニングロッドなら乗せられたかもなー。まぁいいや。
■船を出す昼になりやっと佐武も動き出す。とりあえずコンビニでウンコしてアルミの準備開始。雨はちょっとおさまっているが風は割と強い。
稲荷川上流はボート禁止らしいので牛久本湖へ向かう。走りながら魚探を見ていたが、これぞ平地のフラットレイクって感じ。2m未満が永遠に続く。山中湖を更にのっぺりさせたような感じ。どーやって攻めるんだろう?
本湖の西岸でエレキを降ろす。しかししかし風が強くて「プロのエレキ操作テクニックを見せてやる」とイバった佐武プロも5分後には「ダメだ」と弱気。しかたなく西谷田部川へ向かう。
風裏側を永遠ラバジ、テキサスで撃ちまくるが、なーんも反応無し。釣れる気がしない。最初はエグれているアシの感じから「州の野原より釣れそうだね」とか2人言ってたが、2時間後「だんだん州の野原に居るような錯覚に」(笑)
「ここ魚いねー」と勝手な判断を下し、今度は東谷田部川へ。さっきから2人とも同じ様な釣りしているんで、ひょっとしたらスピナベとかクランクでバコバコじゃねーか?とか言って、そっち系で攻める。しかし、2人とも長くは続かない。「一日中スピナベ投げれる人を尊敬する」という結論に達して「もうダメだ上がろう」
■記録途絶える船を降ろした稲荷川へエンジンで戻る。
あーあーあー結局ボートじゃノーフィッシュだよ。ん?待てよ、そー言えばオレ今年ボートでノーフィッシュは一度も無かったんだ。ゲ、ヤベ、記録が...あーヤバイ。これではイカン!最後にちょっとだけ河口付近を撃ってみようって事になり常吉で超マジで釣る。でも、あーダメだ。もはやコレまでか...
「じゃ最後の最後にあそこの橋脚だけやらせてくれ」と佐武に頼んで橋脚を撃つ。そして遂にヒット!しかもデカイ!
とは言え、ヒットしたのはオレじゃなく佐武に(涙)ファイト中の佐武、マジで嬉しそう。念願のラバジでの一匹。アシ際じゃなく橋脚での1匹だけどな。無事ランディングしたそいつは結構デカイ。42~3ありそうなナイスバスだ。おめでとう。ノーフィッシュを逃れたね。
結局オレはボートではノーフィッシュで記録が途絶えた。けど、まぁいいや3対1でまた佐武に勝ったからな。
結局、谷田部川は全くダメで釣れたのは稲荷川だけだった。あちこちにエリがガンガン入っているのでバスも動けないのか?よく解らないが、しかしまぁ釣れないとこだ。来年のワールドシリーズでプロがどー攻めるのかとっても楽しみ。
本日の釣果:3本本日の仕掛け:HLZ601MFB+TDX105HV+SHN8lb+ナス3号の常吉ロボストレート4.5インチ テキーラサンライズ*3
本日のオマケ:佐武プロ最後の最後で1匹。稲荷川の岸釣りでは周りもぽつぽつ釣っていた。